【四国お遍路第1番】霊山寺 参拝記!見どころ・御朱印など紹介 四国お遍路の第一歩はここから!

四国八十八ヶ所巡礼

四国お遍路で霊山寺を参拝する人

「四国八十八ヶ所巡りで第1番の霊山寺を巡礼するんだけど、霊山寺ってどんな寺か知らないし、どこが見どころなのかもよくわからないな。あと、参拝の注意点や周辺のおすすめ施設とかもあると教えて欲しいな。」

今回はこういった疑問にお応えしていきます。

お遍路のスタートの霊山寺は、八十八ヶ所を巡る発願の寺として「一番さん」として呼ばれ親しまれています。旅の始まりとして、このお寺ではたくさんの巡礼用品が揃えられてあり、参拝の仕方も説明してくれます!

今回は【四国八十八ヶ所第1番】霊山寺の見どころや参拝の注意点、周辺のおすすめ施設などについて詳しく紹介していきます。

本記事を書いている20代の僕は、弘法大師ご誕生1250年の節目を機に、マイカーで巡礼しました。ただ勢いよく巡礼するのではなく、お寺の見どころや観光スポット、地元グルメを楽しみながらのんびり回ることを重点に四国お遍路の楽しさを紹介しています。 

 

四国八十八ヶ所巡礼を始めたいんだけど、四国お遍路の旅がどんなもので、どのくらいの費用がかかるのかなどの、始め方やルール、楽しみ方をバッチリ紹介しています。気になることがあれば是非チェックしてみてください!

→四国お遍路の旅の始め方・楽しみ方をバッチリ紹介!

ではさっそく【四国八十八ヶ所第1番】霊山寺の巡礼をみていきましょう。

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【四国八十八ヶ所第1番】霊山寺の基本情報

四国八十八ヶ所第1番の霊山寺は、聖武天皇の勅願により行基が開基したお寺です。

宗派 高野山真言宗 開基 行基
御本尊 釈迦如来 創建 天平年間 729年〜
御詠歌 霊山の釈迦のみ前にめぐりきてよろずの罪も消え失せにけり 

御詠歌の意味は?

この句の意味は、「霊山の釈迦(仏陀)の前を巡り、さまざまな罪も消え去ってしまった」となり、仏教の教えに従って霊山を訪れ、悪行や罪を清めることで心身の浄化を達成したことを表現しています。

霊山寺の物語

後の弘法大師が修法を行ったとき、釈迎が説法をしたインドの霊山、霊鷲山を日本に移すという意味で寺の名が付いたのだとか。

このときの念持仏が釈迦誕生仏像であり、本尊の前に納められたことから四国八十八ヶ所の第一番札所とさだめ、霊場の開設・成就を祈願されたと伝えられています。

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「霊山寺」の実際の様子は?見どころも紹介

最初に駐車場の横にある売店でお遍路用品を購入します。売店では多くのお遍路用道具が揃えられており、何も準備していなくてもここで全て揃えることができます!

服装は簡略する人も多いですが、白衣や輪袈裟は身に付けておきたいところです。

そのほかに、納経帳や納め札、ローソク、線香、経本など必要なものを揃えます。ざっと8000円ぐらいでした。

売店で購入すると、お遍路の作法や心得が書かれた冊子をいただくことができます。この本にはお遍路の心構えとして最初に読んでおくとこの先のお遍路に非常に役に立ちます。

着替えてお寺の入り口である仁王門に向かいます。

幹線道路に面した四国霊場八十八カ所の一番札所に相応しい立派な入母屋造楼門です。

ここでお遍路の始まりとして記念撮影する人が多いです。

額には竺和山の文字が書かれています。

仁王門の両側には力強い仁王像があります。仁王像の後ろには大きな草鞋もありました。

門をくぐると、橋と広大な泉水池が広がっています。

門をくぐった先にすぐ注目の見どころスポット①である、縁結び観音さんを発見!

仕事や健康、幸せなどさまざまな縁を結んでくれるようです。

縁結び観音の隣には手水舎と鐘楼がありました。

身を清めて、参拝前に鐘を鳴らします。

手水舎の奥には立派な多宝塔が見えます。

応永年間(1394年〜1428年)に建立され、600年近い歴史を持ち、五智如来が祀られているそうです。

石橋を渡り、真っ直ぐ進み本堂に向かいます。その途中にたくさんの見どころがあり、ついつい立ち寄ってしまいました。

石橋からは、池が見渡すことができ、鯉がたくさん泳いでいます。

よく見ると池に6体の稚児像の可愛らしい像が浮かんでいます。

小さくて可愛らしいですね〜。

本堂手前には、十三仏の最初の不動明王坐像が祀られ、その左に続く十二仏が立姿で並んでいました。注目の見どころスポット②

一番奥から、虚空菩薩・大日如来・阿問如来・阿弥陀如来・勢至菩薩・観世音菩薩・薬師如来・弥勒菩薩・地蔵菩薩・普賢菩薩・文殊菩薩・釈迦如来の順に立っていて、最後に別棟で不動明王が鎮座しています。

