京都の東福寺に日本最古のトイレがあるのをご存知でしょうか?
全国ニュースで、東福寺の東司という建物に車が突っ込んだというニュースで、その建物が日本最古のトイレだったのかといことに話題になりました。
私も気になったので、実際にどんな感じなのか行ってみてきたので、その様子と感想をお伝えします。
本記事を書いている僕は、過去に30か国以上訪問してきた経験から、旅のコツを経験をもとに得た情報を発信しています。また、お金をあまりかけずにお得に旅するコツなども紹介しています。
日本最古のトイレは百雪隠!
深さ約30センチの穴でできたトイレ約20個が2列に並ぶ日本最古のトイレは、寺の修行僧100人以上が一斉に駆け込んでいたことから「百雪隠(ひゃくせっちん)」とも呼ばれています。
東福寺の禅堂の南に「東司(とうす)」という、南北35メートル、東西14メートルの大きな建物があり、約600年前の室町時代に建設され、日本最古の東司として国の重要文化財にも指定されています。
門が新しい板で塞がれているのが、車が突っ込んだところです。
細長い格子から眺めることは可能ですが、中に入ることはできません。
中を覗くと丸い穴がずらりと並んでいます。
この穴こそが日本最古の現存するトイレということです。
今のトイレからするとかなり違いますが、このトイレでおしっこぐらいならできそうですね。
トイレとトイレの間に間仕切り等の仕切りがありませんが、昔は囲われていたようです。
トイレットペーパーなどは昔はなく、草や木の枝で汚れを拭いていたようです。
排泄物は畑の肥料として使われ、京野菜の栽培に欠かせない存在となっていたよう。
建物内に東司での所作についての説明が書かれています。
②紙に記号を書いて入る
③怒声や笑声はダメ。また扉の外から催促などはしてはならない
④桶に水を入れて右手で持つ
⑤左手で門扉を開ける などなど
入ってから用を足して退出するまで、一挙手一投足が細かく決まっていたようで、さらに、手洗いの際にも手拭きには所定の木片を使うなど、決まり作法が決められていました。
僧侶はトイレに行くことも自由ではなく、時間や決まりがあり、私語を禁じられた場でもあったほど、修行の一つと考えられていたのだとか。
補足 そのほかの気になるトイレも見てみよう!
トイレに1億、休憩所に1億といわれ、ついた通称が「2億円トイレ」があります。
屋外トイレなのに、冷暖房と自動ドアを完備したゴージャスなトイレで、休憩所からはガラス越しに国宝姫路城を見ることができます。
【あなたは知っていますか?】黒川紀章が設計した2億円するとも言われてるトイレがある 姫路市
総工費2億円という額に驚きですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?日本最古のトイレが京都にあったのは、東司という建物に車が突っ込んだというニュースで突如わかりました。
現在は、突っ込んだ門は修復中ですが、このことから東福寺には日本最古のトイレがどんな感じなのか見にくる観光客もかなり増えてきています。
京都に行く機会があればぜひ見てみてください!東福寺の通天から眺める景色も綺麗です。
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