【四国お遍路第51番】石手寺 参拝記!見どころ・納経など紹介!見どころが多数の松山の名刹!

四国八十八ヶ所巡礼

四国お遍路で石手寺を参拝する人

「四国八十八ヶ所巡りで第51番札所の石手寺を巡礼するんだけど、石手寺ってどんな寺か知らないし、どこが見どころなのかもよくわからないな。あと、参拝の注意点や周辺のおすすめ施設とかもあると教えて欲しいな。」

今回はこういった疑問にお応えしていきます。

石手寺は、あらゆる不思議を秘めたスポットとして、お遍路さんのみならず多くの観光客で賑わう松山を代表するお寺です。安産祈願の鬼子母神だけでなく、宝物館やマントラ洞、奥の院など見どころ満載。

今回は【四国八十八ヶ所第51番】石手寺の見どころや参拝の注意点、周辺のおすすめ施設などについて詳しく紹介していきます。

本記事を書いている20代の僕は、弘法大師ご誕生1250年の節目を機に、マイカーで巡礼しました。ただ勢いよく巡礼するのではなく、お寺の見どころや観光スポット、地元グルメを楽しみながらのんびり回ることを重点に四国お遍路の楽しさを紹介しています。

 

四国八十八ヶ所巡礼を始めたいんだけど、四国お遍路の旅がどんなもので、どのくらいの費用がかかるのかなどの、始め方やルール、楽しみ方をバッチリ紹介しています。気になることがあれば是非チェックしてみてください!

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ではさっそく【四国八十八ヶ所第51番】石手寺の巡礼をみていきましょう。

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【四国八十八ヶ所第51番】石手寺の基本情報

四国八十八ヶ所第51番の石手寺は、行基が開基したお寺です。

宗派 真言宗豊山派 開基 行基
御本尊 薬師如来 創建 天平元年(729) 
御詠歌 西方をよそとは見まじ安養の 寺に詣りて受くる十楽

御詠歌の意味は?

極楽浄土を求めるのではなく、身近な寺での修行や信仰を通じて得られる幸福や安楽を強調しています。信者は遠くを見なくても、身近な寺で実践することで豊かな喜びや幸福を得られるとされています。
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「石手寺」の実際の様子は?見どころも紹介

石手寺は、6万6千㎡と広大な寺域を有しており、その広大な境内に建つほとんどの堂塔が文化財であり、見どころが満載の有名なお寺になっています。じっくり見ると半日はかかります。

駐車場に車をとめてお寺の入り口に向かいます。

お寺の入り口は道路に面した石橋があるところから入っていきます。

石橋の裏には、分かりづらいですが弘法大師像が!

石橋を通り過ぎると、手水舎があります。

手水舎の周辺には、櫓や不思議な佇まいをした岩があります。

仁王門へは、この石畳の商店街みたいなお店の前を通り過ぎたところにあります。

お店の一つに石手寺の名物であるやきもが売られています。

仁王門は風格ある佇まいの門です。

門の両脇には仁王像がいます。

門には、大わらじが奉納されています。

わらじのわらには多数の一円玉が納められています。すごい数です。

その仁王門脇にはこのように縁起の良い七福神の置物が置かれています。

門を抜けて境内に入っていくと、三重塔や本堂が見渡せる境内が見えてきます。

三重塔は鎌倉時代の末期に建てられたものとされていて、国の重要文化財に指定されています。

そして正面に見えるのがが本堂です。

硬い煩悩を打ち砕くとされる大きな金剛杵のオブジェが置かれています。

本尊は、薬師如来です。本尊の薬師如来は残念ながら秘仏で直接見ることはできません。

ろうそくと線香をあげ、納め札と賽銭を納め、礼拝し読経します。

本堂の左側には注目の見どころスポットである都卒天洞があります。入り口には奇妙な銅像が置かれていて異世界へ行くような雰囲気が出ています。

そして進んで行くと見えてきたこちらの隙間が、石手寺内にある洞窟への入口。

洞窟内には足元にこのように杭が立てられていて、それぞれに地蔵が置かれています。

ちょっと暗くなっている所では足元が全然見えないので、この地蔵に足を引っかけて転んでしまう可能性もあるので、注意が必要です。

直線に進んでいくとマントラ仏の塔が見えてきます。

奇妙な形をした塔です。

洞窟には直進する場合と右側に進む道と2つ道がありますが、右側の道はかなり不気味な空間になっています。

女性1人では勇気がいる道です。

進んだ先にはたくさんの地蔵が置かれた空間に出てきます。

それなりに楽しめる洞窟です。

そしてすぐ横に大師堂

大師堂は、弘法大師がご本尊となります。

大師堂のすぐ横には、子預け鬼子母神と呼ばれる廃仏毀釈によって破壊された12社の権現社の遺構が残されています。

国の重要文化財に指定されているもので、中には子供を守る鬼子母神が祀られており、子授けや安産祈願の信仰を集めています。

堂の前の石を持って帰ると子供が授かるのだとか!

