西国三十三所巡礼で播州清水寺を参拝する人
「西国三十三所25番の播州清水寺を巡礼するんだけど、播州清水寺ってどんな寺か知らないし、どこが見どころなのかもよくわからないな。あと、参拝の注意点や周辺のおすすめ施設とかもあると教えて欲しいな。」
今回はこういった疑問にお応えしていきます。
今回は【西国三十三所25番】播州清水寺の見どころや参拝の注意点、周辺のおすすめ施設などについて詳しく紹介していきます。
本記事を書いている僕は、過去に30か国以上訪問してきた経験から、旅のコツを経験をもとに得た情報を発信しています。また、お金をあまりかけずにお得に生活するコツなども紹介しています。
目次
ではさっそく【西国三十三所25番】播州清水寺の巡礼をみていきましょう。
【西国三十三所25番】播州清水寺の基本情報
西国三十三所 第25番札所の播州清水寺は、寺伝によると今からおよそ1800年前の古墳時代に創建されたという古刹です。ご本尊「十一面千手観世音菩薩」は、法道仙人一刀三礼とされ、大火災の難を逃れた秘仏で、金箔仕様は特別感があります。
宗派 | 天台宗 | 開基 | 法道仙人 |
御本尊 | 十一面千手観世音菩薩 | 創建 | 推古天皇35(627)年 |
御詠歌の意味は?
「普き門の品々に」は漢字だけをひらって見て下さい。観音経の普門品が読み込んで有ります。普くあちらこちらの多くの方々にお参りをして戴き普門品の観音経をおとなえして下さい。そうしたら「なにをかなみの」は何もくよくよ悩むことはないですよ、「ここに清水」はこの清水寺の観音様に御参拝下さい。というような意味になります。(西国巡礼慈悲の道より引用)
播州清水寺の物語
『寺伝』に播州清水寺の物語が記されています。
どんなことが書かれているの?
法道仙人はインドの僧で、今より1800年前、人皇十二代景行天皇が治められていた時に、中国、朝鮮を経て御嶽山に住まわれ、鎮護国家豊作を祈願されました。
推古天皇勅願により、根本中堂が建立され、仙人一刀三礼の秘仏「十一面観音」、「脇士毘沙門天王」、「吉祥天女」の聖像が安置されました。
もともとこの地は水に乏しく、仙人、水神に祈ったところ、霊泉が湧水し、その事に感謝して「清水寺」と名付けられています。
「播州清水寺」の参拝訪問記 見どころを紹介
播州清水寺は、かつては西国三十三所の中でも難所の一つで、仁王門があるこの駐車場まで歩いて行くしかできませんでしたが、現在は車で仁王門前まで行くことができます。
お寺の入口である仁王門。現在の仁王門は昭和55年に再建されたものです。
以前は表坂の参道に仁王門があったそうですが、明治45年に焼失、再建、しかし昭和40年の台風で倒壊、昭和55年に落ち着いて現在の場所に移して再建されたそうです。
仁王門をくぐると売店があり、その先にしばらく道が続いています。
真っ直ぐ歩くと左手にドッグランがあります。西国三十三ヶ所では唯一、ここだけしかありません。
道をしばらく進むとようやく播州清水寺の看板と手水舎が見えてきます。
手水舎の向かい側に薬師堂があります。
薬師堂の創建は、平清盛の義母「池の禅尼」です。現薬師堂は昭和59年に再建され、内部には、釈迦如来像と東京芸大籔内佐斗司先生による「十二神将」が安置されています。
お薬師さまを守るように12体の干支の動物の姿をしている十二神将像が並んでいるのです。
動物の上半身だけの飛び出した形をしているので、存在感たっぷりの愛嬌ある姿をしているのが面白いです。
薬師堂の近くに放生池があります。
播州清水寺にはお堂が2つあり、大講堂(西国三十三所の札所(聖武天皇の勅願))と根本中堂(摂津国三十三所の札所(推古天皇の勅願))。まずは池の近くにある大講堂の方へいきます。
こちらの階段からお堂内へ入ることが出来ます。
ご本尊は十一面千手観世音菩薩です。
大講堂の右手に階段があり、根本中堂と言う、このお寺のはじまりのお堂があります。
階段の途中に地蔵堂や鐘楼などあります。
鐘楼は、開運の鐘とも呼ばれている鐘楼で、鳴らすと幸運が起きると有名です。
階段を登り切ると、正面に根本中堂が現れます。
ご本尊は、十一面観音菩薩です。30年に一度のご開帳で秘仏となります。
前回は平成29年にご開帳されたばかりなので、見ることができるのはだいぶ先になりそうです。普段は御前立ちを拝むことができます。
注目の見どころスポット:おかげの井戸で寿命を3年延ばせる
根本中堂の奥の道を進んで行くとおかげの井戸があります。この井戸は、井戸の水面に顔を映すと寿命が3年延びると言われてるのです。
今から1800年前にインドから渡来した法道上人が、水神に祈願すると水が湧き出てきたので、水神に感謝して「清水寺」と名付けたとされています。この井戸が、寺名の由来となったのです。
水面に顔を映して寿命UP!!
