【海外建築旅】世界中から注目される美しいフランス おすすめ建築物・観光スポットを紹介!

フランス建築巡りする人

「フランスに旅行に来たけど、街にお洒落な建物を目にするんだけど、どういった建物なの?フランスを建築物を見てみたいんだけどどんなのがあるの?」

フランスは、世界中から注目される美しい建築物が点在する国です。フランスは先進国であり、工業、農業、観光などさまざまな分野で経済的に繁栄しており、歴史、文化、芸術、料理、ファッションなどの面で世界的に影響力を持っています。

観光面でも、パリのエッフェル塔やルーヴル美術館やヴェルサイユ宮殿などの歴史的な建造物がたくさんあります。

今回は、そんなフランスにある建築物を紹介しつつ、建築物の見どころや観光情報、さらに写真と共に建築の背景や歴史的なエピソードを紹介し、フランスの建築の魅力をお伝えします。フランスの美しい建築に酔いしれながら、文化と歴史の旅に出かけましょう!

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今回は、フランスにある以下のおすすめ建築物を紹介していきます。

フランスはヨーロッパ大陸の西部に位置する国で首都はパリで、花の都とも呼ばれ、芸術、文化、歴史的建築物、美食、そしてファッションなど多岐にわたる特徴があります。

フランスの代表する建築物の見ておくと間違いなしの建物を紹介します。

ロンシャンの礼拝堂
サボア邸
ポンピドゥセンター
ノートルダム大聖堂
エッフェル塔
エトワールの凱旋門
ルーブル美術館
モンマントルのサクレクール寺院
ストラスブルーのコロンバージュ(木骨組み)の家々
フランスの美しい建築に酔いしれましょう!
 

ロンシャンの礼拝堂

カトリック・ドミニコ会の巡礼地として建てられた礼拝堂で、飛行機の翼をイメージしたシェル構造の屋根と白く輝く厚い壁が特徴の彫刻のような建物です。ロンシャンの礼拝堂は1950年代に建設され、現代建築の代表作として高く評価されています。

南側の回転扉はコルビュジェによるエナメルの絵画が描かれており、東側の屋外テラスの聖壇はブルゴーニュ産の白い石で造られています。西側にあるガーゴイルは雨水が壁に沿って流れないよう造られています。建物の一部は露出コンクリートで仕上げられており、その質感や色合いが建物全体の美しさを引き立てています。

壁にはめ込まれたガラスから差し込む光と屋根と壁の間にあるスリットが建物の重厚感を和らげているように感じられますね。幻想的な空間ですね!

北側に2つ南に1つ合計3つの小礼拝堂があり白と赤の丸天井から光が流れ込みます。この屋根の緩やかなカーブや内部の光の使い方は、建築史上の重要な技術的な成果とされています。

礼拝堂の南側には巡礼者の宿泊所と司祭の家があり西側にはジャン・プルーヴェ設計の鐘があります。第2次世界大戦の爆撃による犠牲者を慰霊する北東のピラミッドから礼拝堂を静かに眺める事ができます。

光の原理を熟考した造形と多様な表情で人々に語りかける建築です。

ロンシャンの礼拝堂は、建築愛好家や観光客にとって訪れる価値のある場所とされており、フランス国内外から多くの人々が訪れています。

行き方と詳細
  • 設計者:ル・コルビュジエ
  • 竣工:1950年/1955年
  • 場所:13 Rue de la Chapelle, 70250 Ronchamp, France 【地図
  • 交通:Ronchamp 駅 徒歩30分
    【パリからの行き方】Paris-Est 駅 → Epinal 駅/Belfort 駅/Lure 駅 → Ronchamp 駅
    【バーゼルからの行き方】Basel SBB 駅 → Mulhouse Ville 駅 → Belfort 駅 → Ronchamp 駅
  • 詳細:こちら

サヴォワ邸

ル・コルビュジェ(1887-1965年)によって設計された鉄筋コンクリートラーメン構造の住宅である。1931年に、フランスのパリ近郊の町ポワシーに建てられています。。

建築士なら知っているかと思いますが、サヴォワ邸は、20世紀前半の近代建築の創成期に生み出された名作です。

その空間と形態の構成は今日でもなお新鮮であり現代の建築の作法が近代建築の延長にあることを物語っています。

地上2階、地下1階の住宅であり1 階には玄関、ガレージ、個室などで、主室(居間などの主要な生活を担う部屋)は2階に置かれています。

1階にはピロティと呼ばれる独立柱で持ち上げられた2階の下にあります。

外部空間(屋根があるだけで壁に固まれていない吹きさらしの空間)もあります。

2階の一部と屋上には屋上庭園と呼ばれる外部空間がつくられス口ープで結ばれています。

屋上の上にベッドチェアーがあり、ゆっくりと休憩ができますよ

観光地ではないのでとても静かなひと時をおくれます。

サヴォア邸は、建築の近代五原則の実践例として有名です。

近代建築の五原則って?