記念に一つ持って帰ることに!

境内の隅には、1100余点あるという寺宝の中から、常時約100点を展示している宝物館があります。

弘法大師を追いかけた衛門三郎が焼山寺で例れた際、大師によって撮らされたとされる「衛門三郎再来」や出土品をはじめ、古文書、刀剣など、いずれも開基以来の歴史を物語る貴重な品を見ることができます!

境内のお堂の前にはパワースポットの石が置かれてあり表面が輝いて見えます。

本尊納経と88大師メッセージ

88大師メッセージは、納経帳の左上に弘法大師様のお言葉や仏の教えにまつわる言葉を刻した記念印が押さます。お寺によって押印されるお言葉が異なるので、どのような言葉が押印されるか楽しみの一つです。

石手寺の納経

88大師メッセージ(記念印)

明星来影と書かれています。意味はこちら

御影と88大師カードを頂こう!

御影

御影とは、そのお寺に奉られているご本尊様が描かれており、ご本尊様の分身と言われています。
この御影は、「納経軸」または、「納経帳」に納経をいただくと無料でいただけます。

88大師カード

弘法大師御誕生1250年記念事業では、弘法大師様のご生涯や四国霊場の縁起が描かれた特製の「88記念カード」が授与されます。

65 右衛門三郎の発心譚

悪行の人も悔い改めれば救われる 右衛門三郎は四国遍路元祖と伝承されている

カードのデザインは四国内のデザイン専門学生の生徒が手掛け、若い人にもお遍路をしてもらいたいとの思いが込められているのだとか。

各札所分すべて集めると、以下のようにパネルが完成し物語が完成するというものです。

私がお勧めする納経帳・御影帳 これさえあれば大丈夫!!

 

アクセスと駐車場情報!

普通駐車場は、80台ほどあり、有料で駐めることができます!

アクセスはしやすく、松山インターチェンジから国道33号線を松山市街へ進み、天山交差点を右折し、環状線に入ります。更に国道317号線に入り、最初の交差点を左折すると、正面に着きます。

 

周辺のおすすめ施設を紹介

四国お遍路で急足でお寺からお寺に訪問するだけではもったいないです。周辺の観光スポットや施設、グルメをじっくり楽しむことをおすすめします。

おすすめ観光スポット

道後温泉

坂の上の雲ミュージアム

しまなみ街道

タオル美術館

おすすめグルメ

宇和島鯛めし

鍋焼きうどん

鯛そうめん

ラーメン(今治)

四国八十八ヶ所 前後の札所を紹介!

四国八十八ヶ所の51番札所石手寺の前後の札所は、50番札所繁多寺と52番札所太山寺です。

【四国お遍路第50番】繁多寺 参拝記!見どころ・納経など紹介!一遍上人が修行した寺!

【四国お遍路第52番】太山寺 参拝記!見どころ・納経など紹介!「一夜建立の御堂」伝説と呼ばれる!

愛媛県 伊予の国 菩提道場の札所の巡り方や札所まとめはこちらからどうぞ!

【愛媛県伊予の国】四国八十八ヶ所 札所と巡り方を紹介!おすすめ施設・宿も合わせて紹介! 

まとめ

愛媛県も松山や今治など数多くの名物料理や観光もあるので、じっくり楽しんでいきたいところです。

そして石手寺は、お遍路さんだけでなく、観光客にも多く訪れる名刹になっています。

不思議スポット&パワースポット巡りが好きな人はもちろん、行けば行くほど味が出るスポットに一度は訪れて欲しいお寺です。数多くの文化財がたくさんあるので、見逃さないように境内を散策しましょう!

続いてそのまま、四国八十八ヶ所お遍路旅第52番札所 太山寺に向かいます!

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