【旅行記】金門島1泊2日 真夏に自転車で島を巡る旅!かなりハードです!

現地で楽しむ 世界観光地

2024年8月、台湾の離島の金門島に1泊2日で滞在してきました。

台湾の金門島は、中国大陸の非常に近い特別な離島で、島には過去の戦争の痕跡が残され、様々な軍事堡塁や人工的に掘られた坑道、台湾本島とは一味違う料理が楽しめる島です。

サイクリングで島を巡ってきたのでその感想を含めて、金門島がどんな島なのか紹介します。

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台北から金門島へ行く 1日目

日本人に人気の観光地である台北から今回は行きました。

松山空港から金門島へまでは飛行機で約1時間半。マンダリン航空で向かいます。

午前9時前に金門島に到着。沖縄みたいな雰囲気です。

台北に比べて日本人観光客はほとんどいませんでした。

金門島には金門バックパッカーというゲストハウスに宿泊しました。

この宿にした理由は、金門島の繁華街の金城に近く、自転車を無料で貸してくれるので即決で決めました。

早朝のチェックインのため、荷物だけ置いて自転車をピックアップしてすぐ金門島のサイクリング旅に出ます。

ちなみに金門島には2022年までは街の至る所にレンタサイクルできる自転車がありましたが、現在メンテナンスの観点から無くなって観光客には不便になっています。

自転車を手に入れるのは一苦労で街中の自転車屋さんもレンタルをしてくれないので、宿の自転車を確保するのがおすすめです。

宿から自転車を走らせてまず金門島の北側から回っていくことにしました。一つ目の観光は、慈湖慈堤です。

ビーチには大量の軌條砦が並んでいます。

夕日と海の眺めで有名な見晴台で、金門の必見の観光スポットです。金門島大橋も夜になるとライトアップされて綺麗です。

すぐ横に「慈湖三角要塞」があり、掩蔽壕の周囲に掘られた防御用の塹壕で、戦時中に設置された監視所や砲台の内部を見学することができます。

 

戦車も残され台中戦争の名残を感じれます。

次に金門島で最も有名な北山播音墻に行きました。

北山播音墻は、建物自体が巨大スピーカーになってて台中戦争時に中国に向けて、台湾のよさ民主主義の良さを訴えかけた施設です。

北山放送壁の放送内容には、歌、政治演説、生活情報などが含まれます。

この形式の心理戦は「敵に対する心理的攻撃」と呼ばれ、非軍事的手段によって相手の士気と自信を弱めることを目的としています。

音響壁の穴は音響増幅器のように機能するように設計されており対岸の中国廈門市まで十分に届くようになっていたのだとか!

訪れた際にかつてテレサテンが中国に向けて発したメッセージが流れて感動です。

ここからも廈門の高層ビル群が見渡せて味わい深い体験ができます。

お昼は金門県水産試験所石蚵之家でお好み焼きを注文。

この敷地内は平和記念公園になっていてかつては古寧頭の戦いの戦場で、当時の戦車や記念の壁がありました。

近くには古寧頭戦史館があり、古寧頭戦の戦史資料を閲覧することができます。

1949年の国共内戦中に発生した台湾海峡の金門島を巡る戦闘で、中華民国側の決定的な勝利し、島を奪取しようとする中国共産党が断念した。

そこから休憩を挟みながらひたすら自転車を漕ぐこと2時間、金門島の東端へ移動してきました。

自転車でこの距離の移動はかなりきついです。体力に自信がないと挫折しそうです。

 

そうして獅山砲撃拠点にやってきました。

坑道は全長508m。

完全に保存された陣地施設には、「823砲戦」時に戦功をあげた8インチ榴砲が展示されています。これは射程が17kmと長く、威力は強大で、当時の激烈な戦況がわかります。

823砲戦は、1958年8月23日から10月5日にかけて、中華民国福建省金門島に対し、中国人民解放軍が同島に侵攻すべく砲撃を行ったことにより起きた戦闘で、中華民国側が防衛に成功し中華民国国軍の勝利しました。

実質的な戦闘行為は同年に終わったが、人民解放軍による砲撃は1979年までの約21年間にわたって定期的に続けられ、この砲撃戦で金門には470,000発の砲弾が撃ち込まれたのです。そのほかに炸薬ではなく宣伝ビラを詰めた砲弾も用いられ、中国共産党のアピールを戦略的にしていたのです。

