西国三十三所巡礼で今熊野観音寺を参拝する人
「西国三十三所15番の今熊野観音寺を巡礼するんだけど、今熊野観音寺ってどんな寺か知らないし、どこが見どころなのかもよくわからないな。あと、参拝の注意点や周辺のおすすめ施設とかもあると教えて欲しいな。」
今回はこういった疑問にお応えしていきます。
今回は【西国三十三所15番】今熊野観音寺の見どころや参拝の注意点、周辺のおすすめ施設などについて詳しく紹介していきます。
本記事を書いている僕は、過去に30か国以上訪問してきた経験から、旅のコツを経験をもとに得た情報を発信しています。また、お金をあまりかけずにお得に旅するコツなども紹介しています。
目次
ではさっそく【西国三十三所15番】今熊野観音寺の巡礼をみていきましょう。
【西国三十三所15番】今熊野観音寺の基本情報
西国三十三所 第15番札所の今熊野観音寺は、弘法大師・空海が開創されました。
宗派 | 真言宗泉涌寺派 | 開基 | 弘法大師 |
御本尊 | 十一面観世音菩薩 | 創建 | 天長年間824~ |
御詠歌の意味は?
今熊野観音寺の物語
観音寺は825年頃、嵯峨天皇の勅願により弘法大師が開創されました。
弘法大師・空海が東山で老翁に姿を変えた熊野権現に出会い、小さな観音像を託された。
弘法大師は、自ら刻んだ十一面観音像の胎内に、その熊野権現から託された小像を納めて本尊とし、堂を建てたそうです。
「今熊野観音寺」の参拝訪問記 見どころを紹介
今熊野観音寺へのアクセスは、鳥居橋と呼ばれる橋を渡ります。
新緑がとても綺麗で心が落ち着きます。秋には紅葉が美しい場所で有名です。
橋の先を進んで行くと門があり、車はここに駐車することが出来ます。
ここが今熊野観音寺の入口です。
参道を進んで行くと大きな像が見えてきます。こちらは子護大師の像です。
弘法大師が子供たちを護ってくれているということで、子供の像も周りにいます。
子護大師像の後ろにある階段を上ると本堂です。
御本尊は弘法大師御作といわれる十一面観音で、後白河法皇の頭痛が平癒したことから「頭の観音様」と呼ばれ、頭痛封じ、ぼけ封じ、知恵授け、健康長寿などの祈願で有名です。
熊野権現より授かった十一面観音が体内仏として納められています。御本尊は秘仏ですが、同じお姿の御前立ちがいらっしゃいます。
本堂は自由に上がることが出来ますが、写真撮影はだめでした。
参拝を済ませたら境内を散策〜。
本堂の近くに五智の井があります。
五智水が井戸水として湧き出しているのが「五智の井」です。ここには弘法大師の霊水と言われるお水が流れています。
境内を山側へ進んでいくと、弘法大師を祀る大師堂やぼけ封じ観音様がいらっしゃいます。
その近くには、稲荷社と熊野権現社があります。
弘法大師に一寸八分の観世音を授け、この地の守護神になると約束された熊野権現です。
境内の奥には、医聖堂があります。山を少し登らなければなりませんが、そこから京都の市街地を眺めることが出来ます。
このお堂は、医と宗教がともに手をたずさえて、人類がともに明るく健康に暮らせるような社会が築かれますよう、との住職の願いを込めて建てられています。
境内には休憩する茶所という場所があるのですが、そこからの景色がお見事です。
夏場は新緑が。秋には紅葉が綺麗に見ることが出来ます。
嬉しいことに今熊野観音寺は拝観料がないので、境内の新緑や紅葉は無料で鑑賞できます。参拝はこれで終わり〜。
御朱印と散華
西国三十三所の各お寺では御朱印帳(納経帳)、専用八角形の用紙(曼荼羅)、白衣、掛け軸などに御朱印(納経印)などで書いてもらうことができます。料金は300円です。
西国三十三所 御朱印
西国三十三ヶ所
*中央の字は大悲殿と書かれています。
草創1300年特別印
*今熊野波という力強い寺門の特別印。
散華
西国三十三所早創1300年記念事業では、御朱印を頂くとオリジナルの散華を無料で頂けます。
散華とは、「蓮華(ハスの花)の花びら」を模した紙のお守りのことで、札所ごとに観音経の一字が書かれ、各札所分すべて集めると、以下のように観音経の一部が完成するというものです。
私がお勧めする御朱印帳・散華台帳 これさえあれば大丈夫!!
アクセスの仕方
今熊野観音寺は、車でも公共交通機関でもどちらでもアクセスできます。
今熊野観音寺の巡礼情報 | |
住所 | 京都市東山区泉涌寺山内町32 |
拝観料 | 無料 |
拝観・御朱印時間 | 【拝観】8:00~17:00
【御朱印】8:00~17:00 |
アクセス(電車) |
|
アクセス(車) | 名神高速「京都南IC」から約6km |
駐車場 | あり 数台 |
WEBサイト | 公式サイトはこちら |
周辺のおすすめ施設を紹介
西国三十三所巡りで急足でお寺からお寺に訪問するだけではもったいないです。周辺の観光スポットや施設、飲食店をじっくり楽しむことをおすすめします。
スイーツ巡礼
西国三十三所巡りで見逃せないのがスイーツ巡礼です。西国三十三所のお寺と関わりのある名産品、地元の特産物などを頂きながら巡礼するとまた別の楽しみが増えるのでおすすめです。
東山五色豆(青山豆十本舗)
西国巡礼指定のスイーツ。今熊野商店街にある豆菓子のお店。カラフルで縁起の良い豆菓子です。
住所 | 京都府京都市東山区泉涌寺門前町24 |
営業時間 | 10時00分~17時00分(土日定休日) |
アクセス | 今熊野観音寺から徒歩7分 ; |
周辺おすすめ観光スポット
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まとめ
西国巡礼15番今熊野観音寺は、四季によって違う風情がみれるので、別の季節にも訪れて見ることをおすすめします!特に紅葉の時期は無料で参拝でき、人も少ないので穴場スポットです。空海と言えば、四国八十八ヶ所めぐりに高野山と巡礼がありますが、ご本尊のご開帳日9月21〜23日には、お砂踏みがおかなわれ、京都にいながら四国霊場を参拝したのと同じ効果が得られるので、この時期に京都へ行かれる際は是非行ってみてはいかがでしょうか。
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