【四国お遍路第84番】屋島寺参拝記!見どころ・納経など紹介!源平合戦に縁深い屋島山頂のお寺!

四国八十八ヶ所巡礼

四国お遍路で屋島寺を参拝する人

「四国八十八ヶ所巡りで第84番札所の屋島寺を巡礼するんだけど、屋島寺ってどんな寺か知らないし、どこが見どころなのかもよくわからないな。あと、参拝の注意点や周辺のおすすめ施設とかもあると教えて欲しいな。」

今回はこういった疑問にお応えしていきます。

屋島寺は、源平合戦の古戦場として名高く、瀬戸内海を望める景勝地としても有名な屋島山頂に鑑真が開基しています。「日本三名狸」のひとつ太三郎狸や宝物館など見どころ満載。

今回は【四国八十八ヶ所第84番】屋島寺の見どころや参拝の注意点、周辺のおすすめ施設などについて詳しく紹介していきます。

本記事を書いている20代の僕は、弘法大師ご誕生1250年の節目を機に、マイカーで巡礼しました。ただ勢いよく巡礼するのではなく、お寺の見どころや観光スポット、地元グルメを楽しみながらのんびり回ることを重点に四国お遍路の楽しさを紹介しています。

四国八十八ヶ所巡礼を始めたいんだけど、四国お遍路の旅がどんなもので、どのくらいの費用がかかるのかなどの、始め方やルール、楽しみ方をバッチリ紹介しています。気になることがあれば是非チェックしてみてください!

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ではさっそく【四国八十八ヶ所第84番】屋島寺の巡礼をみていきましょう。

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【四国八十八ヶ所第84番】屋島寺の基本情報

四国八十八ヶ所第84番の屋島寺は、唐から来日していた鑑真和尚が都に向かう途中に立ち寄り、北嶺に堂宇を建てたのが始まりです。のちの815年に、嵯峨天皇の勅願を受けた弘法大師が堂宇を現在の南嶺に移しています。

宗派 真言宗御室派 開基 鑑真和尚
御本尊 十一面千手観世音菩薩 創建 天平勝宝年間(749〜756) 
御詠歌 梓弓屋島の宮に詣でつつ 祈りをかけて勇む武夫

御詠歌の意味は?

「梓弓屋島にある神社や宮に詣でつつ、祈りをかけて勇ましい武者のように行動する」といった、神社への詣でと祈りが、武者のような勇ましい行動につながっているという表現がされています。
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「屋島寺」の実際の様子は?見どころも紹介

屋島は高松市の東、標高293メートルの火山台地の半島で、那須与一の扇の的や義経の弓流しなどで有名な源平合戦の古戦場の史跡で知られ、屋島寺はその南嶺にあります。

登山は屋島ドライブウェイで登っていきます!

屋島ドライブウェイから登っていくと、源平屋島古戦場が見渡せる見晴らしの良い景色が見えてきます。

晴れている日は、85番札所八栗寺がある五剣山の山頂なども見渡せて最高です。

山頂の大型駐車場に車をとめてお寺の入り口に向かいます。

駐車場側から行く方の境内への入り口は東門になり、東門は駐車場からすぐのところです。東門は朱色に塗られてあり鮮やかな門になっています。

お遍路道から登山される方は仁王門から境内に入っていきます。仁王門は本堂から展望台の方へ進んだ正面のところにあり、遠くないので見ておきたい所です!

仁王門は風格ある佇まいの門です。

門の両脇には仁王像がいます。

仁王門から本堂までは一直線となっていますが、途中に四天門があります。

四天門には周囲に四天像が安置されています。

門をくぐると境内が広がり、山頂の凛とした新鮮な空気感が漂います。

参道に、手水舎と鐘があります。参拝前に身を清めて本堂に向かいます!

 

 

正面の参道を進んでいくと、本堂があります。

現在の本堂は鎌倉時代に作られたもので、国指定の重要文化財になっています。

弘法大師が嵯岐天皇の勅願により南嶺に伽藍を建立した際、84番目の霊場として定め、屋島寺中興の祖となりました。

本尊の十一面千手観世音菩薩も国の重要文化財に指定されており、本尊は10世紀頃、藤原時代初期に造られたもので、全身に漆を塗って金箔をおいた糖の一木造りです。

光背と御手が当初のままに残されている貴重な像で、宝物館で拝観することが可能です!

