中国雲南省の最南端、ラオスとミャンマーの国境を接するシーサンパンナ・タイ族自治州(西双版納)。
ここは「中国なのに東南アジア」と形容されるほど、雰囲気・文化・気候すべてが中国本土とは大きく異なる地域です。ここはタイと勘違いされるほど東南アジアの街並みで面白い所です。
その中心都市・景洪郊外に位置するところに泰族園があります。
泰族園は、タイ族の生活様式、信仰、建築、食文化、そして年中行事を、体験として味わうことができ、さらに、旅のハイライトとして欠かせないのが、メコン川を高速ボートで下る6カ国国境スピードモータークルーズや水かけ祭り(潑水節)です。
この記事では、泰族園での体験を軸に、メコン川クルーズや水かけ祭りまでを一気に紹介していきます。
今回の内容が旅の参考になれば幸いです。
目次
西双版納 シーサンパンナ・タイ族自治州とは

シーサンパンナ・タイ族自治州は、中国雲南省最南端に位置し、ラオスとミャンマーと国境を接する少数民族自治州です。
「シーサンパンナ(西双版納)」という名称は、タイ系言語に由来し、「十二の行政区域」または「十二の千戸区」を意味するとされています。
州都は景洪市で、地域の行政・観光の中心となっています。メコン川(中国名・瀾滄江)が州内を貫流し、古くから中国内陸部と東南アジアを結ぶ要衝として発展してきています。

このため、シーサンパンナは中国でありながら、東南アジア諸国と文化的・歴史的な連続性を持つ地域として知られています。

主要民族は泰族(傣族)で、上座部仏教を信仰し、高床式住居や水を重視した生活文化など、東南アジア諸国と共通する文化的特徴を有しており、気候は熱帯モンスーン気候に属し、豊かな森林や熱帯植物が広がる自然環境も大きな魅力です。冬でもとても暖かいので冬の旅先におすすすめ!

民族文化、国際河川メコン川の景観、潑水節(水かけ祭り)に代表される年中行事などを体験できる地域として、シーサンパンナは中国国内でも独自性の高い観光地として知られていますが、日本人はほとんど知っている人はいません!知る人ぞ知る穴場観光地です。

泰族園訪問! 「住んでいる文化」をそのまま残す場所

泰族園の入口は整備されており、中国国内の主要観光地らしくチケット売り場も分かりやすいです。

入園チケットは現地購入が可能で、外国人でも特に複雑な手続きはなく、パスポート提示程度でスムーズに購入可能!

観光ワゴン込みの価格で、105元。

ゲートを抜けると、景色は一気に変わる。高床式の木造家屋が並び、南国の植物に囲まれた空間は、中国国内にいることを忘れさせるほど東南アジア風です。


園内はとても広いので歩いて回ると1日かかることも。園内には観光ワゴンがあるので上手に活用すると便利です!

泰族園は、実際の泰族の村落を再現・保存した文化観光エリアで、竹と木で作られた高床式住居が立ち並びます。

屋根は急勾配で、床下は家畜や道具置き場。これは雨季の洪水や湿気、害虫から生活を守るための知恵だと思います。
園内を歩くと、観光用に作られた展示というより、今も人が暮らしている村にお邪魔している感覚に近いです。

女性たちは色鮮やかな泰族衣装をまとい、機織りをし、香草を刻み、子どもたちは裸足で走り回る。
特に印象的なのは、人々の表情がとても穏やかなことだ。これは仏教(上座部仏教)が生活の中心にあるためで、怒りや争いを避け、徳を積むことが重視されている文化背景がある。

