バルセロナガウディ建築の1つカサ・ミラを観光する人
「ガウディー建築が見どころって書いてあるんだけど、建築についてあんまり知らないし、どこが見どころなのかもよくわからないな。あと、観光の注意点とかもあると教えて欲しいな。」
今回はこういった疑問にお応えしていきます。
スペイン・バルセロナはガウディ建築の宝庫ですが、今回紹介するカサ・ミラもその一つで、外装・内装ともガウディ独自の感性が巧みに現れています。
今回はカサ・ミラの見どころと、観光情報と注意点について紹介していきます。
本記事を書いている僕は、過去に30か国以上訪問してきた経験から、旅のコツを経験をもとに得た情報を発信しています。
目次
ではさっそくみていきましょう。
基本情報
カサ・ミラは、スペインのバルセロナにある集合住宅です。実業家のペレ・ミラの邸宅として建設され、1910年に完成しています。
カサは”家・邸宅”という意味を持っておりカサ・ミラは『ミラさんの家』という意味なんです。
設計は、言わずとも知れた、独特な感性を持つ建築家アントニ・ガウディです。
カサ・ミラ最大の特徴は直線部分が一切なく、曲線のみで構成されていることです。そのため、外観ファサードを見ても、有機的で柔らかい印象を受けます。
また、カサ・ミラは石を積み上げたような外観から、”石切り場”という意味をもつ『ラ・ぺドレラ』とも呼ばれています。
カサ・ミラは柱梁構造と呼ばれる構造で、レンガの柱・石灰岩の円柱・鉄骨から構成されており、外部は石張りとなっています。
観光の見どころ どこを見れば良いの
それでは、「カサ・ミラ」の内部見学スタートです!僕は事前に予約していたので、チケット有りの入り口から入ります。見学することが事前に決まっていたら、予約しておくことをオススメします。本当にスムーズですよ!
入り口はグラシア通りに垂直の右側の道に入った奥にあります。
チケットの種類によって入り口が異なるので少しわかりにくいかもしれません。
まずは外観ですね
「カサ・ミラ」はその波打つような外観が特徴とされていますが、その外観や自由度の高い間取りが生まれたのは壁で耐力を持たせるのではなく、柱と梁に荷重を持たせることで、壁を薄くして素材を節約するという検討を進めたそうです。
ファサードが自由な造形となったのは、鉄骨の骨組みで建物を支えたからです。
この外観の波打つ曲線は地中海をイメージして作られ、一つ一つ異なるバルコニーは、鉄という素材を使いながら、まるで波に漂う海藻のような、柔らかな造形を生み出しているんです。
内部見学は一気にエレベーターで上がり屋上からスタート
屋上に上がると、山の丘を歩いているかのような床が現れます。登ったり下りたりがとても楽しい屋上階です。見える景色が移動するごとに変わっていきます。
カサ・ミラの屋上から、サグラダファミリア教会が見えます。
バルセロナの街も見渡せてとても心地よいです。
これは煙突。山の尾根から突き出ている峰々を表現しているそうです。
屋根裏には博物館があります。このフロアはガウディの建築を紹介するギャラリーで、ガウディの建築模型などの資料が展示されています。模型があるのでとてもわかりやすく、ガウディの色んな建築を見た後に、もしくは一番最初に「カサ・ミラ」を見学をすると良いかもしれません。
カサミラの住宅フロアを見学
カサミラの間取りはこんな感じ。
大通りのグラシア通りと、垂直に走るプルベンサ通りのふたつの面に向けてメインのファサードが見られます。
その面をメインの居室にしながらも裏側も居室をつくり、中央にふたつの中庭、そして中庭に面して廊下を配置しています。光と風が入りやすい集合住宅の間取りです。
この住居は何がすごいのかというと、中庭があって風が通って暗い部屋が無く、また、部屋の形状を自由に変えることができるような住まいなのです。
ヨーロッパの古い集合住宅は壁で強度を保っているので、平面的に開放的な間取りがとりづらく、部屋が暗くなる箇所が多かったんです。
お手伝いさんのゾーン
お手伝いさんの部屋の内装は、リビングダイニングなどに比べるとかなり簡素ではありますが、明るくて風が通る、働く人の環境を良くするということが重点に置かれています。
書斎やリビング
道路に面した部屋は書斎やリビングダイニング、寝室などの家族のための空間です。
中庭の上から見ても、これだけ光が差し込んでいますからね。心地良いのも良く分かります。
1階にはガウディーの銅像が置いてありました。
2階にはギャラリーとショップが併設されています。
ガウディが設計した椅子もショップで販売されていました。バルセロナ土産をぜひ購入して、部屋に飾ってみてはいかがでしょうか。
カサミラへのアクセスと予約
カサ・ミラはスペイン・バルセロナの中心部にあり、最寄りの地下鉄駅は3号線、および5号線のディアゴナル駅(Diagonal)。駅を出てすぐの場所にあります。
同じくガウディ建築のカサ・バトリョもすぐ近くにあります。
優先入場チケットがあれば入場もカンタン
スペイン屈指の観光地であり、人数制限があるので観光シーズンには長時間並ばなければ入れないこともあります。
時間を有効に使うためにも、事前に優先入場チケット(ファストパス)の購入がオススメ。
楽天グループのVoyaginなら、日本語サイトなのでカンタンに購入できます!
カサ・ミラ優先入場チェットの購入(Voyaginが開きます)
観光についての注意点
入館料について
僕が訪れた時は22ユーロでした。
学割だと16.5ユーロです。
休館日・営業時間について
基本的に無休ですが、1月中旬の1週間、および12月25日は休館日です。
営業時間は季節によって異なりますが、だいたい朝9:00~夜20:30まで。ただし11月上旬から2月下旬の間は夜18:30までです。
所要時間について
ひととおり見るのに約2時間ほどかかります。
観光を計画
カサ・ミラを訪れる際の航空券・ホテル・ツアー予約はこちらから可能です。
まとめ
バルセロナを代表するグラシア通りに相応しい優雅な佇まいの建築ですね。必ずガウディの建築の世界に浸れると思います。
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