【マカオ歴史地区】世界遺産を一気に歩いて巡る!マカオ旧市街は世界遺産の山!

現地で楽しむ 世界観光地

アジア貿易拠点であるマカオは、16世紀半ばからポルトガルの植民地だったため、町にはポルトガルと中国、それぞれの建築様式を組み合わせた邸宅や教会、要塞、広場など、歴史的建築物がいっぱいです!

小さな土地からは想像できないほど、世界遺産もたくさんあり、その数30ヵ所!それぞれの世界遺産が歩いて巡れる距離にあるので一日で一気に巡ることも可能です!

今回はマカオの歴史地区にある世界遺産の見どころや観光のコツなどについてお伝えします。

本記事を書いている僕は、過去に30か国以上訪問してきた経験から、旅のコツを経験をもとに得た情報を発信しています。また、お金をあまりかけずにお得に旅するコツなども紹介しています。

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マカオ歴史地区は世界文化遺産!

マカオは、16世紀半ばから中国に返還された1999年まで、ポルトガルの統治下にありました。

歴史的な街道や、ポルトガル風や中国風の家並み、宗教的な建物・公共建築が集まったマカオの歴史地区は、東洋と西洋が交じり合った不思議な雰囲気をただよわせています。

世界遺産の登録は2005年。歴史的建築物が22ヵ所、広場が8ヵ所の合計30ヵ所登録されています。

マカオの由来となった媽閣廟をはじめ、マカオ旧市街には聖ポール天主堂跡や波形模様のカルサーダス(石畳)が美しいセナド広場、ギア砲台など数多くの世界遺産が点在しています。

これらの世界遺産は立入や撮影禁止などの規制はなく、入場料も不要なので、気軽に街を歩くだけで世界遺産めぐりが楽しめます。

また昔ながらの情緒を残しながらも、売上世界一のカジノを有するカジノの街としても有名で、旧市街には古い街並みとカジノの斬新な建築物が融合されていて面白いです。

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マカオの世界遺産は全て歩いて巡れる!

世界遺産を巡る観光の出発地として多くの人がマカオの始まりの地である「媽閣廟」からスタートさせています。

世界遺産が30ヵ所もありますが、全て距離の近い場所にあるので1日で巡ることができてしまいます。

実際に僕が訪れた、マカオ歴史地区の世界遺産の見どころスポットを紹介します。

1 媽閣廟

媽閣廟(マーコミュウ)はマカオ最古の中国寺院で、海の守り神『阿媽』が祭られています。

マカオ最古の寺院でマカオの地名発祥の地と言われています。

媽閣廟についての詳細は、こちらをご覧ください!

 

2 バラ広場

媽閣廟前にある広場です。ポルトガル人が最初に上陸した地と言われるバラ岬にあり、水辺を埋め立てて作られたそうです。

市民の憩いの場所としてベンチやお店などあり、西欧の雰囲気。

 

3 港務局大樓

マカオの警察部隊を補強するためにインド・ゴアから派遣された連隊の宿泊施設として建築されました。

現在は海事水務局として使用されています。

建物はムガール帝国の建築要素を反映した新古典様式の建築で、パステルイエローの外壁に白い装飾が施された美しい外観です。

建築様式についての詳細はこちらの記事を読むと全てわかります!

 

4 リラウ広場

このエリアはポルトガル人が最初に住み始めた地域です。

昔、リラウの地下水がマカオの天然水の供給源でした。ポルトガルの言い伝えに「リラウの水を飲んだ者はマカオを決して忘れない」とあり、これはリラウ広場に対する地元の人たちの郷愁を表したものです。

涼をとる人々の憩いの場になっていました。

 

5 鄭家屋敷

この屋敷は、著名な中国の文豪・鄭観應の伝統的な中国式住居。

複数の建物と中庭で構成されており、アーチ型の装飾に灰色レンガを使用したり、インド式の真珠貝の窓枠に中国式格子窓が取り付けられるなど、中国と西洋の影響による様式が混在しています。

