【四国お遍路第19番】立江寺 参拝記!見どころ・納経など紹介!かつては阿波の関所!

四国八十八ヶ所巡礼

四国お遍路で立江寺を参拝する人

「四国八十八ヶ所巡りで第19番札所の立江寺を巡礼するんだけど、立江寺ってどんな寺か知らないし、どこが見どころなのかもよくわからないな。あと、参拝の注意点や周辺のおすすめ施設とかもあると教えて欲しいな。」

今回はこういった疑問にお応えしていきます。

立江寺は、四国八十八ヶ所霊場の根本道場とも言われ、阿波の関所寺になっています。荘厳な本堂の絵天井や巨大な本坪鈴、黒髪堂は見どころです。

今回は【四国八十八ヶ所第19番】立江寺の見どころや参拝の注意点、周辺のおすすめ施設などについて詳しく紹介していきます。

本記事を書いている20代の僕は、弘法大師ご誕生1250年の節目を機に、マイカーで巡礼しました。ただ勢いよく巡礼するのではなく、お寺の見どころや観光スポット、地元グルメを楽しみながらのんびり回ることを重点に四国お遍路の楽しさを紹介しています。

 

四国八十八ヶ所巡礼を始めたいんだけど、四国お遍路の旅がどんなもので、どのくらいの費用がかかるのかなどの、始め方やルール、楽しみ方をバッチリ紹介しています。気になることがあれば是非チェックしてみてください!

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ではさっそく【四国八十八ヶ所第19番】立江寺の巡礼をみていきましょう。

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【四国八十八ヶ所第19番】立江寺の基本情報

四国八十八ヶ所第19番の立江寺は、聖武天皇の勅願を受けた行基が開基したお寺です。

宗派 高野山真言宗 開基 行基
御本尊 延命地蔵菩薩 創建 天平19年(747) 
御詠歌 いつかさて西のすまいのわが立江 弘誓の舟に乗りていたらむ

御詠歌の意味は?

「弘誓の舟」とは、立江に誓いを立てることを意味し、その船に乗って立江と再会したいと願っています。この歌には、切なる思いや待ち望む心情が込められており、感動的な場面の一つとして知られています。
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立江寺の物語

立江寺は、四国の総関所として四国八十八ヶ所の根本道場といわれ、阿波の関所としても有名ですが、邪悪な心の持ち主や罪を犯した者が訪れると罰が下るとの言い伝えがあるようです。

「立江寺」の実際の様子は?見どころも紹介

駐車場に車をとめてお寺の入り口である山門に向かいます。

山門はこじんまりとした佇まいの門です。山門に控える像は、いなく巨大な草鞋がありました。

門をくぐると、境内が見渡せ、広々としています。

境内に入り右側に目を向けると、大きくて立派な多宝塔があります。

その手前には子授かり地蔵を発見!

行基が光明皇后の安産を祈願して開基したことから安置され、「子安の地蔵尊」「立江の地蔵さん」として親しまれています。

その隣には手水舎があります。参拝前に身を清めて本堂に向かいます!

仁王門の左側には風格ある立派な鐘があります。

参道を進んでいくと修行大師像を発見!

大師像の足下で祖先供養の流木流しができます。

そしてこちらが本堂。

本堂の本坪鈴はかなり巨大です。

注目の見どころスポットでもある本堂の天井絵も見逃さないようにしましょう!

格式高い格天井に色鮮やかな花の絵が描かれています。この中に寿老人の像もあり息災延命の願いが叶うのだとか!

本尊は、延命地蔵尊です。行基が光明皇后の安産を祈るため、念持仏として5.5センチほどの小さな黄金の「子安の地蔵さん」を彫造し、これを「延命地蔵菩薩」と名づけて本尊としました。

大師は、あまりに小さなご本尊なので、後世になって失われる恐れがあると、自ら一刀三礼をして新たに像高1.9メートルもある大きな延命地蔵像を彫造され、その胎内に行基菩薩が彫ったご本尊を納めたのです。

ろうそくと線香をあげ、納め札と賽銭を納め、礼拝し読経します。

続いてこちらが大師堂。

大師堂は、弘法大師がご本尊となります。

参拝これで終了ですが、注目の見どころスポットである黒髪堂もぜひ行くようにしましょう。

大師堂の右裏側のひっそりとしたところに黒髪堂があります。 

黒髪堂は、夫がありながら男と不義密通を犯したお京という女が、ある日男を手引きし夫を殺してしまい、自害しきれず四国巡礼を始めた二人がこの寺に辿り着き、地蔵尊を拝もうとした時、お家の髪の毛が逆立ち、鍵の緒に巻き上げられてしまう。あわてて懺悔をし命が助かったお京は、その後出家し生涯を終えたのだとか!

その時の黒髪がこのお堂の中に置かれています。

見応えありますね〜。

本尊納経と88大師メッセージ

88大師メッセージは、納経帳の左上に弘法大師様のお言葉や仏の教えにまつわる言葉を刻した記念印が押さます。お寺によって押印されるお言葉が異なるので、どのような言葉が押印されるか楽しみの一つです。

立江寺の納経

88大師メッセージ(記念印)

済世利人と書かれています。意味はこちら

御影と88大師カードを頂こう!

御影

御影とは、そのお寺に奉られているご本尊様が描かれており、ご本尊様の分身と言われています。
この御影は、「納経軸」または、「納経帳」に納経をいただくと無料でいただけます。

88大師カード

弘法大師御誕生1250年記念事業では、弘法大師様のご生涯や四国霊場の縁起が描かれた特製の「88記念カード」が授与されます。

57 高野山三鈷の松
高野山の葉が三つ又の松は大師が帰朝時に投じた三鈷がかかった松と伝承さる

カードのデザインは四国内のデザイン専門学生の生徒が手掛け、若い人にもお遍路をしてもらいたいとの思いが込められているのだとか。

各札所分すべて集めると、以下のようにパネルが完成し物語が完成するというものです。

私がお勧めする納経帳・御影帳 これさえあれば大丈夫!!

 

アクセスと駐車場情報!

普通駐車場は30台ほどあり、300円で駐めることができます!

アクセスはしやすく、JR南小松島から西へ進み日開野町交差点で左折して国道55号線を南へ。標識に従って右折し、道案内に従って進みむと着きます。

 

周辺のおすすめ施設を紹介

四国お遍路で急足でお寺からお寺に訪問するだけではもったいないです。周辺の観光スポットや施設、グルメをじっくり楽しむことをおすすめします。

おすすめ観光スポット

大塚国際美術館
渦潮クルーズ
鳴門市ドイツ館

おすすめグルメ

徳島ラーメン

四国八十八ヶ所 前後の札所を紹介!

四国八十八ヶ所の19番札所立江寺の前後の札所は、18番札所恩山寺と20番札所鶴林寺です。

【四国お遍路第18番】恩山寺 参拝記!見どころ・納経など紹介!大師が母のために尽くした寺!

【四国お遍路第20番】鶴林寺 参拝記!見どころ・納経など紹介!四国お遍路2番目の難所!

徳島県 阿波の国 発心道場の札所の巡り方や札所まとめはこちらからどうぞ!

【徳島県阿波の国】四国八十八ヶ所 札所と巡り方を紹介!おすすめ施設・宿も合わせて紹介! 

まとめ

本堂の天井絵や本坪鈴の大きさ、黒髪堂の髪の毛は圧倒的でした!

続いてそのまま、四国八十八ヶ所お遍路旅第20番札所 鶴林寺に向かいます!

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