クチトンネルを観光したい人
「ベトナム戦争のクチトンネルに行きたいんだけど、個人で行くにはどうすればいいの?クチトンネルの観光料金はいくらなの?さらに言うと、クチトンネルの概要が知りたいな」
今回はこういった疑問にお応えしつつ、クチトンネルの個人で行く方法、観光情報について詳しく説明していきます。
ベトナム戦争を含め過去の戦争遺産に興味があるので、訪れて見ることにしました。現地オプショナルツアーでも行く方法はありますが、個人で行くほうが安く、ゆっくり見ることができるので、今回は個人で行くことにしました。
目次
本記事を書いている僕は、過去に30か国以上訪問してきた経験から、旅のコツを経験をもとに得た情報を発信しています。また、お金をあまりかけずにお得に旅するコツなども紹介しています。
クチトンネルはベトナム戦争の悲惨さを伝える地!
今回紹介するクチトンネルが使われたのはベトナム戦争の惨禍のとき。
ベトナム戦争は、1955年から1975年にかけて、南ベトナム政府と北ベトナム政府、そして北ベトナムの支援を受けた南ベトナム解放民族戦線(通称ベトコン)との間で行われた戦争です。
ベトナム戦争中に北ベトナムのベトコンが使用した地下トンネルがこの「クチトンネル」です。
クチトンネルは、地下深くに作られたトンネルや地下室で、南ベトナム軍やアメリカ軍との戦闘時に、ベトコンが隠れるために使用されました。クチトンネルは、広さ約1m×1mほどの狭いトンネルから、複数の階層に渡る大規模なトンネルまで様々な規模があり、全長はなんと約250kmにも及びます。
トンネルは、手掘りで作られ、地下水に浸かることを防ぐために床には竹製の板が敷かれていました。また、トンネル内にはトラップや罠が仕掛けられ、敵軍が進入した際には、鉄条網や落とし穴、爆薬などが使用されました。
ベトコンは、クチトンネルを拠点として、ゲリラ戦術を展開しました。南ベトナム軍やアメリカ軍は、クチトンネルを攻撃するために、爆薬や火炎放射器を使用しましたが、トンネルの複雑な構造や罠によって攻略は困難を極めました。
現在では、クチトンネルは、観光スポットとしても知られており、一部は一般公開されています。
個人でクチトンネルに個人で行く方法
クチトンネルですが、現地オプショナルツアーでも行くことは可能ですが、路線バスを使って個人でも行くことが可能です。個人で行く方が圧倒的に安く、ゆっくりトンネルを散策できるのでおすすめです。
9.23公園にあるバスターミナルから13番に乗る
路線バスを使って行くには、まずホーチミン市内の9.23公園にあるバスターミナルに向かいます。
まずはここから13番のバスに乗って終点まで乗車し、クチバスターミナルへ向かいます。乗車時間は、約1時間半ほどかかります。
バスターミナルでバスに乗るには、たくさんあるバスの中から乗りたいバス番号を探して乗り、出発したらバスの乗務員にバス料金を支払う流れになっています。
13番バスはクチトンネルの個人で行く人で溢れているので、観光客で賑わっています。本数は10分程度おきに出ているので、焦る心配はないと思います。
13番のバス料金は、20000VND(約100円)と激安です。
クチバスターミナルで79番に乗り換える
クチバスターミナルに到着したら、次は79番のバスに乗り換えます。
ここから外国人観光客について行ったらクチトンネルにつくことはできます!
このバスは、終点までではなく、途中下車する必要があるので、寝てて降り過ごすことはないように注意です。
乗車時間は40分ほど。79番のバス料金は、7,000 VND(約35円)とこちらも激安です。
Googleマップのこのあたりのバス停で降ります。
バス停周辺はこの風景です。
ここからクチトンネルのゲートへと少し歩いていきます。
クチトンネルの料金は外国人は割高!
ゲートから入ってクチトンネルのあるエリアまではこのような長い道路をひたすら歩いて行くと、チケット売り場が見えてきます。
料金は90000VND(約450円)です。ベトナム人65000VNDと外国人で料金が違います。
支払うと入場チケットと胸に張る参加者用のシールがもらえます。
最初にクチトンネルの内部へ!
