ルーブル美術館を観光する人
「ルーブル美術館って有名みたいだけど、どんな作品があり、何が見どころなのかもよくわからないな。あと、観光の注意点や観光の裏技とかもあると教えて欲しいな。」
今回はこういった疑問にお応えしていきます。
ルーブル美術館は、世界でも最大級の博物館で、展示されている絵画・彫刻も美術の教科書に載っているものばかりです。パリ有数の観光地でもあるので、入場するのにものすごく時間がかかります。
今回はルーブル美術館の見どころや観光の注意点や入場の裏技などを紹介します。
本記事を書いている僕は、過去に30か国以上訪問してきた経験から、旅のコツを経験をもとに得た情報を発信しています。
ではさっそくみていきましょう。
基本情報 ルーブル美術館はどんな美術館なの?
ルーブル美術館は、もともと12世紀にフィリップ2世が要塞として建築しました。
その当時はルーヴル城(ルーヴル宮殿とも)と呼ばれおり、以後歴代の王の王宮として使用されていましたが、17世紀にルイ14世により王室の美術品コレクションの収蔵、および展示場所に改められました。
世界で最も入場者数を集める美術館であり、年間なんと800万人を超える人が集まります。
その面積は信じられないほど広大で、総面積は60,600平方メートルと、東京ドーム1.5個分の広さです!
ルーヴル宮殿のコの字型の建物の中心には、透明のピラミッドがあります。
1989年に完成したピラミッドは、メインエントランスとして使用されていますが、完成当初は賛否両論だったそうです。
しかし、今ではパリの名所の一つですね。夜のピラミッドは特に美しいです。
ルーブル美術館の見どころ8選
1.モナリザ レオナルド・ダ・ヴィンチ
ルーブル美術館で見ることができる、最も有名な絵画の一つが、レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナリザ」です。
現在に至るまで私たちを魅了し続け、多くの研究者によって調査が行われてきました。様々な説が飛び交い、未だなお解明されない「謎」を残すこの絵は見逃せません。
展示室は湿度・温度などが保たれ、モナリザは防弾ガラスに囲まれた状態で公開されています。
●展示場所 ドゥノン翼1階
2.ミロのヴィーナス アンティオキアのアレクサンドロス
1820年、エーゲ海のメロス島で発見されたミロのヴィーナス。
高さは203㎝、材質は大理石でできており、ギリシア神話にでてくる女神・アプロディーテ―の像といわれています。作者は不明です。
この女神の欠けた両腕やたたずまいは、私たちにさまざまな憶測や解釈を呼び起こさせます。未だ定説のないミロのヴィーナスの欠けた腕の謎は、私たちを魅了しつづけて止みません。
●展示場所 シュリー翼1階
3.サモトラケのニケ
ヘレニズム時代の代表的な彫刻作品であるニケは、1863年にサモトラキ島で発見されました。「ニケ」とは、ギリシャ語で「勝利の女神」という意味を持ち、羽を付けた勝利の女神の像は、神殿に張り出す船の船首に立っていたといわれています。
紀元前190年頃につくられたニケからは、躍動感や力強さを感じることができます。
●展示場所 ドゥノン翼1階
4.ハンムラビ法典
ハンムラビ法典は、メソポタミア文明の象徴であり、ハンムラビ王が発布した法典のことです。「目には目を、歯には歯を」の一説は、誰もが一度は耳にしたことがあるはず。
ハンムラビ法典にはアッカド語が使用されており、聖書以前に作られた最も完全な形で残る、世界で2番目に古い法典と言われています。
●展示場所 リシュリー翼1階
5.レースを編む女 ヨハネス・フェルメール
オランダの画家ヨハネス・フェルメールの代表的な作品の一つで、彼の作品の中で最も小さな絵画です。(縦24cm、横21cm)
黄色のショールを羽織った女性が枕にレース編みをしている、繊細なタッチに目を奪われます。これは、観る人たちの視線を中心に集めるために考えられた構成だといわれており、女性が編むレースや指には緻密な表現がされているにも関わらず、中心から遠ざかるにつれ抽象的に、ぼやけたように見えるように描かれています。
