【四国お遍路第87番】長尾寺参拝記!見どころ・納経など紹介!讃岐国七観音随一の本尊!

四国八十八ヶ所巡礼

四国お遍路で長尾寺を参拝する人

「四国八十八ヶ所巡りで第87番札所の長尾寺を巡礼するんだけど、長尾寺ってどんな寺か知らないし、どこが見どころなのかもよくわからないな。あと、参拝の注意点や周辺のおすすめ施設とかもあると教えて欲しいな。」

今回はこういった疑問にお応えしていきます。

長尾寺は、静御前が出家して尼になった寺として有名で、「長尾の観音さん」や「力餅・静御前得度の寺」として親しまれています。

今回は【四国八十八ヶ所第87番】長尾寺の見どころや参拝の注意点、周辺のおすすめ施設などについて詳しく紹介していきます。

本記事を書いている20代の僕は、弘法大師ご誕生1250年の節目を機に、マイカーで巡礼しました。ただ勢いよく巡礼するのではなく、お寺の見どころや観光スポット、地元グルメを楽しみながらのんびり回ることを重点に四国お遍路の楽しさを紹介しています。

四国八十八ヶ所巡礼を始めたいんだけど、四国お遍路の旅がどんなもので、どのくらいの費用がかかるのかなどの、始め方やルール、楽しみ方をバッチリ紹介しています。気になることがあれば是非チェックしてみてください!

→四国お遍路の旅の始め方・楽しみ方をバッチリ紹介!

ではさっそく【四国八十八ヶ所第87番】長尾寺の巡礼をみていきましょう。

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【四国八十八ヶ所第87番】長尾寺の基本情報

四国八十八ヶ所第87番の長尾寺は、天平11年(739)、この地を訪れた行基が柳の木で聖観音像を彫り、安置したのが始まりとされています。

宗派 天台宗 開基 行基
御本尊 聖観世音菩薩 創建 天平11年(739)
御詠歌 あしびきの山鳥の尾の長尾寺 秋の夜すがら御名を唱えよ

御詠歌の意味は?

「あしびきの山鳥の尾の長尾寺という自然な風景や場所で、秋の夜が更ける中で仏様の名前を唱えよ」といった、自然と宗教が交わる瞬間を表現しています。
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「長尾寺」の実際の様子は?見どころも紹介

駐車場に車をとめてお寺の入り口に向かいます。

境内への入り口は仁王門で、お寺の入り口は駐車場からすぐのところです。仁王門の前には注目の見どころスポット経幢があります。

経幢は、写経を埋めた上に立てるもので、仁王門前に左右一対で立っています。

東側のものには「弘安九年五月」西側には「弘安六年七月」の銘があり、寇出征将兵の霊を慰めるためにたてられたものとされています。鎌倉時代より栄えた名刹の歴史を物語る貴重なもので、重要文化財に指定されています。

門の両脇には仁王像がいます。

門の両側には、大わらじが奉納されています。

門には鐘がぶら下がっており、ここでつくことができます!

門を抜けると境内が広がります。

門を抜けた参道横には、香川の保存木である楠がそびえ立ちます。

参道途中に、手水舎があります。参拝前に身を清めて本堂に向かいます!

  

正面の参道を進んでいくと、本堂があります。

天平11年(739)、この地を訪れた行基が柳の木で本尊の聖観音菩薩像を彫り、安置したのが始まりです。秘仏で残念ながら直接拝むことはできません。

本尊の聖観世音菩薩は、たびたびの火災にも焼けることなく無事に残ったもので、頼重公により「当国七観音随一」とお墨付きをいただいたことでも有名です!

ろうそくと線香をあげ、納め札と賽銭を納め、礼拝し読経します。

大師堂は、本堂の横に並んで建てられています。

大師堂は、弘法大師がご本尊となります。

境内には、静御前剃髪塚があります。

吉野山で源義経と惜別した静御前(有心尼)は、母の磯野禅師(磯禅尼)と共にこの古里に帰って当寺で得度し、その際髪を埋めて祀ったのだとか。その後、静は近くの井戸中代というところに庵を結び、義経の形見である薬師如来を安置したと伝えられています。

本尊納経と88大師メッセージ

88大師メッセージは、納経帳の左上に弘法大師様のお言葉や仏の教えにまつわる言葉を刻した記念印が押さます。お寺によって押印されるお言葉が異なるので、どのような言葉が押印されるか楽しみの一つです。

長尾寺の納経

88大師メッセージ(記念印)

同行二人と書かれています。意味はこちら

御影と88大師カードを頂こう!

御影

御影とは、そのお寺に奉られているご本尊様が描かれており、ご本尊様の分身と言われています。
この御影は、「納経軸」または、「納経帳」に納経をいただくと無料でいただけます。

88大師カード

弘法大師御誕生1250年記念事業では、弘法大師様のご生涯や四国霊場の縁起が描かれた特製の「88記念カード」が授与されます。

34 五筆和尚の称号を賜う

唐の皇帝は空海が五つの書体を見事に書き分けたので五筆和尚の称号を贈られた

カードのデザインは四国内のデザイン専門学生の生徒が手掛け、若い人にもお遍路をしてもらいたいとの思いが込められているのだとか。

各札所分すべて集めると、以下のようにパネルが完成し物語が完成するというものです。

私がお勧めする納経帳・御影帳 これさえあれば大丈夫!!

 

アクセスと駐車場情報!

普通駐車場は、50台ほどあり、無料で駐めることができます!

アクセスはしやすく、志度インターチェンジから長尾へ約6km進むと着きます。

周辺のおすすめ施設を紹介

四国お遍路で急足でお寺からお寺に訪問するだけではもったいないです。周辺の観光スポットや施設、グルメをじっくり楽しむことをおすすめします。

おすすめ観光スポット

金刀比羅宮

琴平公園

父母ヶ浜

栗林公園

おすすめグルメ

讃岐うどん

四国八十八ヶ所 前後の札所を紹介!

四国八十八ヶ所の87番札所長尾寺の前後の札所は、86番札所志度寺と88番札所大窪寺です。

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まとめ

香川県も善通寺市や高松など数多くの名物料理や観光もあるので、じっくり楽しんでいきたいところです。

そして長尾寺は、門前町の面影を残すのどかな住宅街にあり、地元で「お観音さん」と親しまれているお寺でした。

四国お遍路も残すところ後1つです。最後の札所である大窪寺に行く道中に、お遍路交流サロンがあるのでぜひ足を運んで欲しいところです。お遍路の歴史がにまとめてあり、貴重な資料が展示されています。

 

続いてそのまま、四国八十八ヶ所お遍路旅最後 第88番札所 大窪寺に向かいます!

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