【西国三十三所10番】三室戸寺参拝記!見どころ・御朱印など紹介 アジサイ畑は優美で有名!

西国三十三ヶ所巡礼

西国三十三所巡礼で三室戸寺を参拝する人

「西国三十三所10番の三室戸寺を巡礼するんだけど、三室戸寺ってどんな寺か知らないし、どこが見どころなのかもよくわからないな。あと、参拝の注意点や周辺のおすすめ施設とかもあると教えて欲しいな。」

今回はこういった疑問にお応えしていきます。

三室戸寺は、「花の寺」としても知られ、特にアジサイ畑は全国的に有名。花に彩られる優美な観音霊場です。

今回は【西国三十三所10番】三室戸寺の見どころや参拝の注意点、周辺のおすすめ施設などについて詳しく紹介していきます。

本記事を書いている僕は、過去に30か国以上訪問してきた経験から、旅のコツを経験をもとに得た情報を発信しています。また、お金をあまりかけずにお得に生活するコツなども紹介しています。

 

ではさっそく【西国三十三所10番】三室戸寺の巡礼をみていきましょう。

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【西国三十三所10番】三室戸寺の基本情報

西国三十三所 第10番札所の三室戸寺は、京都府宇治市にある本山修験宗の別格本山です。

宗派 本山修験宗 開基 行表和尚
御本尊 千手観世音菩薩 創建 宝亀元(770)年
御詠歌  夜もすがら 月を三室戸 わけゆけば 宇治の川瀬に 立つは白波

御詠歌の意味は?

夜通し、月を見ようと、分けいくと、宇治川の川瀬に白波が立っていたと、宇治川の自然を詠んだ歌で、王朝風の世界を感じさせる古様の歌です。月を見る 三室戸は掛詞となっている。(西国巡礼慈悲の道より引用)

岩間寺の物語

光仁天皇が金色の霊光を感じ、使いの者にその源を求めさせたところ、宇治の志津川上流の滝壷に千手観音を発見しました。

滝壷に飛び込んだところ、一枚の蓮の花びらが流れてきて、千手ではなく二臂の観音に姿を変えたそう。

光仁天皇がその観音さまを安置し、当初は御室戸寺と称していましたが、光仁、花山、白川天皇の離宮となり、御を三に変えて、三室戸寺と改めました。

桓武天皇が二丈の観音像を造立し、先の一尺二寸の観音像は胎内に納められたということです。

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「三室戸寺」の参拝訪問記 見どころを紹介

三室戸寺の入り口はこちらです。柵のゲートよりこの先は拝観料を納めて入ります。

柵のすぐ右手にある拝観受付があります。

柵から先には道が続いています。

天気も良かったので、散歩日和で歩きやすかったです。

先へ進むと山門が見えてきます。

山門をくぐり進むと、石段が見えてきます。60段あります。

この石段を登った先に本堂があります。

登るとすぐに宇賀神さまがおられます。

顔は翁、体は蛇で蓮の花にのっている像です。

耳をさわると福がくる、髭を撫でると健康長寿の御利益がある、しっぽをさすると金運がつくと言われています。

よく見るとなかなか奇妙な神様です。中国にありそうな神様ですね。

階段上ったすぐ左手に不動水が湧き出ている場所があります。

そして先にあるのが本堂です。京都府指定文化財になっています。

明星山三室戸寺は、宝亀元年(770)の創建です。後ろの山が標高233mの、その明星山です。

本堂前には、これから向えるたくさんのハスの鉢が置かれています。夏になると、100種類、250鉢のハスが咲き競うそうです。

本堂の両脇には「福徳兎」と「勝運の牛」がいます。

福徳兎

『球中の玉子が立てば運気があがり、足腰健全になると伝えられています』

勝運の牛

『口の中にある玉をさわると勝運がつくと伝えられています』

昔、三室戸寺へ観音詣をしている百姓 富右衛門がいました。富右衛門が飼っていた牛は弱々しい牛だったのですが、観音さまの御利益で立派な牛になったそうです。その後、このあたりで一番強い牛に勝ち、富右衛門は報奨金を得たうえ、牛の仲買人として成功したという故事があります。