 

6 聖ローレンス教会

16世紀中頃にイエズス会によって建てられ、マカオで最も古い教会の一つです。

内部のミントグリーンに塗られた天井からぶら下がるシャンデリアやキリスト教の生涯が描かれたステンドガラスが見どころです。

 

7 聖ヨセフ修道院及び聖堂

聖ポール大学とともに創設された聖ヨセフ修道院は、中国、日本および近隣における宣教活動の主要拠点で、マカオで唯一現存するバロック様式の聖堂です。

内部にはサンフランシスコ・ザビエルの上腕の遺骨が安置されているのだとか!

 

8 ドン ペドロ5世劇場

中国で最初の西洋式劇場として建築され、地元マカオのコミュニティーにおける非常に重要な文化的名所になっています。

現在も重要な公共の催事やオーケストラやオペラの公演、音楽フェスティバルが開催されています。

正面の大きなアーチ型の入り口と左右に配された白い円柱がひときわ印象的でした。

 

9 聖オーガスティン教会

スペインの聖オーガスティン修道会によって最初に創設されました。

ネオクラシカル様式のポルトガル風デザインの教会で、もともとの教会の建物は非常に簡素なもので、神父たちが屋根を風雨から守るためにヤシの葉で覆いたが、強い風が吹くとヤシの葉が風に乗って飛んでいき、遠くから見ると、その光景が龍のひげが立っているように見えため、「龍徐寺」と呼ばれたのだとか!

 

10 聖オーガスティン広場

聖オーガスティン広場を囲んで、聖オーガスティン教会、ドン・ペドロ5世劇場、聖ヨセフ修道院とロバート・ホー・トン図書館などの建築物が立ち並び、広場には石畳(カルサーダス)が敷き詰められており、ポルトガルの伝統的な街並みが感じられます。

まるでヨーロッパ!

 

11 ロバート ホー トン図書館

この建物は、元々はドナ・キャロリーナ・クンハの住居で、1918年に香港の事業家ロバート・ホー・トン卿がこれを購入し、別荘として使用されていました。

彼の死後、遺言に従ってマカオ政府に寄贈され、図書館として改築されています。

 

12 市政署

民政総署はポルトガル植民地時代にマカオの政治が行われていた場所です。

中に入ると円形の庭があり、壁には一面にポルトガルの青いタイル、アズレージョが敷き詰められ、とても色鮮やかです。

 

13 セナド広場

セナド広場はマカオの街の中心であり、現在も公共のイベントや祝典が開催される最も人気のある広場です。

広場はパステルカラーの新古典様式の建物に囲まれており、波形模様の石畳が調和のとれた雰囲気を醸し出しています。

雰囲気がまさにヨーロッパ!夜はイルミネーションが輝き、行った当時はクリスマスシーズンだったためイルミネーションがとてもきれい!

 

14 仁慈堂

初代マカオ司教によって祖国ポルトガルで最も著名かつ古い慈善団体の建物をモデルに設立された施設。

建物は新古典様式とマヌエル様式の混在しています。

 

15 三街会館

関帝を祀った場所です。関帝廟は、中国商工会議所の前身として中国系事業組合と長年密接に関わっています。

 

16 大堂広場

大堂の手前にある広場。西欧風の建物が並ぶおしゃれなエリア。

 

17 大堂(カテドラル)

マカオのカトリック派の中心的役割を担う教会です。

ファサード(正面)は、飾り柱と突出した2つの鐘楼で特徴づけられ、ステンドグラスが綺麗です。

 

18 盧家屋敷

この建物は、マカオに大きな建物を複数所有していた著名な中国人貿易商・盧華詔の邸宅で、外部には灰色レンガを使い、二階建てで中庭がある伝統的な中国式住居です。

 

19 聖ドミンゴ広場

セナド広場を北へ進んでいくと開てくる広場。パステルカラーの新古典様式の建物に囲まれており、波形模様の石畳が調和のとれた雰囲気を醸し出しています。

建物もヨーロッパ風でおしゃれです。

 

20  聖ドミニコ教会

16 世紀後半にメキシコのアカプルコから来た3人のドミニコ会スペイン人修道士によって建てられた教会で、ロザリオの聖母が祀られています。

1822年9月12日、ここで中国初のポルトガル語の新聞が発刊されたのだとか!

