【四国お遍路第9番】法輪寺 参拝記!見どころ・納経など紹介!霊場唯一の涅槃釈迦如来像!

四国八十八ヶ所巡礼

四国お遍路で法輪寺を参拝する人

「四国八十八ヶ所巡りで第9番札所の法輪寺を巡礼するんだけど、法輪寺ってどんな寺か知らないし、どこが見どころなのかもよくわからないな。あと、参拝の注意点や周辺のおすすめ施設とかもあると教えて欲しいな。」

今回はこういった疑問にお応えしていきます。

法輪寺は、かつて松葉杖なしで歩けなかった人がお寺に来て参拝したところ足が軽くなり歩けるようになったことから健脚祈願として有名なお寺です。

今回は【四国八十八ヶ所第9番】法輪寺の見どころや参拝の注意点、周辺のおすすめ施設などについて詳しく紹介していきます。

本記事を書いている20代の僕は、弘法大師ご誕生1250年の節目を機に、マイカーで巡礼しました。ただ勢いよく巡礼するのではなく、お寺の見どころや観光スポット、地元グルメを楽しみながらのんびり回ることを重点に四国お遍路の楽しさを紹介しています。

四国八十八ヶ所巡礼を始めたいんだけど、四国お遍路の旅がどんなもので、どのくらいの費用がかかるのかなどの、始め方やルール、楽しみ方をバッチリ紹介しています。気になることがあれば是非チェックしてみてください!

→四国お遍路の旅の始め方・楽しみ方をバッチリ紹介!

ではさっそく【四国八十八ヶ所第9番】法輪寺の巡礼をみていきましょう。

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【四国八十八ヶ所第9番】法輪寺の基本情報

四国八十八ヶ所第9番の法輪寺は、弘法大師が開基したお寺です。

宗派 高野山真言宗 開基 弘法大師
御本尊 涅槃釈迦如来 創建 弘仁6年(815)
御詠歌 大乗のひほうもとがもひるがえし 転法輪の縁とこそきけ

御詠歌の意味は?

仏教の教えが変化し進化することを強調し、時代の変化に敏感であり、それに対応する柔軟性を持つことが重要であることを教えています。
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「法輪寺」の実際の様子は?見どころも紹介

駐車場に車をとめてお寺の入り口である山門に向かいます。

法輪寺は周りが田園地帯ののんびりとした雰囲気に包めれています。そのこともあり、「田中の法輪さん」とも呼ばれ親しまれています。

山門はこじんまりとした佇まいの門です。山門の両側にある像は、力強い仁王像です。

像は色がついていてわかりやすいですね。

門をくぐると、境内が見渡せ、広々としています。

山門を抜けると真正面にすぐ本堂が見えてきます。

山門を入った右手に手水舎があるので、参拝前に身を清めて本堂に向かいます!

能経所の横には鐘楼があるのでこちらも参拝前に忘れずに打っておきましょう!

こちらが本堂。

本尊は、涅槃釈迦如来です。この涅槃釈迦如来像は弘法大師作であり、弘法大師は巡湯の際に仏の使いであるとされる白蛇を見つけ、釈迦の涅槃像を刻んで本尊とれてたのです。

涅槃像は、寝姿の仏であり頭は北向き、顔は西向き、右脇を下にして横たわっています。釈迦がクシナガラの沙羅双樹のしたで亡くなられた際の姿を現したものです。

この寝姿は賢者の寝相とも呼ばれていて、安静を保つのに最適な形なのだとか!

四国八十八ヶ所で涅槃釈迦如来をご本尊とする寺は、ここだけなのです!とても珍しい像ですが、5年に一度、1日だけご開帳されるので普段は直接拝むことはできません。

ちなみに西国三十三ヶ所巡礼の第21番札所の穴太寺にも布団をかけられて横たわる釈迦涅槃像があり、こちらは常時直接みることができます。

【西国三十三所21番】穴太寺参拝記!見どころ・アクセスなど徹底紹介 病気や痛みを癒してくださる病気平穏のお寺! 

ろうそくと線香をあげ、納め札と賽銭を納め、礼拝し読経します。

続いてこちらが大師堂。

大師堂は、弘法大師がご本尊となります。大師堂内部には大師御衣が納められていて、明治天皇から下げ渡されたものなのだとか!

本堂と大師堂の間には注目の見どころスポットであるおびんずるさんもぜひ行くようにしましょう。

病気を治す力があるとされ、さすった部分に効果があるようです。

本尊納経と88大師メッセージ

88大師メッセージは、納経帳の左上に弘法大師様のお言葉や仏の教えにまつわる言葉を刻した記念印が押さます。お寺によって押印されるお言葉が異なるので、どのような言葉が押印されるか楽しみの一つです。

法輪寺の納経

88大師メッセージ(記念印)

十善戒と書かれています。意味はこちら

御影と88大師カードを頂こう!

御影

御影とは、そのお寺に奉られているご本尊様が描かれており、ご本尊様の分身と言われています。
この御影は、「納経軸」または、「納経帳」に納経をいただくと無料でいただけます。

88大師カード

弘法大師御誕生1250年記念事業では、弘法大師様のご生涯や四国霊場の縁起が描かれた特製の「88記念カード」が授与されます。

20 虚空に経文を書く
弘法大師が伊豆修善寺で虚空に経文を書くと修行を邪魔する魔物が退散した

カードのデザインは四国内のデザイン専門学生の生徒が手掛け、若い人にもお遍路をしてもらいたいとの思いが込められているのだとか。

各札所分すべて集めると、以下のようにパネルが完成し物語が完成するというものです。

私がお勧めする納経帳・御影帳 これさえあれば大丈夫!!

 

アクセスと駐車場情報!

普通駐車場は50台ほどあり、無料で駐めることができます!

アクセスはしやすく、土成インターチェンジから、国道318号線を鴨島方面へ進み、県道12号線を脇町方面へ進んでいると看板がでているので道なりに進んで行くとたどり着きます。

 

周辺のおすすめ施設を紹介

四国お遍路で急足でお寺からお寺に訪問するだけではもったいないです。周辺の観光スポットや施設、グルメをじっくり楽しむことをおすすめします。

おすすめ観光スポット

大塚国際美術館
渦潮クルーズ
鳴門市ドイツ館

おすすめグルメ

徳島ラーメン

四国八十八ヶ所 前後の札所を紹介!

四国八十八ヶ所の9番札所法輪寺の前後の札所は、8番札所熊谷寺と10番札所切幡寺です。

【四国お遍路第8番】熊谷寺 参拝記!見どころ・納経など紹介!仁王門と多宝塔は四国最大規模!

【四国お遍路第10番】切幡寺 参拝記!見どころ・納経など紹介!ハサミと布を手にしたはたきり観音は必見!

徳島県 阿波の国 発心道場の札所の巡り方や札所まとめはこちらからどうぞ!

【徳島県阿波の国】四国八十八ヶ所 札所と巡り方を紹介!おすすめ施設・宿も合わせて紹介! 

四国八十八ヶ所巡礼を始めたいんだけど、四国お遍路の旅がどんなもので、どのくらいの費用がかかるのかなどの、始め方やルール、楽しみ方をバッチリ紹介しています。気になることがあれば是非チェックしてみてください!

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まとめ

四国八十八ヶ所の中でここだけと言われる涅槃釈迦菩薩像は、ご開帳の時わずか1日だけしかみることができないというお目にかかることが難しいですが、次回いく際は必ず見てみたいと思います。

続いてそのまま、四国八十八ヶ所お遍路旅第10番札所 切幡寺に向かいます!

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