中国の高速鉄道について知りたい人
「中国の高速鉄道ってどうやってチケットを予約したらいいのだろう。私、中国語喋れないしおすすめの予約方法があれば知りたいな。あと、乗り方や注意点があると嬉しいかな。」
今回はこういった疑問にお応えしていきます。
この記事を書いている僕は、中国旅行期間中に度々、高速鉄道に乗り、中国国内を移動してきた経験から、予約の仕方、乗り方、注意点について経験を元に解説していきます。
目次
中国高速鉄道って何
中国を旅する時、移動の選択肢の一つに上がるのが高速鉄道ですね。日本でいう新幹線にあたる交通機関で、広大な中国の多くの都市をカバーしています。
駅や車内の設備も充実しており、新幹線にくらべてかなりリーズナブルです。さらにはバスなどにくらべて時間が正確、という利点があり、旅の時間が限られることの多い旅行者にとってもオススメの交通機関です。
北京-上海の定番のルートでも、チベットラサまでの長距離の旅でも、列車を使えば、移動中でも窓からの中国の街並みの景色を味わうことができます。
運行ルート
中国高速鉄道は、北京、上海、広州、大連、杭州、ハルビン、成都、青島、長春、昆明、深セン、香港等々、東西南北様々な都市で運行されています。
中国全土まで行き渡っていることがわかりますね。
日帰りなどの短期間でほかの都市の観光もあわせてできちゃうチャンスですね。
高速鉄道の予約方法と時刻と料金
購入方法は、主に下記の2種類があります。
おすすめは「Trip.com」から購入する方ですね。日本語で簡単に予約することができるため重宝します。
「直接、高速鉄道の駅の窓口で購入する」は、基本的にしない方がいいです。時期にもよりますが、購入に数時間ほど時間を要します。
中国は人口が多いので、並ぶだけで一苦労です。旅行シーズンになるとこんな感じです。
では、早速購入していきましょう。PCサイトとアプリ両方からアクセスできます。今回はアプリで解説していきます。
1.Trip.comを開き、目的地や乗車日を入力
まずは、Trip.comアプリのトップ画面にある「列車」を選択します。
上記画面に進んだら、出発地と目的地、乗車日を選択します。復路の日付がありますが、片道だけ購入する場合は入力不要です。
2.乗車する列車を選択
時間ごとの列車の候補が出てきたら、乗車したい列車を選択します。「Eチケット」と書かれているものは電子チケットです。乗車の当日、このEチケットを窓口で提示し、紙のチケットに引き換える必要はありますが、購入時はEチケットを選択して問題ありません。
席にはランクがあり、日本の新幹線に当てはめると二等席が普通車両、一等席がグリーン車という感覚。ビジネスクラスは、さらにハイグレードな座席となっています。
予約画面では、以下の情報が必要になります。中国では乗客情報で乗客本人確認が行われます。
- 名前(ローマ字)
- 生年月日
- パスポート番号
- メールアドレス
中国ではGoogleの提供するサービスがVPNを介しても繋がりにくいため、Hotmailなど中国でも利用できるメールアドレスを使用した方が安心です。
入力した情報に間違いがないかを確認して、座席を指定してオレンジの「予約する」ボタンを押します。
3.支払う
この画面になってから30分以内に支払いを済ませれば予約完了です。「予約をキャンセル」をした場合、もしくは30分以上支払いをしない場合には自動的にキャンセルされます。
乗り方と注意点
当日は駅の窓口でチケットを受け取る
ここからは、乗車当日の解説になります。事前に予約したチケットの引き換えは、駅の窓口で行います。電子時刻表とガラス張りの受付が目印です。
予約した乗車券の引き換えは「取票」(チューピャオ)、乗車券の購入は「售票」(ショウピャオ)と窓口の上に書かれているので、並び間違えないように注意してください!一つの窓口に「取票」と「售票」の両方が表記されている場合は、どちらも対応しているので並んで問題ありません。
引き換えには、下記の2つが必要になります。
口頭で伝える自信がない方は、スマホ画面の予約番号を窓口の人に見せれば手続きをしてくれます。
チケットを受け取ったら、駅舎に入場します。その際に必ず手荷物検査が行われます。日本で新幹線に乗る際はない光景ですよね。検査を受ける前にパスポートとチケットを持って並びましょう。
駅自体に入るのにセキュリティチェックがあり、思わぬ時間がかかってしまったり、窓口が混み合ったりすることが多いので、乗車当日に引き換え/購入をする場合は、出発の1~2時間前程度余裕を持っての到着をおすすめします。
朝一の便に乗る方は、前日までに切符を受け取っておくのがベター。自動引き換え/購入機もたくさん並んでおりますが、中国在住民のIDを持っていないと使うことができないので要注意です。
ゲートが開いたら、改札にチケットの右下にあるQRコードをかざして入場です。
中国高速鉄道は基本的に時間ピッタリに発車するので、くれぐれも乗り遅れのないようご注意ください。
車内の様子は
中国高速鉄道には、一般的な二等座(二等席)、一等座(一等席)のほかに、商務座(ビジネスクラス)、寝台列車という座席があります。
どの席種もとっても清潔、フカフカシートにモニターにと、とっても快適です。
夜行便には寝台列車もあります。
お手洗いもとってもきれい。
乗車してしまえば日本の新幹線と大きく変わらないので、慣れていない方でも戸惑うことなく過ごせると思います。ですが、てきとうに座っている方も多く、自分の席たどり着いたら、すでに他のお客さんが座っていたなんてこともあります。その場合は直接切符を見せてどいてもらうことは可能ですし、周りの人に席が合っているのかどうか確認してもらえば座れるので大丈夫です。
まとめ
高速鉄道の乗車料は比較的安価ですので、一回の中国滞在で2都市以上を訪ねたい場合、かなり有効な交通手段といえます。高速鉄道でしか味わえない景色や人との交流など、旅の醍醐味をきっと感じられると思います!
リーズナブルで短時間での移動を実現させてくれる、快適な中国最先端の高速鉄道をぜひ一度楽しんでみて下さい。
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