【四国お遍路第15番】國分寺 参拝記!見どころ・納経など紹介!阿波国分寺庭園は必見!

四国八十八ヶ所巡礼

四国お遍路で國分寺を参拝する人

「四国八十八ヶ所巡りで第15番札所の地蔵寺を巡礼するんだけど、國分寺ってどんな寺か知らないし、どこが見どころなのかもよくわからないな。あと、参拝の注意点や周辺のおすすめ施設とかもあると教えて欲しいな。」

今回はこういった疑問にお応えしていきます。

國分寺は、聖武天皇が天下統一を祈願して全国66カ所に建立した国分寺のひとつです。本堂の横にある枯山水の大庭園は国指定の名庭園です。

今回は【四国八十八ヶ所第15番】國分寺の見どころや参拝の注意点、周辺のおすすめ施設などについて詳しく紹介していきます。

本記事を書いている20代の僕は、弘法大師ご誕生1250年の節目を機に、マイカーで巡礼しました。ただ勢いよく巡礼するのではなく、お寺の見どころや観光スポット、地元グルメを楽しみながらのんびり回ることを重点に四国お遍路の楽しさを紹介しています。

四国八十八ヶ所巡礼を始めたいんだけど、四国お遍路の旅がどんなもので、どのくらいの費用がかかるのかなどの、始め方やルール、楽しみ方をバッチリ紹介しています。気になることがあれば是非チェックしてみてください!

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ではさっそく【四国八十八ヶ所第15番】國分寺の巡礼をみていきましょう。

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【四国八十八ヶ所第15番】國分寺の基本情報

四国八十八ヶ所第15番の國分寺は、聖武天皇の勅命を受けて行基が開基したお寺です。

宗派 曹洞宗 開基 行基
御本尊 薬師如来 創建 天平13年(741)
御詠歌 薄く濃くわけわけ色を染めぬれば 流転生死の秋のもみじ葉

御詠歌の意味は?

自然の美しさと同時に、人間の命の儚さや移り変わりの速さを表現しています。人間の生命もまた、紅葉が散るように一瞬で終わるものであり、その無常さを感じさせる詩です。
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「國分寺」の実際の様子は?見どころも紹介

駐車場に車をとめてお寺の入り口である山門に向かいます。

山門である仁王門は風格ある立派な佇まいの門です。山門に控える像は、ありませんでした。

門をくぐると、正面に本堂が見えています。

境内には、厳かな雰囲気があります。

参道の左側に大きな平べったい石を発見!

これは七重塔心礎で、天平年間の建立の遺跡です。環濠型と呼ばれる珍しい形式なんだとか!

参道をどんどん進んで行くと、左手に立派な鐘楼があります。

鐘をついて本堂に向かいます!

こちらが本堂。

本堂は、重層の入母屋造りで、文化、文政年間(1804〜30) に再建されています。

スケールが大きく建立当時の繁栄ぶりが偲ばれます!

国分寺は曹洞宗のお寺です。四国霊場といえば真言宗のお寺が多いですが、こちらは奈良の法隆寺や薬師寺、西国三十三カ所の興福寺と同じ南都学派に属する法相宗で、弘法大師が巡教された際に真言宗に、阿波藩速水角五郎により伽藍が再建されてから禅宗・曹洞宗寺院となっています。

本尊は、薬師如来です。秘仏で直接拝むことはできません。

さらに本堂内には、聖武天皇と光明皇后の位牌厨子が奉祀されています。

ろうそくと線香をあげ、納め札と賽銭を納め、礼拝し読経します。

続いてこちらが大師堂。

大師堂は、弘法大師がご本尊となります。

本堂と大師堂の間には、鳥瑟沙摩明王堂があり、国分寺の中で唯一戦国時代の戦火を逃れたようです。

鳥瑟沙摩明王は、弘法大師が唐から招来した密教神で、悪を降伏させて善へと導いてくれるのだとか!

