【四国お遍路第20番】鶴林寺 参拝記!見どころ・納経など紹介!四国お遍路2番目の難所!

四国八十八ヶ所巡礼

四国お遍路で鶴林寺を参拝する人

「四国八十八ヶ所巡りで第20番札所の鶴林寺を巡礼するんだけど、鶴林寺ってどんな寺か知らないし、どこが見どころなのかもよくわからないな。あと、参拝の注意点や周辺のおすすめ施設とかもあると教えて欲しいな。」

今回はこういった疑問にお応えしていきます。

鶴林寺は四国八十八ヶ所中、焼山寺についで2番目の難所として知られており、お鶴さんと呼ばれる山はかなり険しい山道。寺名は鶴がご本尊を運んできたとされる地蔵菩薩が由来。

今回は【四国八十八ヶ所第20番】鶴林寺の見どころや参拝の注意点、周辺のおすすめ施設などについて詳しく紹介していきます。

本記事を書いている20代の僕は、弘法大師ご誕生1250年の節目を機に、マイカーで巡礼しました。ただ勢いよく巡礼するのではなく、お寺の見どころや観光スポット、地元グルメを楽しみながらのんびり回ることを重点に四国お遍路の楽しさを紹介しています。

 

四国八十八ヶ所巡礼を始めたいんだけど、四国お遍路の旅がどんなもので、どのくらいの費用がかかるのかなどの、始め方やルール、楽しみ方をバッチリ紹介しています。気になることがあれば是非チェックしてみてください!

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ではさっそく【四国八十八ヶ所第20番】鶴林寺の巡礼をみていきましょう。

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【四国八十八ヶ所第20番】鶴林寺の基本情報

四国八十八ヶ所第20番の鶴林寺は、桓武天皇の勅願を受けた弘法大師が開基したお寺です。

宗派 高野山真言宗 開基 弘法大師
御本尊 地蔵菩薩 創建 延暦17年(798)
御詠歌 しげりつる鶴の林をしるべにて 大師ぞいます地蔵帝釈

御詠歌の意味は?

この句は、美しい自然の景観、特にしげる鶴の森を通じて、仏教の大師や地蔵菩薩、帝釈天に対する信仰を表現していると解釈され、しげる鶴の森は特定の地点やルートを示す目印であり、大師や地蔵菩薩、帝釈天への巡礼の途中で重要な場所であることを示しています。
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「鶴林寺」の実際の様子は?見どころも紹介

駐車場に車をとめてお寺の入り口である仁王門に向かいます。

鶴林寺は、第12番札所焼山寺に次いで2番目に険しい山道を登ることになりますが、車の場合は気軽に山頂まで行くことができます。

仁王門は山岳の霊場らしい荘厳な佇まいの門です。

門に控える仁王像は、運慶の作品になります。

門の裏側には鶴の彫刻がありました!寺名にふさわしい鶴です。

像はカラフルな装飾がされているのでわかりやすいですね。

門をくぐると、まだまだ参道が続きます。

山道の参道を少し歩くと、手水舎が見えてきます。

手水舎で身を清めて後ろにそびえ立つ石段を登っていきます。

石段の途中で右手に目をやると、弘法大師像を発見!

石段を上り切ると本堂が見えてきます。

本尊は、地蔵菩薩です。

大師がこの山で修行していたとき、雌雄2羽の白鶴がかわるがわる翼をひろげて老杉のこずえに舞い降り、小さな黄金のお地蔵さんを守護していた。この情景を見た大師は、近くにあった霊木で高さ90センチほどの地蔵菩薩像を彫造し、その胎内に5.5センチぐらいの黄金の地蔵さんを納めて本尊としたのです。

秘仏で直接拝むことはできません。

その際の杉に舞い降りたとされる樹木が境内に残っています。

ろうそくと線香をあげ、納め札と賽銭を納め、礼拝し読経します。

本堂の手前に伝説の鶴があります。

続いてこちらが大師堂。

大師堂は、弘法大師がご本尊となります。

大師堂の裏側に三重塔がそびえています。

徳島県下唯一の三重塔として昭和27年県指定重要文化財となっています。

山の茂みの辺鄙なところに鐘楼を発見!

これで参拝は以上となります。石段を下山して納経をしてもらいます!

本尊納経と88大師メッセージ

88大師メッセージは、納経帳の左上に弘法大師様のお言葉や仏の教えにまつわる言葉を刻した記念印が押さます。お寺によって押印されるお言葉が異なるので、どのような言葉が押印されるか楽しみの一つです。

鶴林寺の納経

88大師メッセージ(記念印)

代受苦と書かれています。意味はこちら

御影と88大師カードを頂こう!

御影

御影とは、そのお寺に奉られているご本尊様が描かれており、ご本尊様の分身と言われています。
この御影は、「納経軸」または、「納経帳」に納経をいただくと無料でいただけます。

88大師カード

弘法大師御誕生1250年記念事業では、弘法大師様のご生涯や四国霊場の縁起が描かれた特製の「88記念カード」が授与されます。

82 自動車遍路の時代くる
昭和二十八年に巡拝バスが始まる 高齢者体の弱い人にも遍路が可能な時代に

カードのデザインは四国内のデザイン専門学生の生徒が手掛け、若い人にもお遍路をしてもらいたいとの思いが込められているのだとか。

各札所分すべて集めると、以下のようにパネルが完成し物語が完成するというものです。

私がお勧めする納経帳・御影帳 これさえあれば大丈夫!!

 

アクセスと駐車場情報!

普通駐車場は20台ほどあり、有料の志納金制で駐めることができます!

アクセスはしやすく、JR徳島駅前から国道55号線を南へ進み、江田町交差点を右折して県道16号線を勝浦川沿いに走ります。大イチョウの木が見えたら、標識に従って左折すると着きます。

 

周辺のおすすめ施設を紹介

四国お遍路で急足でお寺からお寺に訪問するだけではもったいないです。周辺の観光スポットや施設、グルメをじっくり楽しむことをおすすめします。

おすすめ観光スポット

大塚国際美術館
渦潮クルーズ
鳴門市ドイツ館

おすすめグルメ

徳島ラーメン

四国八十八ヶ所 前後の札所を紹介!

四国八十八ヶ所の20番札所鶴林寺の前後の札所は、19番札所立江寺と21番札所大龍寺です。

【四国お遍路第19番】立江寺 参拝記!見どころ・納経など紹介!かつては阿波の関所!

【四国お遍路第21番】大龍寺 参拝記!見どころ・納経など紹介!西の高野と呼ばれるほどのBIG境内!

徳島県 阿波の国 発心道場の札所の巡り方や札所まとめはこちらからどうぞ!

【徳島県阿波の国】四国八十八ヶ所 札所と巡り方を紹介!おすすめ施設・宿も合わせて紹介! 

まとめ

四国八十八ヶ所の中で2番目に難所と言われる鶴林寺は、鶴の伝説が残る特徴的なお寺でした!鶴がご本尊を運んできたとされる樹木は必見です。

続いてそのまま、四国八十八ヶ所お遍路旅第21番札所 太龍寺に向かいます!

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