【四国お遍路第12番】焼山寺 参拝記!見どころ・納経など紹介!四国八十八ヶ所の最初の難所!

四国八十八ヶ所巡礼

四国お遍路で焼山寺を参拝する人

「四国八十八ヶ所巡りで第12番札所の焼山寺を巡礼するんだけど、焼山寺ってどんな寺か知らないし、どこが見どころなのかもよくわからないな。あと、参拝の注意点や周辺のおすすめ施設とかもあると教えて欲しいな。」

今回はこういった疑問にお応えしていきます。

焼山寺は、杉の巨木に囲まれた標高938mの四国八十八ヶ所の1番の難所のお寺です。怪しい大蛇の伝説が残っています。

今回は【四国八十八ヶ所第12番】焼山寺の見どころや参拝の注意点、周辺のおすすめ施設などについて詳しく紹介していきます。

本記事を書いている20代の僕は、弘法大師ご誕生1250年の節目を機に、マイカーで巡礼しました。ただ勢いよく巡礼するのではなく、お寺の見どころや観光スポット、地元グルメを楽しみながらのんびり回ることを重点に四国お遍路の楽しさを紹介しています。

 

四国八十八ヶ所巡礼を始めたいんだけど、四国お遍路の旅がどんなもので、どのくらいの費用がかかるのかなどの、始め方やルール、楽しみ方をバッチリ紹介しています。気になることがあれば是非チェックしてみてください!

→四国お遍路の旅の始め方・楽しみ方をバッチリ紹介!

ではさっそく【四国八十八ヶ所第5番】地蔵寺の巡礼をみていきましょう。

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【四国八十八ヶ所第12番】焼山寺の基本情報

四国八十八ヶ所第12番の焼山寺は、役行者小角が開基したお寺です。

宗派 高野山真言宗 開基 役行者小角
御本尊 虚空蔵菩薩 創建 弘仁6年(815)
御詠歌 後の世を思えば恭敬焼山寺 死出や三途の難所ありとも

御詠歌の意味は?

死後の世界や来世を考えると、焼山寺を敬虔に崇拝し、死後の旅や冥界への通過の難しさを認識する必要があることを教えています。死後の旅や三途の川(さんずのかわ)と呼ばれる川を渡る際には、難所があることを示しています。”死出”は、死んでこの世を去ることを意味し、”三途の難所”は、亡者が冥界へ向かう際に通る難しい場所を指します。焼山寺を通じて、来世への心の準備や冥界への旅の困難さについて学び、敬意を持って接することが重要であるとされています。

焼山寺の物語

焼山寺は怪しい大蛇の炎に包まれた伝説が残っているのです。

この地に修行に訪れていた弘法大師が疲れて一本杉庵の杉の下で眠っていた所、目を覚ますと眼前が火の海になっていた。

大師が身を清め真言を唱えながら山を登ると火は徐々に消えていきましたが、9合目あたりで岩窟から大蛇が姿を現して大師の邪魔をしようと襲いかかってきたのです。その時、光とともに虚空蔵菩薩が現れて力を借りて大蛇を封じ込めることができたのだとか!

その縁起から寺名は焼山寺となったのです。

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「焼山寺」の実際の様子は?見どころも紹介

 

駐車場に車をとめてお寺の入り口である山門に向かいます。

山門までは駐車場から少し離れており、山道の参道を歩いていきます。

自然豊かな参道で清々しい気分になります。

参道からは四国の山々が一望することができます。

車で山道を上がれば標高1キロも難なくクリアできてしまいますが、藤井寺から焼山寺の間はお遍路ころがしと言われ「一に焼山寺、二に鶴林寺、三に太龍寺」と焼山ではかなりの難所になっています。

参道の途中には鬼子母神がありましした。

中を覗くとかわいい子地蔵さんがたくさん。癒されますね。

参道をどんどん歩いて行くと山門が見えてきました。

階段の上にある山門は立派な佇まいの門です。

山門の両側にはお馴染みの金剛力士像がいました。

門をくぐると、巨大な杉の巨木に圧倒されます。

幹周りは5m前後、樹齢300年もあり、県の天然記念物に指定されています。木が生命力に溢れていて素晴らしい!

