2022年3月に舞鶴海軍ゆかりの港めぐり遊覧船に乗船してきました。
心地よい潮風を感じながら、自衛隊の護衛艦や造船所などを海上から間近に眺めることができ、間近に迫る海上自衛隊の護衛艦は大迫力です。
今回は、艦船を船上から見学できるクルージングツアー『舞鶴海軍ゆかりの港めぐり遊覧船』の乗船記を紹介します。
目次
本記事を書いている僕は、過去に30か国以上訪問してきた経験から、旅のコツを経験をもとに得た情報を発信しています。また、お金をあまりかけずにお得に生活するコツなども紹介しています。
舞鶴海軍ゆかりの港めぐり遊覧船って?
海上自衛隊の北吸桟橋に停泊するイージス艦や補給艦などの巨大な護衛艦に手が届きそうなくらい至近距離を運航し、圧倒的な迫力を体感できる珍しいクルージングです。
このクルーズの面白いところは、遊覧船は北吸桟橋に並行して運航するため、巨大な護衛艦が真っすぐ一列に停泊する様子や、きちんと横に並んでいる様子のほか、護衛艦の船首、左舷側、船尾を眼前に見ることができるところです。
さらに、舞鶴湾は周りが山に囲まれているため、干満差は最大でも30cmほどのため波や風による横揺れが起きにくいので、護衛艦の写真撮影に最適で綺麗な写真を撮ることができます。
アクセスの仕方
遊覧船には赤レンガ博物館裏の北吸赤レンガ桟橋から乗船することができます。
電車およびバスの場合
バスでお越しの方はバス停「市役所前」にて下車の後、徒歩3分
車の場合
お車の場合は、赤れんがパーク駐車場に駐車し、そこから徒歩2分
駐車場はたくさんあるので、満車になることはなさそうなので心配する必要はありません。
どこでチケットを買うの?
赤れんがパーク2号棟(市政記念館)1階に乗船券販売所があります。ここのカウンターで当日チケットを購入することができます。
赤レンガパークは全12棟のうち8棟が国の重要文化財に指定されるなど、わが国でも有数の歴史的価値の高い赤れんがの建築群で、エレガントな空間になっています。
赤レンガパークは乗船券の発券のほかに、舞鶴のあゆみ、各種インフォメーション、お土産の販売、カフェがあり、乗船前の空き時間の時間潰しに利用することもできます。
「海上自衛隊カレー」「海軍ラムネ」「自衛艦焼酎」などたくさんあります。
運行詳細
時間運行便で営業しています。
1便/10:00発 2便/11:00発 3便/12:00発 4便/13:00発 5便/14:00発 6便/15:00発
1便/11:00発 2便/13:00発 3便/14:00発
乗船料金はコスパ良し
- 大人:1,300円(税込)
- 3歳~12歳:700円(税込)
- 2歳以下:無賃 ※障がい者割引ありです。
気象・海象や、港内の状況等により欠航となる場合があるので、当日の気象情報をチェックしておきましょう。
乗船記と楽しむコツ
「軍港巡りを楽しみたい人」
「軍港ってどんな場所なの?どんな船が見られるの?」このような疑問を抱いておられる方々のために、写真を交えながら軍港めぐりの見所について紹介していきます!