眼と下半身の病にご利益があるので祈願しておきます。

参拝これで終了ですが、注目の見どころスポットである名勝阿波国分寺庭園にもぜひ行くようにしましょう。

注目の見どころスポットである名勝阿波国分寺庭園

本堂の裏には面積約1900平米の大庭園が広がっています。庭園の入り口は納経所のすぐ横から入れます!入場料は300円で、納経所で支払います。

解説書であるパンフレットももらえます。

では入ってみましょう!入るとまず目に飛び込んでくる景色がこれです。

圧倒的スケールの庭園が本堂の入母屋屋根とマッチしていて、立派です。

名勝阿波国分寺庭園は、地元産の通称「阿波の青面」(緑色の結晶片者)を豊富に用いた方強い石組と枯滝、枯流れ及び中島を有する枯池から構成されています。

剛健無比に配置された石組は他に類例をみないものとされ、中でも、本堂西側にある高さ4.3mの立石は福井市の朝倉氏諏訪館跡庭園にある立石よりも大きく、本堂東側にある天生橋の造形は珍しいです。

昭和41年に実測調査を行った重森三玲氏は「庭園の石組は、豪華であり、剛健であり、その技術の傑出している点では、各時代を通して、日本庭園中での第一級品」と評価しています。

江戸時代の壺も発掘調査の際に見つかったものが展示されています。

本尊納経と88大師メッセージ

88大師メッセージは、納経帳の左上に弘法大師様のお言葉や仏の教えにまつわる言葉を刻した記念印が押さます。お寺によって押印されるお言葉が異なるので、どのような言葉が押印されるか楽しみの一つです。

國分寺の納経

88大師メッセージ(記念印)

相承と書かれています。意味はこちら

御影と88大師カードを頂こう!

御影

御影とは、そのお寺に奉られているご本尊様が描かれており、ご本尊様の分身と言われています。
この御影は、「納経軸」または、「納経帳」に納経をいただくと無料でいただけます。

88大師カード

弘法大師御誕生1250年記念事業では、弘法大師様のご生涯や四国霊場の縁起が描かれた特製の「88記念カード」が授与されます。

29 遍照金剛の号を賜る
大師の灌頂の投花得仏の花が大日如来に落ち恵果和尚から遍照金剛の名を名乗る

カードのデザインは四国内のデザイン専門学生の生徒が手掛け、若い人にもお遍路をしてもらいたいとの思いが込められているのだとか。

各札所分すべて集めると、以下のようにパネルが完成し物語が完成するというものです。

私がお勧めする納経帳・御影帳 これさえあれば大丈夫!!

 

アクセスと駐車場情報!

普通駐車場は10台ほどあり、無料で駐めることができます!

アクセスはしやすく、藍住インターチェンジから県道1号線を徳島市内へ行き、国道192号線と合流すると石井町方面へと走っていると看板があるので、それに沿って県道123号線へ進むとと着きます。

 

周辺のおすすめ施設を紹介

四国お遍路で急足でお寺からお寺に訪問するだけではもったいないです。周辺の観光スポットや施設、グルメをじっくり楽しむことをおすすめします。

おすすめ観光スポット

大塚国際美術館
渦潮クルーズ
鳴門市ドイツ館

おすすめグルメ

徳島ラーメン

四国八十八ヶ所 前後の札所を紹介!

四国八十八ヶ所の15番札所國分寺の前後の札所は、14番札所霊山寺と16番札所金泉寺です。

【四国お遍路第14番】常楽寺 参拝記!見どころ・納経など紹介!境内は岩盤が露出 見応えあり!

【四国お遍路第16番】観音寺 参拝記!見どころ・納経など紹介!古い街並みに溶け込む古刹!

徳島県 阿波の国 発心道場の札所の巡り方や札所まとめはこちらからどうぞ!

【徳島県阿波の国】四国八十八ヶ所 札所と巡り方を紹介!おすすめ施設・宿も合わせて紹介! 

四国八十八ヶ所巡礼を始めたいんだけど、四国お遍路の旅がどんなもので、どのくらいの費用がかかるのかなどの、始め方やルール、楽しみ方をバッチリ紹介しています。気になることがあれば是非チェックしてみてください!

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まとめ

境内にある大庭園は本堂と庭園が一体化してとても迫力があり圧巻でした!

続いてそのまま、四国八十八ヶ所お遍路旅第6番札所 安楽寺に向かいます!

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