ル・コルビュジエは、20世紀初頭からようやく一般化された鉄筋コンクリートの技法を適用した新しい建築の可能性を考え、住環境の改善を目指しており、近代建築を構成する次の5つの原理を提唱しています。「近代建築の5原則」として知られるこのマニフェストの原題は「新しい建築の5つのポイント」であり、以降、自由な建築が生まれ、現代の建築文化を生み出していってます。

ピロティ
地面から建築を解放し、交通と植物、運動のための場に。
屋上テラス(庭園)
屋上と空を解放し、日光浴、運動、菜園の場に。住居を湿った層で保護。
自由な平面
部屋の形や配置を構造壁から解放。間仕切り壁で自由につくれる。
横長の窓
自由に大きい窓がつくれるため、建物内部を一様に明るくできる。
自由なファサード
絵画を描くように自由にデザインできる。

これまで活用できなかった地面を開放し、屋根を平らにすることで、2倍の面積が新たに生まれ空間の巨大化に成功。ル・コルビュジエはまた、車社会の到来を予測し、地上の空間を開放して交通の連続性を確保した。さらに、屋上の庭園化はコンクリートの劣化を防ぐ意味でも有効です。

健康的な生活を屋上でも送れる新しい住まいのスタイルは、伝統、構造、疾病…あらゆるものから解放された、明るく自由な住まいのイメージを実現したんですね。

革新的なデザインと機能性は、現代の建築にも大きな影響を与え、建築愛好家や学生、観光客にとって訪れる価値のある建築物の一つとされています。

行き方と詳細

  • 設計者:ル・コルビジェ
  • 竣工:1928年/1931年
  • 場所:82, Chemin de Villiers, 78300 Poissy 【地図
  • 交通:ポワシー駅から徒歩20分

ポンピドゥーセンター

通称ポンピドゥーセンター(Centre Pompidou)は、正式にはジョルジュ・ポンピドゥー国立芸術文化センター です。近現代芸術の拠点をパリに作る構想を発表し、自らも近代芸術の愛好家でもあった大統領の名がつけられた芸術の総合美術館です。

ポンピドゥーセンターは、公共情報図書館、国立近代美術館、産業創造センター、映画館、カンディンスキー図書館、国立音響音楽研究所などがひとつになっています。

最大の特徴は、水道管、冷暖房ダクト、電線管、階段など、建物の内部にあるはずの共用施設をすべてむき出しのまま外部にさらし出した建築様式です。その分、建物内部は隅々まですっきりとした広い空間が実現されています。その斬新で奇抜とも言える建築様式は、パリのランドマークとして知られています。

建物の中に設備系統のものを入れずに空間をフレキシブルに使える空間として使えるですね。面白いですね。

ちなみに、外部に設置されている水道管や配管などの設備は、特徴的な色分けがされています。白は構造に関するもの、黄色は電気類、緑は水、青は空調、そして赤は人の流れを示しています。空調などの排気設備は外部に設けられています。

ポンピドゥーセンターは、ルーブル美術館、オルセー美術館と並んで、来客数の多いパリの美術館として知られています。パリを訪れたらぜひ足を運びましょう!

行き方と詳細

  • 設計者:レンゾ・ピアノ
  • 竣工:1977年
  • 場所:Place Georges Pompidou, 75004 Paris 【地図
  • 行き方:パリメトロ11号線ランビュトー駅 徒歩3分
  • 詳細:こちら

パリ・ノートルダム大聖堂

パリ・ノートルダム大聖堂は、フランス、パリのセーヌ川のシテ島にある「ゴシック様式」を代表する大聖堂であり、世界遺産にも登録された建築物です。

正面のファサードはポインテッドアーチによる「双塔」があり、中央部には「2連アーチ」と「バラ窓」が取り付けられています。

ゴシック建築(1250年頃)とは、ロマネスク建築(1200年頃)よりも「明るい大空間」を実現しています。ロマネスク建築が「壁」の建築であるとすれば、ゴシック建築は「組積造と軸組」によって造られた建築であると言えます。

【海外旅行で疑問】ゴシック様式やバロック様式って?建築様式について徹底解説 【合計50様式を紹介】 

組積造で高い外壁を造るために、壁を支持する控え壁である「フライング・バッドレス」が採用され、構造的な革新があります。

またゴシック建築には、曲面の天井を造り出す「リブ・ヴォールト」(肋骨の意味)や、身廊に光を入れるための高窓である「クリアストーリー」が取り付けられているのも特徴です。

更には、ステンドグラスを円形にした窓である「バラ窓」もゴシック建築の特徴的な要素です。

とても重要な建築物なので、建築を学んでいる学生さんは是非覚えておいて損はないですね。建築士試験にも出題されています。

行き方と詳細
  • 設計者:ピエール・ド・モントルイユ
  • 竣工:1163年/1345
  • 場所: 6 Parvis Notre-Dame – Pl. Jean-Paul II, 75004 Paris地図
  • 行き方:メトロのライン4のシテ駅で降りて徒歩4分