注目の見どころスポット:大塔跡の伽藍跡は神秘的
帰り道に根本中堂の右奥にある道を進んでいくと大塔跡が見えてきます。
大塔跡は、保元2年(1157年)平清盛の聖母伝えられる祇園女御の建立とされています。
本尊は五智如来。
昭和40年の台風にて大破されたまま、現在は、石段跡や束だけが残る状態になっています。
御朱印と散華
西国三十三所の各お寺では御朱印帳(納経帳)、専用八角形の用紙(曼荼羅)、白衣、掛け軸などに御朱印(納経印)などで書いてもらうことができます。料金は300円です。
西国三十三所 御朱印
西国三十三ヶ所
*中央の字は大講堂と書かれています。
草創1300年特別印
*御嶽山山頂に軒を連ねる清水寺は、紅葉の名所として名高い様子を表したデザイン。
散華
西国三十三所早創1300年記念事業では、御朱印を頂くとオリジナルの散華を無料で頂けます。
散華とは、「蓮華(ハスの花)の花びら」を模した紙のお守りのことで、札所ごとに観音経の一字が書かれ、各札所分すべて集めると、以下のように観音経の一部が完成するというものです。
私がお勧めする御朱印帳・散華台帳 これさえあれば大丈夫!!
アクセスの仕方
播州清水寺は、比較的アクセスしやすいところにあります。ただし公共交通機関を利用する場合は、バスの本数が非常に少ないので注意が必要です。
播州清水寺の巡礼情報 | |
住所 | 兵庫県加東市平木1194 |
拝観料 | 大人 500円 |
拝観・御朱印時間 | 【拝観】8:00~17:00 【御朱印】8:00~17:00 |
アクセス(電車) | JR福知山線相野駅下車 清水寺行バス 35分(毎日2便) |
アクセス(車) | 車では舞鶴若狭道〜三田西ICから約20分 又 中国道ひょうご東条ICより20分 |
駐車場 | あり 無料 |
WEBサイト | 公式サイトはこちら |
周辺のおすすめ施設を紹介
西国三十三所巡りで急足でお寺からお寺に訪問するだけではもったいないです。周辺の観光スポットや施設、飲食店をじっくり楽しむことをおすすめします。
スイーツ巡礼
西国三十三所巡りで見逃せないのがスイーツ巡礼です。西国三十三所のお寺と関わりのある名産品、地元の特産物などを頂きながら巡礼するとまた別の楽しみが増えるのでおすすめです。
①黒豆ケーキ(清水茶屋)
「丹波黒豆」を使った、黒豆ケーキは巡礼品として指定されています。しっとりとした食感で美味しい。
住所 | 播州清水寺境内 |
営業時間 | 10時00分~16時00分 |
周辺おすすめ観光スポット
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東条湖おもちゃ王国
こんだ薬師温泉
播州清水寺周辺のおすすめホテル・宿泊
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まとめ
播州清水寺は、四季折々の花を楽しむことができ、また別の季節にも行きたいそんな境内です。特に播州清水寺の紅葉は特に美しく、ライトアップも行われるので、幻想的な雰囲気を味わえると思います。清水寺といえば、京都にも同じ西国三十三所の清水寺(16番)もありますが、どちらも秋の紅葉が有名で綺麗です。
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