日本人に人気の観光地のひとつ、タイのバンコクの首都の名称の変更されることになりました。
お馴染みの名称が使えなくなることの憶測から、世界で混乱が起きています。
今回は、タイの首都の名称が変更される理由、および観光への影響についてお伝えします。
ではさっそく見ていきましょう。
タイの首都の正式名称は?
タイの首都名は、世界一長い首都名としても知られており、正確に言える人はタイ人でも少ないです。
バンコク正式名称
「クルンテープマハーナコーン アモーンラッタナコーシン マヒンタラーユッタヤーマハーディロック ポップノッパラット ラーチャターニーブリーロム ウドムラーチャニウェート マハーサターン アモーンピマーン アワターンサティット サッカタッティヤウィッサヌカムプラシット」
意味
「インドラ神(帝釈天)がヴィシュヌ神に命じてお作りになった、神が権化としてお住みになる、多くの大宮殿を持ち、九宝のように楽しい王の都、最高で偉大な土地、インドラ神の戦争のない平和な、インドラ神の不滅の宝石のような、偉大な天使の都。」
さすがにタイの人も、普段は冒頭の部分だけをとって、「クルンテープ・マハナコーン」と呼んでいます。
よく聞く「バンコク」というのは、主に外国人に親しまれている“通称”であって、地元タイ人には使われていないのです。
タイの首都「バンコク」が名称変更に!?
タイ政府は、2022年2月15日の閣議で、首都バンコクの英語での正式表記を変更し、承認しました。
英語表記には、「クルンテープ・マハナコーン」と「バンコク」の2つを併記していますが、この承認により、バンコクの部分がカッコが付けられたので、変更の呼称は「クルンテープ」または「クルンテープマハーナコン」になるようです。
またこれまでのバンコクについては、末尾に(バンコク)と表記されるので、一般的に使われなくなりそうです。
なぜ変更されるのか
よく見ると、正式名称の中に「バンコク」という言葉は含まれていないんです。
バンコクという言葉はどこからきたのか疑問です。
歴史を遡ると、バンコクは川沿いにある地名だったそうです。そして、欧米人がこのバンコクを誤用して使用しているうちに、どんどん世界中に広まったわけです。
その誤った知識が日本にも入ってきたことにより、タイの首都=バンコクのイメージが定着することとなりました。
この間違った名称を正しくすることが目的ではないかと思います。
観光への影響
この名称変更により、国内外の人々は大混乱となり、主要メディアが今回の件について報道がされました。
大混乱を受けて、変更はあくまで表記上のものだとして、これまで通り、「バンコク」も使えるとの見解を示したので、観光には影響はないようです。
まとめ
通称のバンコクが使えなくなるとの憶測が広がり、一時混乱となりましたが、正しい首都の名称になることは良いことです。
正式名称と通称の両方覚えておきましょう。
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