今回乗船した船は、「まいづる」という約80人乗りのクルーズ船です。広く快適な船室と風が心地よくあたる船尾甲板スペースが特徴のクルーズ船です。横須賀の軍港めぐり遊覧船よりは小さい船といった感じです。
ただ、船尾甲板スペースの方は冬は防寒対策が必要で、風がとても強いので飛ばされやすいものはカバンにしまっておきましょう。
船には座席指定がないので、座席移動が可能です。船尾甲板スペースの方が爽快感が味わえるだけでなく、写真をとるのに綺麗に撮ることができるので、そういった方には船尾甲板スペースがおすすめです。
さらに言うと、船室内の座席では、進行方向に向かって右側の席の方がたくさんの船艦が間近で見ることができます。船が以下の地図のように回るので左側だと座席を超えての鑑賞になるので、右側の席がおすすめです。
舞鶴海軍ゆかりの港めぐりの船内では、案内人が乗船しており、軍港めぐりの見どころを楽しく面白く紹介してくれます。案内人は元海上自衛隊隊員の人です。
45分のクルーズが本当にあっという間というぐらい面白い話が聞けます。
乗船記をお伝えします *船内から撮影したため反射があります
遊覧船が出港するとまず目に飛び込んでくるのが掃海艇です。
この日停泊していたのが688の「あいしま」と681「すがしま」で、機雷の高性能化に対処するため、NATO諸国で実績のある情報処理装置や可変度型の 機雷探知機、機雷処分具など備えられています。
舞鶴警備隊や小樽行きのフェリーが発着する前島埠頭を通過したあと舞鶴教育隊の沖を進んでいきます。
途中に1隻、130護衛艦「まつゆき」が現れてきます。
現在は除籍されているので、除籍護衛艦になり、130が塗り潰されています。今後この船がどうなるかは分かりませんが、もしかしたらスクラップにされるかもしれません。
船の横にQRコードが付けられていますが、海上自衛隊舞鶴地方総監部のツイッターへアクセスします。海上自衛隊のイベントや詳細など見ることができます。
舞鶴教育隊を過ぎると舞鶴の新名所、舞鶴クレインブリッジが見えてきます。
橋のすぐ奥に有名な舞鶴引揚記念館と引揚桟橋があります。抑留者が極寒のシベリアの地で過酷な労働と悲惨な生活を強いられた現実を鑑賞できます。ユネスコ世界文化遺産にもなっている場所なのでぜひ行くことをおすすめします。
遊覧船はユニバーサル造船舞鶴事業所のエリアに入ると現れるのが、175イージス艦「みょうこう」です。
このイージス艦はSM3という特殊な垂直ミサイル発射装置がついてあり、弾道ミサイルを撃ち落とす能力が備わっています。
イージス艦の特徴であるスパイレーダーで弾道ミサイルの位置を特定しますが、8角形の亀の甲羅みたいなのがレーダーです。およそ700億円程もするそうです。
4301 「ひうち」も停泊。
多用支援艦であるため、物資の輸送支援や航行不能となった艦艇の曳航など多用途に活躍しています。
その横に156「せとぎり」です。
近代化された護衛艦隊群の中心的役割を担う汎用護衛艦です。
ユニバーサル造船のエリアを過ぎると遊覧船は左に舵を取って対岸の海自舞鶴基地(北吸岸壁)に近づきます。
北吸岸壁の最も造船所寄りの場所は支援船の停泊位置です。
画像にはYO・YGが写っていますが、ほかにもYW(水船)やYT(曳船)も多数停泊しています。
海自艦艇の行動を支える「縁の下の力持ち」的な存在です。
次に現れるのが、ミサイル艇824「はやぶさ」とその奥に828「うみたか」です。
艦対艦ミサイルウォータージェット推進装置が船後方に設置されていて、150キロ程の発射距離能力があります。
護衛艦232「せんだい」護衛艦118「ふゆづき」も停泊していました。
特に護衛艦118「ふゆづき」は舞鶴の中でも一番新しい護衛艦で、イージス艦を守る船艦となっています。
そして一際大きい護衛艦181「ひゅうが」も見ることができます。
搭載機数は基本3機だが、掃海・輸送ヘリなど各種ヘリコプター約10基を搭載できる格納庫があります。
ここでご紹介した以外にも、まだまだもたくさんの艦船が停泊していました。
舞鶴港に停泊している船艦は以下の通りです。
151 あさぎり 156 せとぎり 232 せんだい 824 はやぶさ 828 うみたか
4301 ひうち YDT-01 681 すがしま 688 あいしま 425 ましゅう
30分の航海を終え、無事に桟橋にて下船です。
まとめ
舞鶴海軍ゆかりの港めぐりの30分のツアー、数多くの艦船を間近に見ることができ大興奮でした。艦隊のことが全くわからない人でも案内人が、詳しく説明してくれるので、楽しく軍港めぐりを楽しむことができます。舞鶴観光の際、是非訪れてみてはいかがでしょうか。
他にも海自基地を巡る遊覧船は横須賀や呉、佐世保にもあります。4大軍港めぐりをしていろんな艦船を間近で見るのも楽しいです!以下に、わかりやすく紹介しているので、お試しあれ!
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