西国三十三所巡礼で醍醐寺を参拝する人
「西国三十三所12番の醍醐寺を巡礼するんだけど、醍醐寺ってどんな寺か知らないし、どこが見どころなのかもよくわからないな。あと、参拝の注意点や周辺のおすすめ施設とかもあると教えて欲しいな。」
今回はこういった疑問にお応えしていきます。
今回は【西国三十三所11番】醍醐寺の見どころや参拝の注意点、周辺のおすすめ施設などについて詳しく紹介していきます。
本記事を書いている僕は、過去に30か国以上訪問してきた経験から、旅のコツを経験をもとに得た情報を発信しています。また、お金をあまりかけずにお得に生活するコツなども紹介しています。
目次
ではさっそく【西国三十三所11番】醍醐寺の巡礼をみていきましょう。
【西国三十三所11番】上醍醐・准胝堂(醍醐寺)の基本情報
西国三十三所 第11番札所の上醍醐・准胝堂(醍醐寺)は、本来の札所は京都・醍醐寺のある醍醐山の山上にありました。しかし、平成20年8月、准胝堂は落雷により焼失、現在は下醍醐の観音堂を遥拝所として、准胝観世音菩薩がお祀りされています。
宗派 | 真言宗醍醐派(総本山) | 開基 | 聖宝理源大師 |
御本尊 | 准胝観世音菩薩 | 創建 | 貞観16(874)年 |
御詠歌の意味は?
醍醐寺の物語
聖宝理源大師は、上醍醐山上で地主横尾明神の示現によって霊泉(醍醐水)を得た。
聖宝理源大師が初めてこの山に登山された折、老翁が現れてこの湧き水を飲み、「ああ、醍醐味なるかな」と賞賛。伽藍の創建をすすめたとされ、小さな堂宇を建立し、准胝観音像・如意輪観音像を安置したのに始まります。
「醍醐寺」の参拝訪問記 見どころを紹介
西国三十三所第11番札所の深雪山・上醍醐・准胝堂の本来の札所は京都・醍醐寺のある醍醐山の山上にあるのですが、上醍醐へは、下醍醐から山道を3km、山頂の開山堂へはさらに0.5km、約1時間ほどの登山ですが、体調があまりよくなったので今回は下醍醐だけ行くことにしました。
醍醐寺の入口は道路に面した総門。ここから入っていきます。
ちなみに醍醐寺の入り口はここ以外にも上醍醐の山頂からの入り口もあります。山頂からの入り口は車で登り、山頂に車を止めて、歩いて降りてくるという参拝の仕方です。
このルートは岩間寺の参拝におすすめです。
【西国三十三所12番】岩間寺(正法寺)参拝記!見どころ・御朱印など紹介 汗かきの観音さん!
総門をくぐり、参道を進んで行くと、三宝院の唐門(国宝)が見えてきます。とても豪華!
参道を奥まで進んで行くと西大門があり、醍醐寺の中でも大きな門です。
その中に金剛力士像が。長承3年(1134)仏師勢増、仁増によるもので、大きくて迫力ある像です。
西大門をくぐったところに参拝料金所があり、ここで参拝料を払います。
参道を歩いていくと醍醐寺の本堂でもある、金堂が見えてきます。巨大な建物で立派です。
この中に醍醐寺の御本尊である薬師如来さまがいらっしゃいます。
金堂のすぐ近くには五重塔(国宝)がそびえ立っています。
醍醐天皇の菩提を弔うため、第一皇子・朱雀天皇が承平6年(936)に着工し、第二皇子・村上天皇の天暦5年(951)に完成したようです。
高さ38m、京都府下で最も古い木造建築物です。存在感ありすぎです!
