瀋陽故宮は盛京皇居とも言われ、清時代初期の皇居です。
1625年に建立し、北京に遷都したのち、この地が「副都宮殿」の位置づけとなり、近年に瀋陽故宫に改名され、歴史的な文化遺産となっています。
敷地は6万平方mあまりもあり、70棟以上ある建物の総部屋数は300以上と、内部はとにかく広いので、全部見ようとすると丸一日かかることも・・・
今回は瀋陽故宮の内部の見どころなどについてお伝えします。
瀋陽故宮博物院の基本情報
瀋陽故宮のある遼寧省瀋陽は、旧満州国時代は奉天として栄え、現在800万人を超える人口を誇る大都市です。
瀋陽故宮は、清の太祖ヌルハチ、清の太皇太極により建造された清の入関前の皇居であり、清が中原に入った後、副都宮殿と皇帝東巡りの臨時御所であります。
1625年に建立。
後金王朝は後に(ヌルハチの2代後の時代)明朝を滅ぼし清朝に改号され、北京に遷都しますが、この瀋陽から北京への遷都までの間に、ヌルハチ、その1代後のホンタイジの皇居として活躍していたのが瀋陽故宮です。
瀋陽故宮は、清の時代の基盤を定めた場所であります。
総面積は約6万平方メートルと広大です。
北京故宮の12分の1の大きさであるが、漢民族、満州民族、蒙古民族の様式が融合した建築物は北京故宮とは一味違い、満州族の威厳と風格が感じられます。
瀋陽故宮は、北京故宮と並んで「北京と瀋陽の明・清王朝皇宮」として2004年に世界文化遺産に登録されています。
内部の見どころを紹介
入場は故宮南側の大清門からのみ可能です。
入場チケットはネットからも買えますが、現地でも販売しているので安心です。
チケットを購入して中に入ります。
敷地内は大きく東、中、西路に分かれており、中に入ると最初に見えてくるのが、ホンタイジ時代に建てられた崇政殿です。
崇政殿は、ホンタイジが日常の軍務や政務の処理、外国の使臣と接見する際に使用した施設で、入関後は、清朝の歴代皇帝が東巡の際、ここで政務を行ったのだとか!
その背後には三層の鳳凰楼がそびえていますが、故宮で最も高い建物です。
鳳凰楼は、皇帝の軍政を協議したり、宴を行った場所で、入関後は、ここに天子の訓示や国璽などが保管されたのだとか!
鳳凰楼をくぐると正面に清寧宮があります。
清寧宮は、ホンタイジと孝端文皇后の宮殿で、1643年ホンタイジはこの宮殿で崩御されたのです。
東路に行くと、大政殿があります。
東路正面に建つ大政殿は、藩陽故宮の中で最も古く、かつて大典が行われていた場所。
八角二層の瑠璃瓦が特徴的なこの建物は、漢、満、蒙の3民族の建築様式を取り入れた傑作といわれています。
民族衣装を着て写真撮影している可愛い女性がたくさんいました!
1636年にはホンタイジにより大清国建国の式典が、1644年には順治帝の即位式がここで挙行されたのです。
大政殿の正面北から南に向かい東西左右対称に配列される10軒の方形亭が、清初、貴族や大臣が政務を行った十王亭で、建物の配置が、清の軍隊編成のシステムである八旗制度を反したものになっています。
西路へ向かうと、嘉陰堂、戯楼、歴代の重要書「四庫全書」を収めていた文溯閣などがあり、これらは北京遷都後に乾隆帝により建設されたものです。
院蔵珍文物宝展では、磁器、彫刻、書画、服飾などの美しい宝物を鑑賞が可能!
美しいものに見惚れてしまします。
観光についての注意点
行き方
瀋陽故宮は、瀋陽市の中心部に位置しておりアクセスは簡単!
タクシーで行けば目の前で降ろしてくれますが、公共交通機関でも簡単に行くことができます。
地下鉄1号線の中街駅で降りて徒歩10分で瀋陽故宮に着きます!
営業時間と定休日
営業時間
夏期: 8:00~17:00
冬期: 9:00~16:30
休館日:毎週月曜日
入場料
50元。 注意点としてパスポートが入場の際必要です。
売店
お土産屋さんが故宮周辺にいくつかあります。
観光を計画
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まとめ
瀋陽故宮は北京故宮の12分の1の大きさのため、スケールは少し小さく感じるかもしれませんが、満州民族の文化と漢民族、チベット民族など様々な民族の文化とが融合した独特の色遣い・装飾がなされており、瀋陽故宮ならではの特徴を感じることができると思います。
400年前の宮殿美しいを見にぜひ行ってみてください!お試しあれ!
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