●展示場所 リシュリー翼2階
6.ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠 ジャック・ルイ・ダヴィッド
ナポレオンの首席画家を務めた画家、ジャック・ルイ・ダヴィッドによって描かれたこの絵は、幅10メートル、高さ6メートルにも及ぶ非常に大きな作品です。
この絵はナポレオン一世が自身の戴冠式の様子を描くようダヴィッドに依頼し、3年の歳月をかけて描かれました。新古典主義の様式で描かれたこの絵は、画面全体に華やかさが溢れています。
●展示場所 ドゥノン翼2階
7.岩窟の聖母 レオナルド・ダ・ヴィンチ
レオナルド・ダ・ヴィンチによって描かれた岩窟の聖母には、同じ構図・構成で描かれた2点の作品が存在します。1枚目がルーブル美術館、2枚目がロンドンのナショナル・ギャラリーに所蔵されており、ルーブル美術館が所蔵しているものが先に描かれたとされています。
この絵は数多くの複製が制作されていたことがわかっており、ダヴィンチによる大胆な構図は当時の人々にも多大な影響を与えました。
●展示場所 ドゥノン翼2階
観光情報と注意点
行き方
ルーブル美術館はフランス・パリの第1区、セーヌ川の右岸に位置しています。
パリ中心部からは、地下鉄か徒歩で訪れることが一般的です。
地下鉄で訪れる場合、1号線のパレ・ロワイヤル駅(Palais-Royal)、もしくは7号線のミュゼ・デュ・ルーヴル駅(Musee du Louvre)で降りてすぐにあります。
裏技 行列を避ける入場方法
まず事前にチケットをネットで予約してくださいね。そして、行列を避けるためにもっとも重要なのは、どの入口から入るかです。
ピラミッド部分の中央入口からの入場が一般的ですが、ものすごく混みます。
場所は少しわかりずらいので、下記の地図をご覧ください。
場時にセキュリティチェックもないため、あっという間に入場できます。
パリ・ミュージアム・パス利用がオススメ
ルーブル美術館は世界でも屈指の観光地であるため、入場チケットの予約が必須です。
また、ルーブル美術館はパリ・ミュージアム・パスでの入場も可能です。
パリ・ミュージアム・パスは指定された期間、パリ及び近郊の見どころに入場できるパスです。
休館日・開館時間について
毎週火曜、1/1、5/1、12/25が休館日です。
開館時間は朝10:00~夜18:00です。
金曜 & 土曜について:
5~6月は夜20:00まで、7~9月は夜21:00まで
また、入場は閉館時間の30分前までです。
所要時間について
じっくり見ると丸1日かけても無理ですが、有名な作品をざっと見るだけなら2時間あれば大丈夫です。
ただし入場に時間がかかるので、時間に余裕を持たせた方が良いです。
無料で入場できることも
26歳未満(26歳含まず)であれば、金曜の夜18:00以降は無料で入場可能。
比較的空いているのでオススメです。
念のために年齢が証明可能な写真入りの身分証明書(パスポートなど)を持っていくようにしておきましょう。
売店・レストランについて
みやげ物店がありますが、館内は飲食禁止なので水や食べ物は売られていません。
食事をしたい場合は館内にレストランがあるので心配ありません。また、チケットがあれば途中の出入りも可能なので外に食べに行ってもOKです。
写真撮影について
美術館は写真撮影NGのところも多いですが、ルーヴル美術館は写真撮影OK。
ただし、フラッシュの使用はNGです。
観光を計画
ルーブル美術館を訪れる際の航空券・ホテル・ツアー予約はこちらから可能です。
まとめ
ルーブル美術館に展示されている作品は、誰もが一度は聞いたことのある有名な作品が数多くあります。作品のテーマについて勉強しながら、是非ルーブル美術館に行くことをオススメします。ルーブル美術館は人が多いので、今回紹介した方法を駆使して、スムーズに快適に楽しんでいって下さい!!
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