【四国お遍路第64番】前神寺 参拝記!見どころ・納経など紹介!石槌山修験の総本山!

四国八十八ヶ所巡礼

四国お遍路で前神寺を参拝する人

「四国八十八ヶ所巡りで第64番札所の前神寺を巡礼するんだけど、前神寺ってどんな寺か知らないし、どこが見どころなのかもよくわからないな。あと、参拝の注意点や周辺のおすすめ施設とかもあると教えて欲しいな。」

今回はこういった疑問にお応えしていきます。

前神寺は、山岳信仰の山として崇拝される日本七霊山の一つである石鎚山(標高1982m)の麓の霊場で、真言宗石鈇派の総本山であり、修験道の根本道場でもあるお寺です。

今回は【四国八十八ヶ所第64番】前神寺の見どころや参拝の注意点、周辺のおすすめ施設などについて詳しく紹介していきます。

本記事を書いている20代の僕は、弘法大師ご誕生1250年の節目を機に、マイカーで巡礼しました。ただ勢いよく巡礼するのではなく、お寺の見どころや観光スポット、地元グルメを楽しみながらのんびり回ることを重点に四国お遍路の楽しさを紹介しています。

 

四国八十八ヶ所巡礼を始めたいんだけど、四国お遍路の旅がどんなもので、どのくらいの費用がかかるのかなどの、始め方やルール、楽しみ方をバッチリ紹介しています。気になることがあれば是非チェックしてみてください!

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ではさっそく【四国八十八ヶ所第64番】前神寺の巡礼をみていきましょう。

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【四国八十八ヶ所第64番】前神寺の基本情報

四国八十八ヶ所第64番の前神寺は、修験道の祖・役行者小角が桓武天皇の病気平癒を祈願するため開基したお寺です。

宗派 真言宗石鈇派  開基 役行者小角
御本尊 阿弥陀如来 創建 七世紀前半
御詠歌 前は神後は仏極楽の よろずの罪をくだくいしづち

御詠歌の意味は?

過去は神に、未来は仏に帰依し、最終的には極楽に至り、あらゆる罪を清めて究極の幸福を追求することを示唆していると考えられます。
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「前神寺」の実際の様子は?見どころも紹介

駐車場に車をとめてお寺の入り口に向かいます。

お寺の入り口は駐車場からこの極楽橋を渡っていくと境内に入ることができます。

橋を渡って参道を進んでいくと、先に大師堂が見えてきます。

お参りの仕方として本堂をお参りしてから大師堂へお参りすので、とりあえずスルーして本堂に向かいます。

参道の途中に手水舎と鐘がありました。

参道をどんどん進んでいきます!

参道の途中に、注目の見どころスポットである御滝不動尊があります。

石段の右側に不動尊が立っており、かつてはここで滝打修行が行われていたようですが、現在の水量はごくわずかで、滝修行は不可能。

よく見るとたくさんの1円玉が張り付いていますが、1円玉を投げ入れて、見事にくっつくと、ご利益があるのだとか!運試しにお試しあれ!

そして参道の奥にあるのが本堂です。

本堂は、入母屋造りで、青い銅板屋根の美しい建物になっています。

本尊は阿弥陀如来で、役行者小角が石鎚山で修行を積んだ後、衆生の苦を救済するために釈迦如来と阿弥陀如来が石鈇山大権現となって現れたのを感得し、本尊を彫って安置されました。残念ながら秘仏で直接拝むことはできません。

ろうそくと線香をあげ、納め札と賽銭を納め、礼拝し読経します。

そして本堂脇の階段を上りきったところには権現堂があります。

毎月20日に開かれる権現様縁日では、夜から開帳される3体の蔵王大権現に、体の悪い部分や痛い部分をこすりつけ、ご利益を祈願すると良いのだとか!また、毎年7月の石鎚山の「お山開き」には、ほら貝の音が鳴り響き、集まる信者は、数万人も集まるのだとか!注目です。

そして戻ってきた所に大師堂

大師堂は、弘法大師がご本尊となります。

参拝はこれで以上となります。

参道の所にある大師像は一枚石でできているで、注目です!

本尊納経と88大師メッセージ

88大師メッセージは、納経帳の左上に弘法大師様のお言葉や仏の教えにまつわる言葉を刻した記念印が押さます。お寺によって押印されるお言葉が異なるので、どのような言葉が押印されるか楽しみの一つです。

前神寺の納経

88大師メッセージ(記念印)

慈愛と書かれています。意味はこちら

御影と88大師カードを頂こう!

御影

御影とは、そのお寺に奉られているご本尊様が描かれており、ご本尊様の分身と言われています。
この御影は、「納経軸」または、「納経帳」に納経をいただくと無料でいただけます。

88大師カード

弘法大師御誕生1250年記念事業では、弘法大師様のご生涯や四国霊場の縁起が描かれた特製の「88記念カード」が授与されます。

17 石鎚山で御修行

大師の著書三教指帰に伊予の国石鎚山で雪に遇って断食をしたと記されている

カードのデザインは四国内のデザイン専門学生の生徒が手掛け、若い人にもお遍路をしてもらいたいとの思いが込められているのだとか。

各札所分すべて集めると、以下のようにパネルが完成し物語が完成するというものです。

私がお勧めする納経帳・御影帳 これさえあれば大丈夫!!

 

アクセスと駐車場情報!

普通駐車場は、30台ほどあり、無料で駐めることができます!

アクセスはしやすく、いよ小松インターチェンジから国道11号線を西条市方面へ、石鎚山駅信号の先100mを右折、直進すると着きます。

 

周辺のおすすめ施設を紹介

四国お遍路で急足でお寺からお寺に訪問するだけではもったいないです。周辺の観光スポットや施設、グルメをじっくり楽しむことをおすすめします。

おすすめ観光スポット

道後温泉

坂の上の雲ミュージアム

しまなみ街道

タオル美術館

おすすめグルメ

宇和島鯛めし

鍋焼きうどん

鯛そうめん

ラーメン(今治)

四国八十八ヶ所 前後の札所を紹介!

四国八十八ヶ所の64番札所前神寺の前後の札所は、63番札所吉祥寺と65番札所三角寺です。

【四国お遍路第63番】吉祥寺 参拝記!見どころ・納経など紹介!四国で唯一、毘沙聞天がご本尊!

【四国お遍路第65番】三角寺 参拝記!見どころ・納経など紹介!愛媛県最後の関所寺!

愛媛県 伊予の国 菩提道場の札所の巡り方や札所まとめはこちらからどうぞ!

【愛媛県伊予の国】四国八十八ヶ所 札所と巡り方を紹介!おすすめ施設・宿も合わせて紹介! 

まとめ

愛媛県も松山や今治など数多くの名物料理や観光もあるので、じっくり楽しんでいきたいところです。

そして前神寺は、石槌山修験の総本山で、夏の山開きの際、白装束の姿の大勢の信者が仏名を唱えるお姿が見ることができるのは貴重な光景です。

続いてそのまま、四国八十八ヶ所お遍路旅第65番札所 三角寺に向かいます!

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