エティハド航空の拠点であるアブダビ国際空港は、中東のハブ空港として世界各地への乗り継ぎが可能であり、24時間オープンしている為、深夜や早朝の便も多く就航しています。アブダビ空港は、主要観光スポットへのシャトルバスも運行しているので観光にも便利です。
今回は、そんなアブダビ国際空港でトランジェント時間が数時間ある時におすすめのアブダビ観光地 シェイクザイードモスクを紹介します。
目次
アブダビ観光地:シェイクザイードモスク 基本情報
シェイクザイードモスクは、敷地内に4万人以上が収容できる広さを誇る世界最大級のモスクです。大きさ、美しさ、建設に関わった人の数と何をとっても世界レベルを誇ります。
正式名称は、シェイク・ザイード・ビン・スルタン・アル・ナヒヤーン・モスクです。とっても名称が長すぎるので、シェイクザイード(グランド)モスクやグランドモスクと呼ばれるのが一般的ですね。完成は意外と最近の2007年になります。
スラム教徒しか入ることができないモスクも多いですが、シェイクザイードモスクは異教徒でも、誰でも入ることが可能です。
アブダビ国際空港からの行き方
シェイクザイードモスクは、中東のアラブ首長国連邦(U.A.E)のアブダビ国にあります。
シェイクザイードモスクへの移動は、タクシーがおすすめです。バスもありますがバス停から、10分ほど歩くので不便です。
空港からタクシーで向かう場合は以下の通りです。
所要時間 : 約30分(タクシー)
料金 : 約48AED(約1,500円くらい)
シェイクザイードモスクの入口は分かりにくいですが、東側にあります。
タクシーで行く場合は、東側のロータリーで降ろしてもらうと楽に行けます。
シェイク・ザイード・グランド・モスクの見どころ
まずは外から見た姿。目が痛くなるほどの真っ白さです。
こちらは礼拝堂に続く廊下です。
1,000を越える廊下の柱には、花柄の大理石が手彫りで飾られ、見事な色彩の調和がとれた色で、真っ白のモスクを彩ります。この手彫りの手法は、16世紀のイタリアのもので、柱そのものはアラブ首長国連邦に多く生息するパーム(ヤシの木)をイメージしたそうです。
内部は4万人収容可能だけあり、とても広いです。
メインホールは、床から天井まで絢爛豪華。モスク内はどこを見ても豪華です。
一眼に輝くのは、モスク内部にあるシャンデリアとペルシャ絨毯です。ペルシャ絨毯は世界最大の手縫いペルシャ絨毯といわれ、モスク内部の約5,700平方メートルに敷き詰められています。
床に敷き詰められたペルシャじゅうたんは、1,200人の職人の手により2年かけて織られており、大きさは5,627平方メートル、重量は47トンもあります。
このペルシャじゅうたんだけで、なんと約9億円!こんな豪華な絨毯があるんだと思い知らされます。
メインホール内は土足禁止なので靴を脱ぐ必要がありますが、9億円ということを思い出してしっかりと踏みしめましょう。
また、シャンデリアも豪華なんです。
シャンデリアは世界最大級の大きさで、高さは15メートル&直径10メートル、重量は12トン以上あります。値段はなんと7億円!!
シェイクザイードモスクの総工費は550億円かかっているみたいですね。
壁を見ても、天井を見ても、床を見ても「ほんと金かかってるな~」と感心します。いままで世界のさまざまなモスクを見ましたが、豪華さではここが一番だと思います。
観光についての情報と注意点
入場料
無料です。
こんな豪華で見応えある観光地が無料とは素晴らしいですね
休館日について
休館日は基本的にはありませんが、ラマダン中の金曜日は休みです。
営業時間は朝9:00~夜22:00。ただし金曜はイスラム教のお祈りのため、朝9:00~夕方16:30は入ることができません。
また、ラマダン期間中の営業時間は朝9:00~昼14:00です。
所要時間について
ひと通り見るだけであれば、約1時間あれば大丈夫です。
服装について
厳しいドレスコードがあります。
入場口の看板にも書かれていますが、女性は首・手首・足首から先を除き肌が露出していたり、体のラインが出るタイトな服はNGです。
また髪の毛も露出NGなので、ストールなどの布を被る必要があります。
男性は短パンやノースリーブの服はNG。
入口でアバヤと呼ばれる伝統衣装の貸し出しが行われていますが、借りる際にパスポート以外のIDの提示が必要です。
補足
シェイクザイードモスクは完成してからそれほど経過していない事もあり、めちゃくちゃ白いので、日中は床や壁への照り返しで、目が開けられないぐらい眩しい。とくに夏に訪れる時はサングラスがあると便利です。特に、偏光サングラスの反射光と強光に強いサングラスがあると良いですね。おすすめはこちら。
まとめ
ここでしか体験できない壮大なイスラム教の空間を、ぜひ自身の目で見て、肌で感じてみてください。鳥肌が立つぐらい感動すると思います。
ちなみに、シェイク・ザイード・グランド・モスクを訪れるおすすめの時間は夕刻です。太陽が沈む頃のオレンジ色の光が差し込むモスクと、太陽が沈み、写真のように紫の色合いに変わるモスクの姿は、まさに息を呑むような美しさです。まるでディズニー映画『アラジン』か、ドラえもんの『アラビアンナイト』に出てくるワンシーンのようです。
ホテルや街に帰る際にタクシーを利用すれば、やさいいドライバーなら写真撮影のために途中で停まってくれます。お願いしてみましょう。
ぜひ読者の皆さんも、アブダビ空港でトランジット時間があれば立ち寄ってみて、日本では出会えない異国の世界を体験しに行きましょう!
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