【フランス・パリ】モンマルトルのサクレクール寺院の見どころを紹介 パリ市内が一望でき絶景ベストスポットです

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モンマルトルのサクレクール寺院を観光する人

モンマルトルのサクレクール寺院よく耳にするけど、どういうものかあんまり知らないし、どこが見どころなのかもよくわからないな。あと、観光の注意点とかもあると教えて欲しいな。」

パリ市内のいたる場所から遠目に眺められる純白のサクレ・クール寺院は、パリで最も高い丘「モンマルトルの丘」の上にそびえ立ち、フランスの大ヒット映画『アメリ』の舞台になった場所としても知られています。

今回は、モンマルトルのサクレクール寺院の歴史や見どころ、さらに観光する際の注意点を紹介します。

本記事を書いている僕は、過去に30か国以上訪問してきた経験から、旅のコツを経験をもとに得た情報を発信しています。

 

ではさっそくみていきましょう。

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基本情報

1875年から39年の歳月をかけて建設された「サクレ・クール寺院」は、普仏戦争やその翌年に起きた内乱による戦死者や被害者を追悼するために建設されました。サクレ・クールは「聖なる心(心臓)」を意味し、ビザンチン様式とロマネスク様式が混ざった造りが非常に特徴的な寺院です。

建築は、ノートルダム大聖堂の修復も手がけた「ポール・アバディ」が担当し、国民の寄付によって4000万フランもの建設費用が集まりました。

19世紀後半に建てられた比較的新しい寺院ですが、今ではパリに欠かすことができない存在になっています。

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見どころ

まずは外観。

モンマルトルのサクレクール寺院が明らかにパリ市内の他の教会と違っているのは、平和の象徴のような、白亜の外壁です。しかし、終戦後だったこともあり期待に反して多くのフランス人はサクレクール寺院をドイツへの復讐の象徴として捉えたとされています。

大聖堂の正面、中央には訪問者を迎えるキリスト像がいて、左右には5メートルもの高さの騎馬像がキリストを守るように2騎控えています。馬上の人物は、向かって左が聖王ルイ9世。右側は百年戦争で活躍したフランスの聖女ジャンヌ・ダルクです。 

ピエール・セガン作のキリスト像と彫刻家イッポリト・ルフェーヴル作の2騎の銅像は芸術作品としても見ごたえのあるものです。

中央ドーム丸天井に描かれた「キリストのモザイク画」

サクレクール寺院の内部には、いたるところにキリストを描いたモザイク画やステンドグラスが飾られています。

なかでも、建物の完成から9年も遅れて完成したという丸天井のキリストのモザイク画は圧巻です。ドーム状の天井に描かれた絵は、475平方メートル。

あまりに大きく正面からは絵の端がよく見えないほどです。天井のキリストのモザイク画を描いたのは、パリの画家リュック・オリビエ・メルソン。絵の中央には聖人たちに囲まれたキリストが緻密なタッチで描かれています。

螺旋階段の先に広がる360度のパノラマ

サクレクール寺院内の天井ドームを見学するには、チケットを購入し大聖堂の正面左手にある入口から入ります。

少し薄暗いので足元に注意をはらいながら300段のらせん階段を上ります。天井も低く、エレベーターや休憩する場所がないので、ゆっくり焦らずに上りましょう。

なかなかたいへんな道中ですが、上りきった後に眼下に広がる景色がきっと疲れも忘れさせてくれます。

標高130mのモンマルトルの丘にそびえる、高さ83mのサクレクール寺院の天井ドームから見渡すパリの街は絶景の一言。360度のパノラマが堪能できます。

観光情報と注意点

アクセスの仕方

パリ市内からサクレクール寺院へのアクセスは、メトロが便利です。メトロ12番線に乗車した場合の最寄り駅はアベス(Abbesses)駅。アベス駅は、サクレクール寺院の西側にあります。

お土産物、洋服などが売られている坂があり階段も多いのですが、パリの街のアートに触れながら歩いて行けます。 

メトロ2号線に乗車した場合は、アンヴェール(Anvers)駅で下車。駅からまっすぐ北へ向かうとサンピエトロ広場に着きます。サンピエトロ広場から丘の上までは、階段を上るか、フニクレール(ケーブルカー)を利用します。フニクレールはパリ市内で使用できるメトロ・バスの共通チケットが使えて便利です。

入場料

サクレクール寺院の入場料は無料ですが、寺院内天井ドーム見学と地下聖堂見学は有料です。(大人:8ユーロ、4~16歳:5ユーロ、4歳未満無料)

営業時間と定休日

大聖堂の開門時間は、毎日6時~22時30分。閉門日はありません。寺院内天井ドーム見学は、毎日8時30分~20時(5~9月)毎日9時~17時(10~4月)です。       

またミサの時間は大聖堂に入場できません。月~金曜は、7時、11時15分、(金曜日のみ15時)、18時30分、22時(夜の礼拝・登録信者のみ)。土~日曜は、7時、11時、(日曜日のみ18時)、22時(夜の礼拝・登録信者のみ)。

売店・お土産店

モンマルトルの丘にある広場には、お土産を売る店やカフェも多く、1年を通じて賑わう人気の観光スポットです。地場の家庭料理を味わえるレストランやワインを楽しめる店、絵画やお土産屋など様々なお店があります。

観光を計画

サクレクール寺院を訪れる際の航空券・ホテル・ツアー予約はこちらから可能です。

場所も分かりやすく、市内中心部からも近いので個人でも十分に周れます。もし、他の観光地と合わせて効率的に巡りたい場合や、日本語ガイドによる詳しい説明を聞きたい場合は現地発着ツアーへの参加がオススメです!

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まとめ

モンマルトルの丘の上からパリ界隈を見渡せる白亜の大聖堂、サクレ・クール寺院。午前中と午後にミサの時間もありますので、ミサを見学できるチャンスもあるでしょう。建物の中のモザイク画は、とにかく一見の価値ありですね。周辺の散策も含めて、ぜひ時間をとってゆっくり見てまわってください!!

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