タンロン水上人形劇は、千年以上前から続くベトナムの伝統芸能です。
水の上で人形たちが水しぶきを立てながら、可愛らしく動き回る昔ながらのレトロな人形劇であり、農村での人々の暮らしの様子や、ハノイ古来の伝説を子供でもわかりやすいように、シンプルで面白い動きと語りで表現されています。
ベトナムの観光スポットに外せないショーとなっています。
今回は、タンロン水上人形劇の内容やチケットの買い方、アクセスの仕方などの観光情報を紹介します。
本記事を書いている僕は、過去に３０か国以上訪問してきた経験から、旅のコツを経験をもとに得た情報を発信しています。また、お金をあまりかけずにお得に旅するコツなども紹介しています。
目次
タンロン水上人形劇って
タンロン水上人形劇は、1000年以上前から続くベトナムの伝統芸能です。
水上で人形たちが水しぶきを立てながら、可愛らしく動き回る昔ながらのレトロな人形劇となっています。水上人形劇場は子供向きというだけあって内容はとてもわかりやすく、コメディーショーみたいになっています。
「田植え」や「魚釣り」など農民の暮らしの様子やハノイに残る伝説などが、3~5分の短編で描かれ、１公演が16話で構成されています。
人形劇は、人形を裏で動かす人だけでなく、ステージ横の男女の演者合わせて10名ほどでの生演奏や生吹替があって成り立っています。ベトナム語が分からなくてもある程度の内容はわかるようになっていました。
ハノイ市内にはホアンキエム湖の近くにある
ハノイには、観光の拠点でもあるホアンキエム湖のすぐ近くに劇場があり、大通りに面した場所に建物が立っているのでわかりやすいです。ハノイ大教会からもすぐ行ける場所なので観光客が多く、夜でも安心の場所です。
ハノイの『タンロン水上人形劇場』は、ベトナム建国の父ホーチミン元国家主席が、1956年に子どもたちの為に建てた劇場です。
エントランスには、たくさんの人形が並べられていました。
チケットは、エントランスの正面の窓口で当日券を購入することができます。
上演直前だと、チケットが売り切れている可能性もあり、良い席がない場合もあるので、あらかじめ前日か、当日の午前中には、予約・購入しておくことをおすすめします！
チケットの料金は、座席ごとによって異なります。
中列シートは15万ドン(750円程)
後列シートは10万ドン(500円程)
前列と後列はわずか数百円の違いなので、空席があればできるだけ前列の席を予約することをおすすめします！
なぜなら、人形はそれほど大きくないので、水上人形劇の魅力でもある、人形の表情や細かな動きは、後方の席では見えづらくなります。
水上劇の会場はエントランスフロアの２階になります。
客席はこんな感じでけっこう広いです！
映画館のようなクッションタイプの肘掛がある椅子なので、長く座っていてもお尻が痛くならずに鑑賞することできます。
舞台はお城のような建物の下が水で張られていてその横に語り手が座る台座があります。ステージは紫色に照らされ、雰囲気はとても独特です。
お城に「すだれ」がかかっていて、そこから水面下で操られている人形が登場し、水の上を動き回る仕組みになっています。
内容はこんな感じ
水上人形劇は、ベトナムの伝統楽器が奏でる美しい音色で開幕します。
その後、短編物語が次々に始まっていく形式で水上劇が進んできます。
開幕：伝統的な楽器の独奏、合奏
- テウさんの司会
- お祭りの顔をあげる。
- 竜の踊り
- 水牛の腰に座りながら、笛を吹く牧童
- 耕し、水取り出し等の農作業
- 蛀の釣り
- 家鴨を取るフォックスを戦う。
- 魚釣り
- 試験を高いポジションにて合格した者は故郷に戻って、祖先に感謝する。
- 子供は水の中に遊ぶ
- 鳥の踊り
- Le Loi王様は舟にて遊ぶ
- 舟レッシング
- ライオンの踊り
- 八仙人の踊り
- 龍、狸、色、鳳屋の踊り
入り口に日本語パンフレットがあるのでみながら鑑賞すると、とてもわかりやすいです。
「魚釣り」は、まさにコントのようで、魚と間違えて、奥さんにカゴをかぶせてしまうといった演出があり、会場が笑いに包まれる内容も多いです。
講演終了後、人形を操っていた人たちが出てきて拍手して会場は盛り上がって終了します。
観光についての注意点
水上人形劇は、言葉が分からなくても楽しめる、シンプルな内容ですが、より深く理解するために日本語パンフレットを持って見るとよりわかりやすく講演を楽しむことができると思います。
上映時間と定休日
上映時間は午後からです。日にちによって上演していない時間帯があるのでチェックしておきましょう。
ありがたいことに年中無休です。いつ行っても見ることが可能！365日開演しているアジア唯一の劇場として記録されています。
所要時間
約50分（3~5分の短編16話）
売店
２階のホアイエにタンロン水上劇に出てきた人形などが売っている売店があります。
人形一体12万ドンからで、お手頃な値段です。記念に買うのも良さそうですね。
観光に便利なアイテム
旅行での問題はやっぱり言葉です。英語なら何となく理解できても、ベトナム語は難しいです。
あなたがベトナム語を話せなくても、翻訳できるアイテムがあれば安心です。
翻訳蒟蒻とも言われるポケトークなら世界中の言葉に対応しており、話しかけるだけで的確に翻訳してくれて超便利！
観光を計画
土日や繁忙期は、当日券どころか前日でも満席の可能性があります。
また、水上人形劇は「ハノイツアー」には必ずと言っていいほど含まれているので、団体客用に前列シートが抑えられていることもあります。
そこで、確実で安心なのが、チケットの手配をしてくれるオプショナルツアーの利用です！
「ハノイまで来ておきながら観れなかった…」ともなり兼ねないので、事前予約ができるオプショナル予約は非常に便利です！
ベトナムを訪れる際の航空券・ホテルはこちらから可能です。
まとめ
『タンロン水上人形劇』は、人形劇を通して、ベトナムの習慣や時代背景が感じられ、異国ならではの雰囲気と伝統を味わうことができました。
人形を操るには、数年の修業が必要みたいで、公演中ずっと水の中に腰から下を入れたままで、器用に人形を操る方々に尊敬します！
コミカルな人形劇は、ハノイに来たらぜひ抑えておきたい観光スポットです。ぜひ予約されて行ってみてください！
記事の共有・ブログの購読
最後まで読んで頂きありがとうございます。
今後も役に立つおもしろい記事を配信し作っていきます‼︎
コメント