【ソウル】DMZ現地ツアーに参加!北朝鮮を一望し第三トンネルに潜入!ツアー内容を紹介!

現地で楽しむ 世界観光地

DMZ(Demilitarized Zone、非武装地帯)は、韓国と北朝鮮の間に存在する軍事的な緩衝地帯で、世界でも最も厳重に管理された地域の一つです。

DMZには監視塔、地雷原、地下トンネルなどが存在し、板門店や都羅展望台などが観光名所として知られています。

実際に訪れると、南北の緊張感を肌で感じることができ、朝鮮半島の歴史を深く理解する貴重な体験となります。

今回は僕が参加したソウル発着のDMZツアーについての流れや、見どころなどについてお伝えします。

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僕が申し込んだDMZツアー

僕が参加したのはklook経由選んだのは、最も人気のある第3トンネル半日DMZツアーです。

主な行き先は、臨津閣ヌリ公園や第3トンネル、都羅展望台を巡るツアーです。

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当初日本語ガイド付きの10時の予約で申し込みしていましたが、ツアー前日の夕方に他の日本語希望の参加者がいない為、英語ガイドになり、朝の8時の便であれば日本語ガイドで参加できることのメールが入りました。メール対応もしてくれて親切です!

詳しくDMZのことについて説明や質問をしたかったので時間を変更し朝8時のツアーで行きました。

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DMZの基本情報

DMZは、1953年の朝鮮戦争休戦協定によって設けられました。

南北の軍事境界線(Military Demarcation Line: MDL)を中心に、南北それぞれ2kmずつ、合計4kmの幅で設定されています。

この地帯は軍隊の駐留や武器の配備が禁止されており、緊張緩和と平和維持のための役割を果たしています。

休戦協定の交渉は1951年から始まり、板門店での会談を経て成立しましたが、これは戦争の停止を意味するもので、平和協定ではないため、現在も南北は軍事的対立状態が続いています。

今もなお正式な終戦協定は結ばれていません。

DMZの中央には軍事境界線(MDL)があり、その周囲に厳重な監視施設や地雷原が存在します。

共同警備区域(JSA)と呼ばれる南北の兵士が対峙するエリア(板門店)では、南北両国はそれぞれの側で監視哨を設置し、24時間体制で警戒を続けています。

また、DMZの管理は国連軍司令部(UNC)と北朝鮮側の朝鮮人民軍(KPA)によって行われており、双方の動向を監視するためのホットラインも設置されています。

ツアーの様子と見どころ

それでは、僕が参加したDMZ半日ツアーの流れについて紹介します!

