【疑問】西国巡礼の番外札所って?参拝するべきなの?見どころを解説!

西国三十三ヶ所巡礼

「西国番外札所を巡礼する人」

「西国三十三所で番外札所があるんだけど、番外札所って何?どんな札所があるの?どこが見どころなのかもよくわからないので教えて欲しいな。」

今回はこういった疑問にお応えしていきます。

本記事を書いている僕は、過去に30か国以上訪問してきた経験から、旅のコツを経験をもとに得た情報を発信しています。また、お金をあまりかけずにお得に旅するコツなども紹介しています。

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西国巡礼の番外札所とは

西国番外札所は、通し番号が付いていない札所のことで、33箇所以外に西国巡礼とゆかりのあるお寺を番外札所と名付けられています。

西国巡礼を創設した徳道上人や巡礼を復興した花山法皇のゆかりのあるお寺3つがあります。

番外札所は33箇所のお寺とは違い、本尊が観音さまでありません。

番外札所 法起院 奈良県

西国札所第8番の長谷寺の開山である徳道上人が晩年過ごしたお寺です。

西国巡礼を創設した徳道上人は、病におかされていた際、閻魔大王と出会い、「あなたは死ぬのは早い、世の中の悩み苦しむ人々を救うために、33の観音霊場を開き、観音菩薩の慈悲の心に触れる巡礼を勧めなさい」と命じられ、三十三の宝印を授り、観音霊場の礎を築いたのですが、当時の人々には受け入れられず、三十三の宝印を中山寺の石櫃に納めてしまったのです。

徳道上人が80歳の時、境内の松の木から「法起菩薩」と化して、飛び去ったと言われ他ので、寺名はこのことに由来するようです。

長谷寺の山道からすぐの少し奥まったところに山門が構えてあります。

境内はコンパクト!山門前には徳道上人の御廟の三重塔があります。

他に「上人沓脱石」があり、さわれば願い事が叶うと信仰されていています。この石から上人は飛び去ったのです。

番外札所 元慶寺 京都

西国三十三所巡礼を復活・再興させた花山法皇が出家、法皇になったお寺です。

花山法皇は、徳道上人が三十三の宝印を中山寺の石櫃に納めてしまった約270年後に宝印を掘り起こし、再興させたのです。

京都市山科区の住宅街に中国風の竜宮造の山門があります。

参道の両脇には柵があり、その柵の先には苔が美しい景色が広がっています。

境内はこじんまりとしています。 元慶寺の本堂は江戸時代の再建です。

番外札所 花山院菩提寺 兵庫県

西国三十三観音霊場を復活させた花山法皇が住んでいた場所で、41歳の短い生涯を閉じたお寺です。

西国三十三所巡礼の中でも特に別格の聖地とされ、有馬富士がよく見える山の中にあるお寺です。

境内には7体のお地蔵さまが安置され、幸福の七地蔵と呼ばれているのですが、それぞれ持っているものが違い叶えてくれる願いも変わります。

花山法皇の御廟もありました。かなり大きいです。

不動堂の隣に見晴らしが良い展望所となっている場所から御詠歌に詠まれている有馬富士が望ことができます。お天気が良いと小豆島まで見えるのだとか!!

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参拝するべきなの?

番外札所は参拝しなくても西国巡礼の満願を達成することは可能ですが、時間に余裕があればぜひ行っておきたいところです。

番外札所は西国三十三所を早創したと伝わる徳道上人や西国三十三を再び盛り上げた花山法皇ゆかりの地なので、より深く西国巡礼を楽しむことができます。

番外札所は基本札所のすぐ近くにあるので、比較的行きやすく、またほとんどの西国巡礼御朱印帳には番外札所分の御朱印スペースがあるので、御朱印も受けやすいです。

まとめ

西国巡礼の33箇所以外にもいくつか番外札所があって、参拝するのに大変だと思う方がいらっしゃるかと思いますが、満願だけが目的であれば回る必要はありませんが、より深く掘りして西国巡礼を楽しみたい方はぜひ参拝してみましょう!

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