参道を進んで行けば行くほど、どんどん自然豊かな参道になってきます。途中に日月門と呼ばれる門があります。ここをくぐると観音堂です。
観音堂。
旧大講堂で、現在では西国三十三所第11番札所の遥拝所として准胝観世音菩薩がお祀りされています。堂内へは脇のほうから入って行くようになっています。御朱印もここでもらうことができます。
西国三十三所の札所ご本尊である准胝観音は秘仏です。毎年5月中旬に1週間限定でご開帳されています。
参拝が終わったら奥まで進んでいくと、柵が出てきましたが、ここから上醍醐へ続く登山道になっています。
境内はとても広く、まだまだ先がありますが、ここで今回は折り返しました。次回この先行ってみたいと思います。
注目の見どころスポット:弁天堂とその周辺
観音堂の隣に大きな池があります。この池の中心に弁天堂があります。
橋が架けられているので渡ってみます。
この中に七福神の一人として有名な弁才天が祀られています。
ここの風景はとても平和で心が落ち着きます。
弁天堂の右奥に無量寿苑があります。自然豊かなスポットで、苔に水がお見事です。
御朱印と散華
西国三十三所の各お寺では御朱印帳(納経帳)、専用八角形の用紙(曼荼羅)、白衣、掛け軸などに御朱印(納経印)などで書いてもらうことができます。料金は300円です。
西国三十三所 御朱印
西国三十三ヶ所
*中央の字は根本准胝尊と書かれています。
草創1300年特別印
*子預けや安産の信仰を集める准胝観音菩薩の名が刻まれたデザイン。
散華
西国三十三所早創1300年記念事業では、御朱印を頂くとオリジナルの散華を無料で頂けます。
散華とは、「蓮華(ハスの花)の花びら」を模した紙のお守りのことで、札所ごとに観音経の一字が書かれ、各札所分すべて集めると、以下のように観音経の一部が完成するというものです。
私がお勧めする御朱印帳・散華台帳 これさえあれば大丈夫!!
アクセスの仕方
醍醐寺は、公共交通機関でもアクセスしやすく、街中にあるので行きやすいです。
住所 | 京都府京都市伏見区醍醐東大路町22 |
拝観時間 | 3月〜12月第1日曜日 9:00〜17:00 12月第1日曜の翌日〜2月 9:00〜16:30 |
御朱印受付時間 | 開門時間と同じ |
拝観料 | 1000円 |
駐車場 | あり 有料 |
アクセス | 地下鉄東西線「醍醐駅」より 徒歩10分 |
公式サイト | こちら |
周辺のおすすめ施設を紹介
西国三十三所巡りで急足でお寺からお寺に訪問するだけではもったいないです。周辺の観光スポットや施設、飲食店をじっくり楽しむことをおすすめします。
スイーツ巡礼
西国三十三所巡りで見逃せないのがスイーツ巡礼です。西国三十三所のお寺と関わりのある名産品、地元の特産物などを頂きながら巡礼するとまた別の楽しみが増えるのでおすすめです。
ランチ・軽食におすすめ飲食店
雨月茶屋
醍醐寺境内にある食事処で、ランチメニューやだんごなどの軽食がある。焼餅入りの五大力うどんが人気で、あっさりしてて美味しい!
住所 | 京都府京都市伏見区醍醐東大路町35−1 |
営業時間 | 11時00分~17時00分 |
アクセス | 醍醐寺境内内 |
しも村
醍醐寺総門向かいにある蕎麦屋さんで、歯応えある蕎麦がいただける。卵をかき混ぜて食べる山かけそばが人気で、美味しい!
住所 | 京都府京都市伏見区醍醐西大路町89 |
営業時間 | 11時00分~22時30分 |
アクセス | 醍醐寺前 |
周辺おすすめ観光スポット
元慶寺
随心院
醍醐寺周辺のおすすめホテル・宿泊
京都山科 ホテル山楽 部屋から電車が一望できるロケーション!
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まとめ
西国三十三所 第11番札所の上醍醐・准胝堂(醍醐寺)は、現在は上醍醐まで登山しなくても、手軽に参拝することができました。本来の上醍醐・准胝堂の本源も参拝したいところです。その周辺には、五大堂や薬師堂などあり見応えある巡礼道だと思います。
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