クチトンネルはこのアーチ型のゲートから入ります。
入り口には受付がありここでチケット拝見されます。
クチトンネルは基本ガイドと一緒に行くことになりますが、今回はベトナム人の知り合いグループで行ったため、ガイドなしで入った形になります。
まず初めに部屋に案内され、ベトナム戦争当時のベトナム人の奮闘を描いたビデオを見ることになります。
その後森の奥へと進んでいきます。
森林は迷路みたいでどっちに進んだら良いのか分からないほど密林になっています。
歩くこと数分、クチトンネルの入り口につきました。
ここから潜っていきますが、内部はかなり狭く、暗いです。
このような空間が250kmもあるとは驚きですね。
ガイドブックにも載っている四角いクチトンネルの穴を発見!
穴はめちゃくちゃ狭く、ノートパソコンぐらいの大きさ。
この穴からは細身の人しか入れない大きさです。
途中に2つも3つも分かれ道があり、複雑な構造をしていることが分かります。もちろんアメリカ軍もこのトンネルの存在は知っていたようですが、この複雑さからトンネルの攻略はできなかったのです。
順路に進んでいくと展示品もいくつか飾っており、落ちたら大けが間違いなしの落とし穴や救護所もありました。
これは人形が実際に動き、爆弾を作っている様子が分かります。
出口付近には、クチトンネルの仕掛けの数々や当時の写真などが展示されていました。
道を挟んだ向かいにはベトナム戦争時の戦車や田園風景が展示されている
クチトンネルに入ったアーチ型のゲートの向かいには実際に使われた大型の戦車や戦闘機が展示されています。
数多くの戦争残骸物を見ると戦争の悲惨さが身にしみて感じられますね。
このエリア側はベトナム戦争当時の地元住民の生活状況も見ることができます。
クチには田園風景が広がり、農業や水牛、学校、住宅などの当時ののどかな様子が分かります。
この凹みは実際に爆弾が投下されてできた穴です。
実弾射撃も体験しよう!
AK47やPKMSなど様々なタイプの銃を撃つことができます。
1発だけ打ちたいとかはできず、銃であれば1回5発からで購入するようになっていました。
的があるので目掛けて打ちますが、なかなか難しく当てるこはできませんでした。
日本では体験できない実弾射撃体験なので、ぜひチャレンジしてみてください!
観光についての注意点
クチトンネルは、非常に狭く、天井が低いため、通路内は非常に暗く、窮屈な空間です。また、湿気や暑さも感じられるので、閉所恐怖症や喘息の方、健康状態に不安のある方注意が必要です。
トンネル内は土でできているので、汚れても良い格好をしておきましょう。ドロドロになります。
営業時間と定休日
朝7:30~夕方17:00までで年中無休です。
所要時間
ゆっくりみて3時間ほどはかかります。
売店
お土産を売っている売店や軽食を売っている露店などがありました。
露店では、当時の食事を再現した蒸したキャッサバが売られています。
塩を付けて食べますが、じゃがいもみたいな味でした。
また入り口ゲートにはレストランもあり、サイゴン川を眺めながらベトナム料理を頂くこともできます。
観光に便利なアイテム
海外旅行での問題はやっぱり言葉ですよね。英語なら何となく理解できても、ベトナム語は難しいです。
あなたがベトナム語を話せなくても、翻訳できるアイテムがあれば安心。
翻訳蒟蒻とも言われるポケトークなら世界中の言葉に対応しており、話しかけるだけで的確に翻訳してくれて超便利!
観光を計画
個人でホーチミンから行くにはバスを乗り継いで行かなければならないので、少し難しいです。めんどくさいという方は、現地オプショナルツアーで行けば、解説しながら案内してくれます。
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まとめ
クチはベトナム戦争の悲惨さを現代に伝える地であり、クチトンネル内部は非常に厳しい環境であると同時に、当時の人々がどのようにして生き抜いたのかを知ることができたことは、非常に貴重な体験であったと思います。
戦争の様子を実感できる貴重な場所なので、訪れる価値があると思います。
現地オプショナルツアーで簡単に行くこともできますが、格安なローカルバスを使って個人で行ってみるのも面白いかと思います。
クチトンネルに行かれる際は、是非参考にしてみてください!
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