2番札所の極楽寺にあった長命杉と同じく大きく迫力があるように感じます。

【四国お遍路第2番】極楽寺 参拝記!見どころ・納経など紹介!安産祈願として人気が高い! 

参道は石段になっています。

石段を登ると本堂です。

参拝前に身を清めて鐘を鳴らします。

こちらが本堂。厳かな雰囲気があります。

本尊は、虚空蔵菩薩です。弘法大師は、自ら彫られ、本尊に安置されました。秘仏で直接拝むことはできません。

ろうそくと線香をあげ、納め札と賽銭を納め、礼拝し読経します。

続いてこちらが大師堂。本堂右側

大師堂は、弘法大師がご本尊となります。

参拝これで終了ですが、本堂の左側にある三面大黒天が安置されているお堂もぜひ行っておきましょう!注目の見どころスポット

本尊納経と88大師メッセージ

88大師メッセージは、納経帳の左上に弘法大師様のお言葉や仏の教えにまつわる言葉を刻した記念印が押さます。お寺によって押印されるお言葉が異なるので、どのような言葉が押印されるか楽しみの一つです。

焼山寺の納経

88大師メッセージ(記念印)

梵字タラク・アと書かれています。意味はこちら

御影と88大師カードを頂こう!

御影

御影とは、そのお寺に奉られているご本尊様が描かれており、ご本尊様の分身と言われています。
この御影は、「納経軸」または、「納経帳」に納経をいただくと無料でいただけます。

88大師カード

弘法大師御誕生1250年記念事業では、弘法大師様のご生涯や四国霊場の縁起が描かれた特製の「88記念カード」が授与されます。

61 大蛇悪龍を封じる
大蛇悪龍 が大水や山火事で村に災害をもたらした 大師はこれを洞窟に封じた

カードのデザインは四国内のデザイン専門学生の生徒が手掛け、若い人にもお遍路をしてもらいたいとの思いが込められているのだとか。

各札所分すべて集めると、以下のようにパネルが完成し物語が完成するというものです。

私がお勧めする納経帳・御影帳 これさえあれば大丈夫!!

 

アクセスと駐車場情報!

普通駐車場は80台ほどあり、普通車300円で駐めることができます!

アクセスはしやすく、192号を経て、石井町経由し県道20号線を利用すると着きます。

 

周辺のおすすめ施設を紹介

四国お遍路で急足でお寺からお寺に訪問するだけではもったいないです。周辺の観光スポットや施設、グルメをじっくり楽しむことをおすすめします。

おすすめ観光スポット

杖杉庵弘法大師の後を追って懺悔の旅をしていた衛門三郎が力尽きて最期を迎えた場所。
大塚国際美術館
渦潮クルーズ
鳴門市ドイツ館

おすすめグルメ

徳島ラーメン

四国八十八ヶ所 前後の札所を紹介!

四国八十八ヶ所の12番札所焼山寺の前後の札所は、11番札所藤井寺と13番札所大日寺です。

【四国お遍路第11番】藤井寺 参拝記!見どころ・納経など紹介!藤の花が綺麗に咲くお寺!

【四国お遍路第13番】大日寺 参拝記!見どころ・納経など紹介!一宮の本尊を祀るかつての別当寺!

徳島県 阿波の国 発心道場の札所の巡り方や札所まとめはこちらからどうぞ!

【徳島県阿波の国】四国八十八ヶ所 札所と巡り方を紹介!おすすめ施設・宿も合わせて紹介! 

まとめ

伝説の大蛇伝説が残る焼山寺は、四国八十八ヶ所の中でも難所のお寺。車がある時代は楽々ですが、当時のお遍路や歩きの方は、山を超えられるか超えられないかの辛い二択だったのです。

続いてそのまま、四国八十八ヶ所お遍路旅第13番札所 大日寺に向かいます!

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