空砲ですが砲操を行うパフォーマンスがあり、観光の目玉みたいですが、木曜日はやっていなかったです。

ここが防弾を大陸に打ち込む最前線です。

坑内にはたくさんの砲弾が展示されています。

次に山后古民家集落にやってきました。獅山砲撃拠点からすぐ近くにあります。

最も完璧に保存された、金門を代表する集落で、「文化村」内には有名なグルメの店や宿泊所、売店などがあります。

この建築群は清光緒26(1900)年に建てられ、敷地面積は非常に広く、16棟の閩南式二進式家屋、1棟の学堂、1棟の「王氏祖廟」の計18棟が立ち並んでおり、合わせて「十八間」と呼ばれています。

金門の昔の生活ぶりを体感できる味わい深い場所です。

金門島のお土産も販売されていたので金門島の電話ボックスを購入しました!どれも可愛いものばかりです。

夕方になってきたので繁華街に戻っていきます。戻る途中に老朽化した学校がありました。

1934年に設立され、洋館を思わせる建物です。

金沙鎮の街です。人が少なく廃墟みたいな感じです。

近くに可愛らしい佇まいの映画館がありました。戦地時代には兵士にとって最大の娯楽・娯楽の場だったと思います。昭和風の映画館でとても味わい深かったです。

金城に戻り、良金牧場で晩御飯です。牛肉麺。

金門島の牛肉麺は台湾本土の煮付けた味の濃い味のスープではなくて、あっさりした出汁の効いた牛肉スープで美味しいです。

ぜひ金門島に行ったらこの良金牧場で牛肉麺を食べてみてくださいね!おすすめです!

ちなみに金門島の有名なお土産は砲弾包丁です。

中国大陸から大量に飛んできた砲弾殻で代々伝わる技術で美しく輝く砲弾鋼刀ができ上がるのです。包丁は家庭の必需品ですが、金門を代表するお土産です。

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2日目 小金門島を自転車で巡る

宿の近くにあるカフェ「Woju Charcoal Toast」で朝食。

金門島と小金門島を繋いでいる金門大橋がコロナ禍に開業したので、自転車で渡ってみました。

真新しい橋でとても走りやすいですが、勾配が付いているので自転車で走るのはとてもきついです。

小金門島に入るとすぐに勇士堡と地雷主題館があります。

堡内の地下交通坑道は連綿と数百mも続き、地下の主要軍事施設、現在は観光客に開放されている「鉄漢堡」にそれぞれつながっています。「鉄漢堡」へつながる通路には「地雷展示館」が設置されています。地雷をテーマにした観光スポットです。

次に小金門島のメイン観光は紅土溝三営区です。

キャンプエリアには等身大の兵士の像が多数配置されており、訓練や訓練を受けている兵士も含まれており、鉄棒で射撃の練習をしている兵士や寝そべっている兵士もいます。

ここからL36を挟んで対岸の廈門が肉眼ではっきりと見ることができます。

L36から廈門までわずか4キロと国境がわずかしか離れていません。

近くのミュージアムには双眼鏡が設置されていて、対岸の廈門を望むことができます。

望遠鏡で廈門の五通埠頭フェリーターミナルが見えます!対岸の廈門市に掲げられた「一国両制統一中国(一国二制度により中国を統一する)」の標語を見ることもできます。

お昼ご飯は、「金芋閣kinmen食堂」でチャーハン。

大金門島に戻り、金門島の生の電話ボックスを見るために莒光楼にやってきました。

これが電話ボックス。

夕方は水頭フェリーターミナルから廈門へ船で渡り廈門観光を楽しみます。

フェリーの予約の仕方や乗り方はこちらの記事で紹介しているのでチェックしてみてください!

金門島から廈門はフェリーで行ける!予約の仕方・乗り方を紹介!

まとめ

以上金門島1泊2日のサイクリング旅でした!金門島の観光はバスもありますが、本数がとても少ないのでおすすめはできないです。今回自転車で移動しましたが、島一周するとかなりしんどく、疲れます。多くの観光客はバイク移動がほとんどで、とても便利だと感じました。次回来る時は、国際免許証(JAFで申請するだけでOK)を持ってバイクで巡ろうと思います!

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