西国三十三ヶ所を満願した人
「西国三十三所巡礼で33ヶ所全て周り満願したんだけど、お礼参りに行った方がいいの?どこに行けばいいの?さらにお礼参りの申し込みの仕方とかもあると教えて欲しいな。」
今回はこういった疑問にお応えしていきます。
西国三十三所の観音巡礼を満願した後は、古くからお礼参りという習慣があり、無事に満願できたお礼として参拝するものです。明確な決まりはありませんが、一般的には西国巡礼では長野県長野市にある善光寺にお礼参りするのが習わしとされています。
本記事では、西国三十三ヶ所巡礼のお礼参りの内容や申し込み方、善光寺の参拝記をバッチリ紹介します。
目次
本記事を書いている僕は、過去に30か国以上訪問してきた経験から、旅のコツを経験をもとに得た情報を発信しています。また、お金をあまりかけずにお得に旅するコツなども紹介しています。
西国巡礼の御礼参りは古くからの習慣!
西国巡礼が法皇周辺の間で流行になったその後、一般の人も巡礼するようになった江戸時代に、多くの人にとって巡礼は一生に一度であり命がけの旅として、西国巡礼を全て回ったあとに熊野三社巡りやお伊勢さんなど巡礼し、中山道を通って善光寺に立ち寄って、帰京するというのが定番だったようです。
中山道は江戸時代の五街道の一つであり、京都から信州方面を経由し江戸を結ぶ道であることから西国巡礼に最も活用された道であったようです。
今でもその名残は残っており、西国巡礼途中に熊野三社参りや奈良四社参り、伊勢参り、33番札所の華厳寺に参拝ついでにお礼参りとして、そのまま善光寺に行ったりする人もかなり多いです。
お礼参りの定番は善光寺!
お礼参りをするお寺は明確に決まっているわけではないですが、比叡山延暦寺・根本中堂や高野山・奥の院、四天王寺、東大寺・二月堂、善光寺などが知られていますが、古くからの習わしで善光寺へ行く方がほとんどです。
昔から多くの人々が日本中から善光寺を目指して参詣し、「一生に一度は参れ善光寺」や「牛にひかれて善光寺参り」と言われた程です。
善光寺の歴史は古く、日本の仏教文化において重要な位置を占めている日本を代表するお寺の一つです。
長野市に位置しており、約1,400年の歴史を誇る寺院です。 日本最古の仏像を本尊とし古くから全国的に知られ、多くの国宝や重要文化財、山門・経蔵・釈迦堂・釈迦涅槃像などが点在し、真っ暗な回廊を通る「お戒壇巡り」は、善光寺に参ったのなら体験しておきたいスポットです。
お礼参りの申し込み方法は?
西国巡礼の満願した御朱印帳を持って本堂の受付で、「西国巡礼の満願成熟した御礼を報告したい」と伝えればOKです。ご祈祷料として5000円を納めましょう。
申込みをすれば、本堂内の一般者が立ち入りできないエリアである内内陣でお経とご祈祷をしてもらえます。
嬉しいことに善光寺のご本尊・一光三尊阿弥陀如来さまの絶対秘仏が安置されている厨子の幕が30秒だけ上げられ、厨子をじっくり見学することが可能!
ご祈祷が終われば証明所・證と散華が頂けます!!
西国巡礼を発願した日から事後や怪我なく無事に全て巡礼を終えることができた感謝を報告することができました!
ついでに西国巡礼の御朱印帳の後ろのスペースに御朱印をしてもらいました!
善光寺の見どころスポットを紹介!参拝記
善光寺の参道は仲見世通りと呼ばれたくさんの飲食店や土産物が並ぶ楽しいエリア。
信州そばや参拝おみやをGET!
参道を進んでいくと大きな仁王門と山門を発見!重要文化財に指定されています。
善光寺の見どころスポットとして山門参拝、本堂内陣の真っ暗な回廊を通る「お戒壇巡り」や経蔵参拝の三ヶ所をめぐる参拝券が発売されています。1200円でお得に注目スポット巡れるのでおすすめです。
山門からの景色。素晴らしいの一言。
こちらが本堂です。
現在鎮座している本堂は1707年に再建されたもので、東日本最大級の規模を誇る木造建築です。御本尊は、一光三尊阿弥陀如来(絶対秘仏)です。
お戒壇めぐりは、ほぼ真っ暗で何も見えません。右手を壁にそえて続いている道をただひたすら進みます。
お戒壇巡りの途中、極楽の錠前を見つけると秘仏である御本尊と結縁すると言われています。ぜひお戒壇めぐりをする際は錠前も探してみましょう!
注目スポット巡り最後は経蔵です。こちらも山門同様、重要文化財に指定されています。
経蔵内には仏教経典のすべてを網羅した一切経が納められています。経蔵内にある輪蔵を1周回すと、一切経を読んだのと同じ功徳が得られると言われています。
詳しい善光寺参拝記はこちらからどうぞ!!
善光寺の旅を計画
満願後は先達申請してお礼の巡礼をしよう!
すべての寺で祈りを捧げ、御朱印をいただくことで「満願」となり極楽往⽣できるパスポートを手に入れることができます。
満願パスポートを手に入れることができたら、先達の称号を得ることができます。その後も巡礼回数に応じて、中先達や大先達、特任先達へと称号がグレードアップしていきます。
1回目は巡礼に集中し、2回目はお礼参りかねて花が見頃の時に訪れ、3回目は周辺のスポットにも足を伸ばしてみるなど、巡礼を複数回する楽しみ方もあります。
【西国巡礼】始め方・楽しみ方をバッチリ紹介!初心者の巡礼の基本
まとめ
昔から「一生に一度は参れ善光寺」と言われた程、多くの人々が日本中から善光寺を目指して参詣する有名なお寺です。
昔の習わしを受け継いで西国巡礼を満願したら日本の原風景を楽しめる中山道を歩いて善光寺に行くことをおすすめします。素晴らしい体験と旅行になると思います。ぜひお試しあれ!!
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