ろうそくと線香をあげ、納め札と賽銭を納め、礼拝し読経します。

よく宝物館をスルーしてしまう人がいますが、呆れる程非常にもったいないです。特にここの宝物館は、注目の見どころスポットである源平合戦の時に実際に使われた源氏の白旗や、土佐光起画「屋島合戦図屛風」、高松藩主松平頼重が寄進した徳川家康所持太刀など、讃岐と屋島寺の歴史を刻む貴重な品々が飾られています。

宝物館に解説者の方がおられるので分かりやすく教えてくれます。

本堂横には、注目の見どころスポット蓑山大明神があります。

日本三大タヌキの一つ「太三郎狸」を祀る神社で、太三郎理は変化の術では日本一と称され、弘法大師が屋島の麓で道に迷った時に、髪をかぶった老人に変化して大師を山頂まで導いたのだとか!

さらに太三郎狸は一夫一妻の契りもかたいとされ、夫婦円満、縁結び、子宝、水商売の神としても信仰があります。

その横には、大師堂があります。

大師堂は、弘法大師がご本尊となります。

参拝はこれで以上となりますが、境内を出た先に展望台やショップなどがあるので散策していきます!

四天門をでて右側に進むと、展望台やお土産屋さん、水族館などがある所に行くことができます。お遍路さん以外にも多くの家族連れの観光客の方が来ているのでお目当てはこちらかと思います。

屋島から望む景色は、瀬戸大橋や五色台、高松市内など見渡せる絶景です。

こんな感じ。

展望台の近くには交流拠点施設「やしまーる」があります。

回遊式のフロアの概念がない建物で緩やかな上下があり、そこに差し込む光がとても美しいです。

本尊納経と88大師メッセージ

88大師メッセージは、納経帳の左上に弘法大師様のお言葉や仏の教えにまつわる言葉を刻した記念印が押さます。お寺によって押印されるお言葉が異なるので、どのような言葉が押印されるか楽しみの一つです。

屋島寺の納経

88大師メッセージ(記念印)

洗心と書かれています。意味はこちら

御影と88大師カードを頂こう!

御影

御影とは、そのお寺に奉られているご本尊様が描かれており、ご本尊様の分身と言われています。
この御影は、「納経軸」または、「納経帳」に納経をいただくと無料でいただけます。

88大師カード

弘法大師御誕生1250年記念事業では、弘法大師様のご生涯や四国霊場の縁起が描かれた特製の「88記念カード」が授与されます。

35 文殊菩薩と書を競う

長安の川辺で空海が文殊菩薩と書を競った時 龍の字が天空に昇ったと伝う

カードのデザインは四国内のデザイン専門学生の生徒が手掛け、若い人にもお遍路をしてもらいたいとの思いが込められているのだとか。

各札所分すべて集めると、以下のようにパネルが完成し物語が完成するというものです。

私がお勧めする納経帳・御影帳 これさえあれば大丈夫!!

 

アクセスと駐車場情報!

普通駐車場は、400台ほどあり、300円で駐めることができます!

アクセスはしやすく、高松西インターチェンジから国道11号線南バイパス・国道11号線を東へ進み、マクドナルドのある交差点を左折すると、ドライブウェイのゲート着きます。

 

周辺のおすすめ施設を紹介

四国お遍路で急足でお寺からお寺に訪問するだけではもったいないです。周辺の観光スポットや施設、グルメをじっくり楽しむことをおすすめします。

おすすめ観光スポット

金刀比羅宮

琴平公園

父母ヶ浜

栗林公園

おすすめグルメ

讃岐うどん

四国八十八ヶ所 前後の札所を紹介!

四国八十八ヶ所の84番札所屋島寺の前後の札所は、83番札所一宮寺と85番札所八栗寺です。

【四国お遍路第83番】一宮寺参拝記!見どころ・納経など紹介!歴史ある閑静な霊場!

【四国お遍路第85番】八栗寺参拝記!見どころ・納経など紹介!皆が親しむ八栗のお聖天さん!

香川県 讃岐の国 涅槃道場の札所の巡り方や札所まとめはこちらからどうぞ!

【香川県讃岐の国】四国八十八ヶ所 札所と巡り方を紹介!おすすめ施設・宿も合わせて紹介! 

四国八十八ヶ所巡礼を始めたいんだけど、四国お遍路の旅がどんなもので、どのくらいの費用がかかるのかなどの、始め方やルール、楽しみ方をバッチリ紹介しています。気になることがあれば是非チェックしてみてください!

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まとめ

香川県も善通寺市や高松など数多くの名物料理や観光もあるので、じっくり楽しんでいきたいところです。

そして屋島寺は、源平合戦の古戦場を眼下に眺める屋島山上にあり、瀬戸内海の島々や高松市内を一望できる見どころ満載の札所でした。宝物館にある源平合戦の時に実際に使われた源氏の白旗は本物で見ると感動します!

続いてそのまま、四国八十八ヶ所お遍路旅第85番札所 八栗寺に向かいます!

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