21 イエズス会紀念広場

聖ポール天主堂跡の前の広場で、写真撮影や記念写真の場所となっています。広場周辺にはお土産屋さんが連なり、マカオ名物エッグタルトは絶妙なおいしさ!

 

22 聖ポール天主堂跡

17世紀初頭にイエズス会が建てた天主堂。ポルトガル人だけでなく、長崎を追われた日本人キリシタンたちも加わって、20年余りの歳月をかけて建造された。当時は東洋一壮大で美しい教会だったといわれていて壮麗なファサードは、今もマカオのシンボル!

しかし 1835年の火災で大部分を焼失し、正面の壁面と階段壁の一部のみが残った。壁面にはザビエルをはじめとする聖人像や天使などの彫刻が見られます。

地下納骨堂と教会美術博物館が併設されています。

 

23 ナーチャ廟

19世紀後半建立の小さな寺院。中国の神話に出てくる武道の神童ナーチャを奉っているのだとか!

 

24 旧城壁

1569年には築かれていた防御壁の残存部分は、ポルトガル人がアフリカやインドでも行った彼らの居住エリアを守るための城壁の遺跡です。

 

25 モンテの砦

イエズス会の協力のもとに築かれた10,000㎡に及ぶマカオ最強の防御施設です。砦には大砲、軍部宿舎、井戸のほか、2年間の攻撃に耐えうるよう兵器工場や貯蔵庫もあります。

ここからマカオ市街が一望できます!

 

26 聖アントニオ教会

マカオで最も古い教会の一つであり、イエズス会修道士が最初の拠点を築いた場所です。

 

27 カモンエス広場

プロテスタント墓地やカーサ庭園、聖アントニオ教会が立ち並ぶ静かな心地よい広場。

 

28 プロテスタント墓地

著名なイギリス人画家ジョージ・チナリーや東インド会社の高官、アメリカやイギリスのプロテスタントなど様々な人々が眠っています。

 

29 カーサ庭園

ポルトガル王室貴族マヌエル ペレイラの別荘があった場所に建てられたこの建物は、マカオで初めてヴィラ風の庭園を備えた高級邸宅です。

美しい建物と敷地を見ることができます。

 

30 ギア教会とギア灯台

要塞内にあるギア教会は、聖クレア修道院を建設する前にギアの丘に居住していたクラリスト修道女によって建立されたものです。

同じ敷地内に建つギア灯台は、中国沿岸初の近代的灯台として建てられたもので、教会と灯台、そしてギア要塞と合わせてマカオの過去の海事、軍事および宣教を表すシンボルとなっています。

 

行き方

マカオに鉄道は無いため、観光のスタート地点の媽閣廟に行く場合はタクシーかバスの利用が便利。

バスの場合は、下記の路線が媽閣廟近くで停まるようです。

1,2,5,6B,10,10A,18,21A,26,28B,55,MT4,N3

観光を計画

マカオを訪れる際の航空券・ホテル・ツアー予約はこちらから可能です。

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まとめ

マカオ発祥の地ともされる媽閣廟をはじめ、マカオ旧市街には聖ポール天主堂跡やギア砲台などポルトガル時代の面影を今に伝える世界遺産の古い町並みが「マカオ歴史市街地区」として世界遺産に登録されており、その数30ヵ所!

マカオ観光の定番スポットです。マカオの世界遺産群をぜひ全て巡ってみましょう!!お試しあれ!!

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