ピックアップ場所は市庁駅出口。

早めに集合場所に行きましたが、20分程待ち、時間通りにバスがやってきました。

バスは大型観光バスで、参加者は40人程で半分は日本人、半分が外国人といった感じでした。

バスに乗るとすぐにツアー参加証を渡され、ツアーガイドから注意事項の説明や、DMZについての説明がありました。

1時間程でDMZの手前にある臨津閣に到着しました。

臨津閣は、離散家族たちによって1972年に建設された公園です。

離散家族とは、朝鮮半島の南北分断の結果、韓国と北朝鮮との間で離れ離れになってしまった家族のことです。

総合観光センターにはレストラン街があり、観光客向けのサービスや施設が充実しています。

臨津閣ヌリ公園の見どころは自由の橋や朝鮮戦争で破壊された蒸気機関車などがあります。

自由の橋は、臨津江に架かる全長約83mの大きな鉄橋です。

1953年に朝鮮戦争の休戦協定が結ばれた後、北朝鮮にいた捕虜約1万3,000人が韓国に帰還する際に「自由万歳」と叫びながら橋を渡ったことが由来とされています。

臨津閣ヌリ公園内にある鉄道路線も見どころで、戦争前には南北を繋ぐ重要な交通路でしたが、現在では観光名所として保存されています。

手前には朝鮮戦争で破壊された蒸気機関車が展示されており、戦争の銃弾で外部がボコボコになっています。

臨津江の流れる美しい景色も見どころです。

「望拝壇(マンベダン)」は、毎年旧正月と秋夕に北朝鮮の故郷を離れた人々が祭祀を行う場所です。

朝鮮戦争後に北と南で離れ離れになってしまった家族や友人たちが望拝壇を訪れて祈りを捧げます。

望拝壇を囲むように建てられている石絵には、母国に帰れない人のために北朝鮮の観光地が描かれています。

従軍慰安婦像もありました。

公園内にはお土産店もあり、北朝鮮紙幣が販売されていました。

お札セットで18万ウォンと異常に強気な価格で販売されていたので買いませんでしたが、中国と北朝鮮の国境の街の一つ、丹東ではこの紙幣セットが30元(600円程)で売られていたので丹東側で購入しました!

1万7000円ほどお得にGET!中国と北朝鮮は仲の良いことがわかります。丹東側から北朝鮮を観光した記事は以下から見てみてください!

次の目的地である都羅展望台へ向かいます。

途中の検問所で兵士が乗り込んできて、パスポートチェックがありました。

都羅展望台は、韓国最北端の展望台。

展望台では肉眼で軍事境界線を眺望でき、晴れた日には板門店や北朝鮮の街の一つケソン工業団地を確認することもできます。

2025年現在は両国間で緊張状態が悪化し望遠鏡で覗くことが禁止されています。

続いて向かうのがDMZツアーの目玉スポット「第3侵攻トンネル」です。

地下トンネルは、北朝鮮が掘った韓国侵入用のトンネルで、4本ある内の第3トンネル。

朝鮮戦争のビデオと展示資料をまず見ます。

その後トンネルに向かいます。第3侵攻トンネルは韓国側の管理下にあり、一般に公開されています。

トンネル内をヘルメット着用で入っていきますが、スマホやカバンなどの荷物を全て預ける必要があります。

観光客用に掘られた斜坑(約300m程度)を使って入場していきますが、かなり急な斜面となっています。

トンネルに到着すると天井や壁に爆破掘削の跡を 確認することができます。

さらに300m程トンネル内を進むとトンネルの行き止まりに到着します。この先は観光立入禁止エリアとなっていますが、この先に軍事境界線があります。

北朝鮮が密かに韓国侵攻のために掘削していたもので、発見された時点で完成に近い状態でした。韓国軍は爆破を防ぐために内部に障壁を設置し、現在は安全な状態で保存されています。

トンネル内部には朝鮮戦争が休戦してからの今日までの日付がモニターに加算されています。

26,143日と書いてあったような気がします。

ちなみにトンネル内は急勾配で、湿度が高いため、トンネルから出てくるのに冬でも汗をかくぐらい暑いです。夏に行くと倒れる人も多いので注意が必要です。

土産店も併設されています。キーホルダーや置き物など売られています。DMZらしいお土産をGET!

最後は統一村によって休憩。

統一村は、韓国のDMZ内にある特別な農村であり、軍の管理下で200人ほどの住民が暮らしています。

南北統一への願いが込められた村でありながら、厳しい軍事的な制約のもとで生活しているのが特徴です。

戦争で荒廃した土地を農業開発し、高麗人参やコメなど生産して自給自足の生活を送っているそうです。

あとはソウルへ戻ります。

観光のポイントと注意点

注意点

パスポートが必須です。持参していないとツアーに参加できませんので注意。

定休日

第3トンネルに向かうほとんどのツアーは毎週月曜日は定休日でツアーは行われていません。

万が一この月曜日しか行くことができないという方は月曜日にもDMZいくツアーがあり、鉄原DMZ第2トンネルツアーです。

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まとめ

第3侵攻トンネルは、北朝鮮の秘密裏な軍事戦略を象徴する施設であり、現在は平和と安全の重要性を学ぶ観光地となっています。

訪問すると、朝鮮半島の分断の現実や、軍事的緊張の歴史を肌で感じることができます。

南北の和解を目指す動きがありますが、その道のりが決して平坦ではないことがわかります。ぜひ行ってみてください!お試しあれ!

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