園内には、金色に輝く小さな仏塔(パゴダ)が点在しています。
泰族にとって、水は命であり、仏教と深く結びついている存在です。


まさにタイ旅行に来た感覚です。写真を見てここが中国と言わなければわからないです。


メコン川スピードモータークルーズ 6カ国国境を水上から体感する

シーサンパンナ観光の最大のハイライトが、メコン川のスピードモータークルーズです。
チケットは299元と少し高め。

チケットにはスピードボート乗車券にフルーツ食べ放題チケット、6カ国国境のポールでの記念写真が含まれています。

安全装備に着替えて、ボートに乗り込みます。

景洪近郊から出発する高速モーターボートに乗ると、川幅数百メートルのメコン川を一気に下ります。エンジン音とともに風を切り、水しぶきを浴びながら進む体験は、まさに「川のシルクロード」を体で感じる瞬間です。

転覆しないのか不安になるぐらいの勢いで、ボートを左右に揺らしながら進んでいきます。しっかり掴まっていないと振り落とされます。
途中、対岸に見えるラオスの村や密林に覆われたミャンマー側の山影、国境を示す標識などを運転手が説明してくれます。

パスポートを持っていなくても、視覚的・感覚的に国境を体験できるのがこのクルーズの魅力だと思います。
船の上で中国の国旗を全員持たされて記念撮影をされましたw

「川一本で国も言葉も変わる」という事実を体感できるが、全体として感じるのは、緊張よりも静けさです。
メコン川は国を分ける線であると同時に、何百年も前から人々の移動や交易を支えてきた「つなぐ存在」でもあるので、国境は壁ではなく、風景の一部として静かに存在しているのがここで感じられます。
私は国境旅をたくさんしてきていますが、丹東と北朝鮮国境や金門島と中国大陸(廈門)や韓国のDMZの国境と比べて、監視施設や巡回艇、対岸にはフェンスや高い壁があるわけではなく、とても穏やかな感じで場所によって違うことがわかります。



6カ国国境のポールがあるのでここで記念撮影!

国境好きにとってとても味わい深い場所に来た感じです。

水かけ祭り 水で祝う新年の狂騒

泰族最大の祭りである水かけ祭りが潑水広場で 毎日開催されます。

これはタイのソンクラーンと同源の行事で、「水をかけることで穢れを洗い流し、幸福を呼ぶ」という意味を持つのだとか!
朝は仏像への清め水から始まり、昼頃になると一気に雰囲気が変わり、大音量の音楽が流れ、バケツ、水鉄砲、ホース——ありとあらゆるもので水をかけ合う大水合戦が始まります。

重要なのは、ここでは見知らぬ人同士、年齢、国籍関係なく全員が笑顔ということでとても楽しいお祭りです。
濡れることを嫌がる人はいない。むしろ「どれだけ濡れたか」が楽しさの指標になり、この祭りを体験すると、泰族にとって水が単なる資源ではなく、「祝福そのもの」であることが理解できます。
観光の注意点

午前中は混雑しやすいので、比較的落ち着いて見学したい場合は、昼過ぎ以降の入園がおすすめです。
シーサンパンナは年間を通して高温多湿であるので、動きやすく通気性の良い服装、歩きやすい靴(園内は舗装されていない道も多い)帽子、日焼け止め、飲料水は必須です。
特に水かけ祭り中は、確実に濡れるため、防水バッグや速乾性の服装が望ましい。スマートフォンやカメラの防水対策も重要です。

観光を計画

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まとめ

泰族園、メコン川6カ国スピードクルーズ、水かけ祭り。これらを通して強く感じたのは、シーサンパンナは、中国国内でありながら、中国的な価値観だけでは説明できない世界にあり、東南アジア的な緩やかさ、仏教的な静けさ、そして国境を超えて続くメコン川の流れを体験できる非常に濃密な場所であると思います。
最近日本人は中国が嫌いと一言で片付けてしまいがちですが、もし「中国のイメージを覆す旅」をしたいなら、雲南省、シーサンパンナ、そして泰族園は間違いなくその価値観が壊されると思います。

ちなみに雲南省はもっと広く雪山の香格里拉(シャングリラ)から南国の西双版納(シーサンパンナ)まで、気候と文化景色が大きく変わります。とても楽しいエリアで、旅のブログも書いているので読んでみてください!
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