四国お遍路で大日寺を参拝する人
「四国八十八ヶ所巡りで第13番札所の大日寺を巡礼するんだけど、大日寺ってどんな寺か知らないし、どこが見どころなのかもよくわからないな。あと、参拝の注意点や周辺のおすすめ施設とかもあると教えて欲しいな。」
今回はこういった疑問にお応えしていきます。
今回は【四国八十八ヶ所第13番】大日寺の見どころや参拝の注意点、周辺のおすすめ施設などについて詳しく紹介していきます。
本記事を書いている20代の僕は、弘法大師ご誕生1250年の節目を機に、マイカーで巡礼しました。ただ勢いよく巡礼するのではなく、お寺の見どころや観光スポット、地元グルメを楽しみながらのんびり回ることを重点に四国お遍路の楽しさを紹介しています。
目次
ではさっそく【四国八十八ヶ所第13番】大日寺の巡礼をみていきましょう。
【四国八十八ヶ所第13番】大日寺の基本情報
四国八十八ヶ所第13番の大日寺は、弘法大師が開基したお寺です。
宗派 | 真言宗大覚寺派 | 開基 | 弘法大師 |
御本尊 | 十一面観世音菩薩 | 創建 | 弘仁6年(815) |
御詠歌の意味は?
四国地方の徳島県にある阿波神社が、その地域の中でも特に重要な神社であることを指され、ゆうだすきは徳島県の名産品で、地元の特産物として知られています。
大日寺の物語
大日寺の縁起は、四国を修行中の弘法大師が川を挟んで対岸にある「大師が森」で護摩修法をされていた時に、空中から大日如来が紫雲とともに出現!
「この地は霊地なり。心あらば一宇を建立すべし」と告げられた。大師は、さっそく大日如来像を彫造して本尊とし、堂宇を建立し安置したと伝えられています。
後に同じ境内に神社が建てられた際には別当寺となりましたが、明治の神仏分離令により神社は独立し、一宮寺は大日寺ともとの寺名に変えたが、もともとこの寺にあった大日如来像は脇仏となり、十一面観音像が本尊として祀られています。
「大日寺」の実際の様子は?見どころも紹介
駐車場に車をとめてお寺の入り口である門に向かいます。
駐車場から門までは道路を数十メートル歩くと見えてきます。
大日寺は現在は山門はなく、薬医門がお寺の入り口となっています。
かつて向かいの一宮神社との間に道路はなく、山門が2つの境となっていましたが、道路が開通したことにより山門はなくなってしまったのだとか!
薬医門は道路の端にあるこじんまりとした佇まいの門です。
お馴染みの門に控える像は、山門でないのでいませんでした。
門をくぐると、正面に注目の見どころスポットでもあるしあわせ観音がありました!
よく見ると、合掌している両手の形のオブジェの中にしあわせ観音がいます!
色鮮やかな衣うを身にまとっている観音さんは優しそうな素顔です。
幸せを願ってお祈りすると良いことがあるのだとか!
しあわせ観音の裏には、小さな池があり、竜王像を取り囲むように七福神像が建てっています。
薬医門を入った左側に手水舎があります。
鐘はどこにあるのだろうと境内を探して歩き回っると境内に大師堂の奥に発見!
道路側から見るとこんな感じ。
境内の中から探すのにはわかりづらいですね!
鐘をついて本堂に向かいます!
こちらが本堂。
本尊は、十一面観世音です。弘法大師は、自ら彫られ、本尊に安置されました。秘仏で直接拝むことはできません。
ろうそくと線香をあげ、納め札と賽銭を納め、礼拝し読経します。
本堂の左側に撫で仏のおびんずる様がいました。真っ赤なおびんずる様は特徴的。
続いてこちらが大師堂。
大師堂は、弘法大師がご本尊となります。
参拝これで終了ですが、江戸時代に建てられた一宮神社にもぜひ行くようにしましょう。
大日寺の薬医門から道を挟んだ側に一宮神社があります。
境内は荘厳としています。
一の宮の本地仏は行基菩薩作の十一面観音像ですが、現在は大日寺の本尊に置き換えられています。
本尊納経と88大師メッセージ
88大師メッセージは、納経帳の左上に弘法大師様のお言葉や仏の教えにまつわる言葉を刻した記念印が押さます。お寺によって押印されるお言葉が異なるので、どのような言葉が押印されるか楽しみの一つです。
大日寺の納経
88大師メッセージ(記念印)
*身心一如と書かれています。意味はこちら
御影と88大師カードを頂こう!
御影
御影とは、そのお寺に奉られているご本尊様が描かれており、ご本尊様の分身と言われています。 この御影は、「納経軸」または、「納経帳」に納経をいただくと無料でいただけます。
88大師カード
弘法大師御誕生1250年記念事業では、弘法大師様のご生涯や四国霊場の縁起が描かれた特製の「88記念カード」が授与されます。
大師は讃岐満濃池の築池別当に補され民衆と共に三ヶ月で強固な堤が完成した
カードのデザインは四国内のデザイン専門学生の生徒が手掛け、若い人にもお遍路をしてもらいたいとの思いが込められているのだとか。
各札所分すべて集めると、以下のようにパネルが完成し物語が完成するというものです。
私がお勧めする納経帳・御影帳 これさえあれば大丈夫!!
アクセスと駐車場情報!
普通駐車場は15台ほどあり、無料で駐めることができます!
アクセスはしやすく、藍住インターチェンジから県道1号線を徳島市内へ行き、国道192号線と合流すると石井町方面へと走り、鮎喰川沿いの県道21号線を進んで行くと着きます。
周辺のおすすめ施設を紹介
四国お遍路で急足でお寺からお寺に訪問するだけではもったいないです。周辺の観光スポットや施設、グルメをじっくり楽しむことをおすすめします。
おすすめ観光スポット
おすすめグルメ
四国八十八ヶ所 前後の札所を紹介!
四国八十八ヶ所の13番札所大日寺の前後の札所は、12番札所焼山寺と14番札所常楽寺です。
【四国お遍路第12番】焼山寺 参拝記!見どころ・納経など紹介!四国八十八ヶ所の最初の難所!
【四国お遍路第14番】常楽寺 参拝記!見どころ・納経など紹介!境内は岩盤が露出 見応えあり!
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【徳島県阿波の国】四国八十八ヶ所 札所と巡り方を紹介!おすすめ施設・宿も合わせて紹介!
まとめ
かつては大日寺と一宮神社が同じ境内にあったのが、大日寺の前に道路ができて分断され、山門が壊されたことは残念です。
続いてそのまま、四国八十八ヶ所お遍路旅第14番札所 常楽寺寺に向かいます!
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