死者の供養にそれぞれに呪文が書かれています。

そしてこちらが本堂。

本堂は、明かりがともされて幻想的な雰囲気。

本堂に入ると天井から吊り下げられた吊り灯籠が目に入ります。数の多さに圧倒されます。

そしてそ中央の天井を見上げると、そこには龍の天井絵があります。薄暗いので凄く迫力を感じますね。注目の見どころスポット③

ろうそくと線香をあげ、納め札と賽銭を納め、礼拝し読経します。

その奥の天井も見上げると、宇宙の星を散りばめられた天体写真が掲げられていました。見惚れてしまうほど荘厳な雰囲気です。

本尊は、釈迦如来像。弘法大師作と伝えられている身の丈わずか14センチほどの像になり秘仏で直接拝むことはできません。

続いてこちらが大師堂。

大師堂は、弘法大師がご本尊となり、全身漆黒の大師像が拝顔することができます。

本堂と同じ手順で、ろうそくと線香をあげ、納め札と賽銭を納め、礼拝し読経します。

参拝これで終了です。駐車場に何やら面白い像を発見。

本尊納経と88大師メッセージ

88大師メッセージは、納経帳の左上に弘法大師様のお言葉や仏の教えにまつわる言葉を刻した記念印が押さます。お寺によって押印されるお言葉が異なるので、どのような言葉が押印されるか楽しみの一つです。

霊山寺の納経


88大師メッセージ(記念印)

無碍 と書かれています。意味はこちら

御影と88大師カードを頂こう!

御影

御影とは、そのお寺に奉られているご本尊様が描かれており、ご本尊様の分身と言われています。
この御影は、「納経軸」または、「納経帳」に納経をいただくと無料でいただけます。

88大師カード

弘法大師御誕生1250年記念事業では、弘法大師様のご生涯や四国霊場の縁起が描かれた特製の「88記念カード」が授与されます。

59 般若心経で疫病を鎮める
弘仁九年国中に疫病が蔓延。
大師はこれを鎮める為に 般若心経を皆にすすめた 
28 恵果和尚との出会い
長安青龍寺恵果和尚 に大師は「貴方が来るのを久しく 待っていた」と迎えられる

カードのデザインは四国内のデザイン専門学生の生徒が手掛け、若い人にもお遍路をしてもらいたいとの思いが込められているのだとか。

各札所分すべて集めると、以下のようにパネルが完成し物語が完成するというものです。

私がお勧めする納経帳・御影帳 これさえあれば大丈夫!!

 

アクセスと駐車場情報!

普通駐車場は100台ほどあり、無料で駐めることができます!

アクセスはしやすく、藍住インターチェンジから、県道1号線を板野町方面へ進み、次に県道12号線を鳴門市方面へ走ると左手にあります。

 

周辺のおすすめ施設を紹介

四国お遍路で急足でお寺からお寺に訪問するだけではもったいないです。周辺の観光スポットや施設、グルメをじっくり楽しむことをおすすめします。

おすすめ観光スポット

大塚国際美術館
渦潮クルーズ
鳴門市ドイツ館

おすすめグルメ

徳島ラーメン

四国八十八ヶ所 前後の札所を紹介!

四国八十八ヶ所の1番札所霊山寺の前後の札所は、2番札所極楽寺です。

【四国お遍路第2番】極楽寺 参拝記!見どころ・納経など紹介!安産祈願として人気が高い!

徳島県 阿波の国 発心道場の札所の巡り方や札所まとめはこちらからどうぞ。

【徳島県阿波の国】四国八十八ヶ所 札所と巡り方を紹介!おすすめ施設・宿も合わせて紹介! 

四国八十八ヶ所巡礼を始めたいんだけど、四国お遍路の旅がどんなもので、どのくらいの費用がかかるのかなどの、始め方やルール、楽しみ方をバッチリ紹介しています。気になることがあれば是非チェックしてみてください!

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まとめ

四国のお遍路の第一番札所だけあって、風格あるお寺で、本堂は天井からいくつもの灯籠がぶら下がり、とても幻想的です。ここから発心道場として長い遍路の道のスタートです!

急がず観光地もたくさん巡りながら、グルメや温泉など堪能しながら回って行こうと思います!

続いてそのまま、四国八十八ヶ所お遍路旅第2番札所 極楽寺に向かいます!

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