エトワールの凱旋門

正式名は「エトワール凱旋門」ですが、単に凱旋門と言えば多くの場合この建物を指すほど、圧倒的な認知度を誇るパリのシンボルとなっています。

パリのメインストリート「シャンゼリゼ通り」の西端、シャルル・ド・ゴール広場に威風堂々と聳えるのが、あの有名な「エトワール凱旋門」です。

その歴史は、19世紀初頭に端を発します。ナポレオン率いるフランス軍がロシア・オーストリア連合軍を破ったアウステルリッツの戦いでの勝利を記念し、1806年に建設が始まった凱旋門ですが、高さ約50メートルの巨大な門の建造には多大な時間を要し、完成したのは1836年、ナポレオンの死後10年以上が経過した後のことです。

ナポレオンが自らの勝利を讃える凱旋門を初めてくぐったのは、1840年にパリに改葬された時であったと言われています。

凱旋門は新古典主義様式で建てられています。

観光名所としても人気があり、訪れる人々にパリの壮大な景観を楽しめ、凱旋門の上からは市内の美しい景色を一望することができます。

行き方と詳細
  • 設計者:ジャン・フランソワ・シャルル・ピーター
  • 竣工:1806年/1836
  • 場所:Place Charles de Gaulle, 75008 Paris【地図
  • 行き方:地下鉄「シャルル・ド・ゴール・エトワール」駅下車すぐ

ルーブル美術館

ルーブル美術館は、もともと12世紀にフィリップ2世が要塞として建築しました。

その当時はルーヴル城(ルーヴル宮殿とも)と呼ばれおり、以後歴代の王の王宮として使用されていましたが、17世紀にルイ14世により王室の美術品コレクションの収蔵、および展示場所に改められました。

世界で最も入場者数を集める美術館であり、年間なんと800万人を超える人が集まります。

ルーブル美術館は建物自体も美しい歴史的建築物であり、その中庭には大きなガラスピラミッドがあります。美術館の展示品や建物自体の美しさ、そして歴史的な重要性から、ルーブル美術館は芸術と文化の宝庫として世界的な名声を持つ美術館として知られています。

行き方と詳細
  • 設計者:フィリップ2世・イオ・ミン・ペイなどら
  • 竣工:1793年
  • 場所:Musée du Louvre Rue de Rivoli 75001 Paris France【地図
  • 行き方:、1号線のパレ・ロワイヤル駅(Palais-Royal)、もしくは7号線のミュゼ・デュ・ルーヴル駅(Musee du Louvre)

モンマントルのサクレクール寺院

正式な名前は「聖心教会バシリカ」であり、通常は「サクレ・クール寺院」と呼ばれています。

サクレ・クール寺院は、19世紀末から20世紀初頭にかけて建設されました。建物はロマネスクとビザンティン様式の要素を取り入れた美しいデザインで、白い大理石で覆われています。寺院はモンマルトルの丘の頂上に位置し、パリ市内からは遠くからでも目立つ存在です。

このバシリカは、フランスの救済と回心を願うために建てられました。また、第一次世界大戦中の犠牲者への追悼も目的としています。

サクレ・クール寺院の内部には、美しいステンドグラスや壮大なモザイクがあり、訪れる人々に圧倒的な美しさを与えます。また、バシリカの上にあるドームからは、パリ市内の美しい景色を一望することができます。

この寺院は、宗教的な目的で訪れる人々や観光客の間で人気があり、年間を通じて多くの訪問者を迎えています。サクレ・クール寺院は、パリのランドマークの一つとして知られており、その美しい建築と景観は訪れる人々に感動を与えます。

行き方と詳細
  • 設計者:ポール・アビドン
  • 竣工:1884年/1924年
  • 場所:35 Rue du Chevalier de la Barre 75018 Paris France【地図
  • 行き方:メトロ12番線に乗車した場合の最寄り駅はアベス(Abbesses)駅

ストラスブルーのコロンバージュ(木骨組み)の家々

ストラスブールはフランスとドイツの文化的な影響を受けた都市であり、アルザス地方に位置しています。市内には美しい中世の建築物が点在し、歴史的な旧市街はユネスコの世界遺産に登録されています。

また、ストラスブールの中心部にはクランケンベルグ通り(La Grande Île)と呼ばれる島があり、中世の街並みや運河が残っています。

ストラスブルーには、まるで絵本のおとぎの国のような世界が広がっています。美しくて可愛いコロンバージュ(木骨組み)の家々がたくさん並んでいます。

食文化でも知られており、アルザス地方の料理やワインが楽しめます。フラムクシューデルやサワークラウトなどは地元の特産品です。

ストラスブールは美しい建築や文化的な重要性、ヨーロッパ連合の本部所在地としての役割などから、多くの観光客や訪問者にとって魅力的な都市となっています。

行き方と詳細

  • 設計者:
  • 竣工:
  • 場所:6 Rue des Moulins, 67000 Strasbourg【地図
  • 行き方:メトロ12番線に乗車した場合の最寄り駅はアベス(Abbesses)駅

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まとめ

世界建築巡りの世界観にサイトに訪れてくれたみさなんも体験してみる事をおすすめします。

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