この故事にちなんでここに牛の像があるということです。

本堂に上がってみます。

御本尊の千手観音は秘仏で、かつては33年に一度、御開帳されています。

(現在では不定期ということで、前回は平成21年(2009)に84年ぶりに御開帳されています。)

現在三室戸寺は西国10番札所でありますが、かつては33番目であったとのことで、由緒正しき、篤い信仰を集めたお寺であることが伝わってきます。

お前立ちは常時拝見することができるのですが、なかなか不思議な観音さまで、二臂(腕が二本)であるにもかかわらず、千手観音です。しかも、かつて見たことがないような容姿であられます。

参拝終えた後も再び境内をじっくり散策でいていきます!

本堂の横に鐘楼と三重塔がありました。

三重塔は近くで見ることもでき、立派な佇まいです。

注目の見どころスポット:五千坪の大庭園のアジサイ園はお見事!

本堂へ続く参道の途中に巨大な庭園があります。紫陽花の季節になるとたくさんの花が咲き、多くの人で賑わいます。

特に”あじさい寺”として全国的に有名で、紫陽花ランキングには必ずランクインしています。

かなり広い庭園には休憩スポットもあります。

アジサイが飛び込んでくる景色がとても素晴らしいです。

御朱印と散華

西国三十三所の各お寺では御朱印帳(納経帳)、専用八角形の用紙(曼荼羅)、白衣、掛け軸などに御朱印(納経印)などで書いてもらうことができます。料金は300円です。

西国三十三所 御朱印

西国三十三ヶ所

*中央の字は千手大悲殿と書かれています。

草創1300年特別印

*本尊の千手観世菩薩を表す梵字を中央に配したデザイン。

散華

西国三十三所早創1300年記念事業では、御朱印を頂くとオリジナルの散華を無料で頂けます。

散華とは、「蓮華(ハスの花)の花びら」を模した紙のお守りのことで、札所ごとに観音経の一字が書かれ、各札所分すべて集めると、以下のように観音経の一部が完成するというものです。

私がお勧めする御朱印帳・散華台帳 これさえあれば大丈夫!!

アクセスの仕方

三室戸寺は、京都府宇治市に位置しているので、アクセスしやすい。

住所 京都府宇治市莵道滋賀谷21
拝観時間 8:30〜16:00
御朱印受付時間 8:30〜16:00
拝観料 500円
駐車場 あり 500円
アクセス 京滋バイパス「宇治西IC」から約4km
公式サイト こちら

周辺のおすすめ施設を紹介

西国三十三所巡りで急足でお寺からお寺に訪問するだけではもったいないです。周辺の観光スポットや施設、飲食店をじっくり楽しむことをおすすめします。

スイーツ巡礼

西国三十三所巡りで見逃せないのがスイーツ巡礼です。西国三十三所のお寺と関わりのある名産品、地元の特産物などを頂きながら巡礼するとまた別の楽しみが増えるのでおすすめです。

あじさい飴

西国巡礼限定スイーツ。アジサイの名所として知られる三室戸寺ならではのスイーツで、カラフルな飴が境内内で販売されています。

ランチ・軽食におすすめ飲食店

ロバ

ゆったりとした時間が流れる古民家カフェのお店です。健康的なあっさりしたランチが美味しい。

住所 京都府宇治市宇治壱番83
営業時間 11時30分~21時30分(月・火曜日休)
アクセス 三室戸寺から車で10分
通圓

創業850年以上の茶屋。名物の団子や宇治のお茶など、宇治川を眺めながら頂ける。

住所 京都府宇治市宇治東内1
営業時間 10時00分~17時00分
アクセス 三室戸寺から車で6分

周辺おすすめ観光スポット

平等院

宇治上神社

三室戸寺周辺のおすすめホテル・宿泊

ホテルトレンドJR宇治駅前 駅近でお手頃

 

宇治第一ホテル 観光におすすめ

 

【西国三十三所】前後の札所の紹介!

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まとめ

三室戸寺は花のお寺と言われるだけあって、四季折々の花が咲く優美な観音霊場です。初夏のアジサイの時期もおすすめですが、秋の紅葉も素晴らしいので、また時期をずらして再訪してみようと思います!

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