【四国お遍路第21番】大龍寺 参拝記!見どころ・納経など紹介!西の高野と呼ばれるほどのBIG境内!

四国八十八ヶ所巡礼

四国お遍路で大龍寺を参拝する人

「四国八十八ヶ所巡りで第21番札所の大龍寺を巡礼するんだけど、大龍寺ってどんな寺か知らないし、どこが見どころなのかもよくわからないな。あと、参拝の注意点や周辺のおすすめ施設とかもあると教えて欲しいな。」

今回はこういった疑問にお応えしていきます。

大龍寺は、標高6000mの山頂の麓にあり、焼山寺鶴林寺に次いで阿波の三大難所として名をつられています。若き日の空海が虚空蔵菩薩に願って全ての経典を暗記できる修行をした霊場としても有名です。

今回は【四国八十八ヶ所第21番】大龍寺の見どころや参拝の注意点、周辺のおすすめ施設などについて詳しく紹介していきます。

本記事を書いている20代の僕は、弘法大師ご誕生1250年の節目を機に、マイカーで巡礼しました。ただ勢いよく巡礼するのではなく、お寺の見どころや観光スポット、地元グルメを楽しみながらのんびり回ることを重点に四国お遍路の楽しさを紹介しています。

四国八十八ヶ所巡礼を始めたいんだけど、四国お遍路の旅がどんなもので、どのくらいの費用がかかるのかなどの、始め方やルール、楽しみ方をバッチリ紹介しています。気になることがあれば是非チェックしてみてください!

→四国お遍路の旅の始め方・楽しみ方をバッチリ紹介!

ではさっそく【四国八十八ヶ所第21番】大龍寺の巡礼をみていきましょう。

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【四国八十八ヶ所第21番】大龍寺の基本情報

四国八十八ヶ所第21番の大龍寺は、桓武天皇の勅願で開基したお寺です。

宗派 高野山真言宗 開基 桓武天皇
御本尊 虚空蔵菩薩 創建 延暦12年(793)
御詠歌 太龍の常にすむぞやげに岩屋 舎心聞持は守護のためなり

御詠歌の意味は?

工事中
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「大龍寺」の実際の様子は?見どころも紹介

大龍寺ロープウェイ乗り場にある道の駅鷲の里の駐車に車をとめてロープウェイ乗り場に向かいます!

大龍寺は、舎心山の頂上近くにあります。ふもとから本堂までは、ロープウェイが開通されており、簡単に頂上まで登ることができます。また阿波側からの登山道もあるので、四国お遍路の難所を味わいたい方は登山してみるのもいいかもです。

切符を買い、鷲の里駅から大龍寺駅に向かいます。

運行開始は8時からで、終わりは17時まで。時間を過ぎると自力で登山道を下山しなくてはいけないので注意が必要です。

料金は、往復2600円。

ロープウェイから田園風景の景色が望めます。手前にある川は、那賀側です。川の水はとてもきれくコバルトブルーの色になっています。

ちなみにこのロープウェイは西日本で最長で、全長2,775メートルで西日本で最長、山・川越えを行う珍しいロープウェイです。

ロープウェイの中から岩の上にブロンズ製の「求聞持修行大師像」が東向きに坐っているのを見ることができます!

弘法大師が19歳のころ、この深奥の「舎心嶽」という岩上で、100日間の虚空蔵求聞持法を修行されたという伝えており、虚空蔵菩薩の真言を100万回唱えると、超人的な記憶力が身につくのだとか!

ロープウェイから天気が良ければ淡路島や瀬戸内海も見渡せます。

山肌を見ると狼の彫刻がたくさん!!

10分ほどで山頂に到着。

ロープウェイから登ると山門や鐘楼はこちら側にはありませんでした。昔のお遍路転がしと呼ばれる山道からでしかないですね。

境内に伸びるこの階段を登って本堂へと向かいます。

途中に手水舎があります。

参拝前に身を清めて本堂に向かいます!こちらが本堂。

本尊は、虚空蔵菩薩です。弘法大師は、自ら虚空蔵菩薩を彫られ、本尊に安置されました。秘仏で直接拝むことはできません。

ろうそくと線香をあげ、納め札と賽銭を納め、礼拝し読経します。

続いてこちらが大師堂。

大師堂は、弘法大師がご本尊となります。

参拝これで終了ですが、境内はかなり大きのでゆっくり見どころスポットを見て回ります。パンフレットに四国霊場の中でも群を抜く壮大なスケールと書かれたありました。

大師堂の付近に多宝塔があります。

こちらが御廟。

境内を下に降っていくと鐘楼門がありました。

門の上には鐘楼が吊り下げられてあり、自由につくことができます。

本坊の右側の建物に注目の見どころスポットである迫力ある大龍の絵が飾られています。

持仏堂の大廊下の天井に今にも動き出しそうな大龍の絵が。

四條派の画家の竹村松嶺氏によって書かれたものです。

本尊納経と88大師メッセージ

88大師メッセージは、納経帳の左上に弘法大師様のお言葉や仏の教えにまつわる言葉を刻した記念印が押さます。お寺によって押印されるお言葉が異なるので、どのような言葉が押印されるか楽しみの一つです。

大龍寺の納経

88大師メッセージ(記念印)

劍落太龍峰と書かれています。意味はこちら

御影と88大師カードを頂こう!

御影

御影とは、そのお寺に奉られているご本尊様が描かれており、ご本尊様の分身と言われています。
この御影は、「納経軸」または、「納経帳」に納経をいただくと無料でいただけます。

88大師カード

弘法大師御誕生1250年記念事業では、弘法大師様のご生涯や四国霊場の縁起が描かれた特製の「88記念カード」が授与されます。

15 求聞持の修行

大師 三教指帰に阿波太龍嶽での谷が響く効験を記す 又宝剣壇上 に降ると伝う

カードのデザインは四国内のデザイン専門学生の生徒が手掛け、若い人にもお遍路をしてもらいたいとの思いが込められているのだとか。

各札所分すべて集めると、以下のようにパネルが完成し物語が完成するというものです。

私がお勧めする納経帳・御影帳 これさえあれば大丈夫!!

 

アクセスと駐車場情報!

普通駐車場は150台ほどあり、無料で駐めることができます!

アクセスはしやすく、JR桑野駅前から国道195号線を西へ、右手に喫茶店(カントリーロード)を見て、次の信号を右折すれば太龍寺ロープウェイ乗り場に着きます。

 

周辺のおすすめ施設を紹介

四国お遍路で急足でお寺からお寺に訪問するだけではもったいないです。周辺の観光スポットや施設、グルメをじっくり楽しむことをおすすめします。

おすすめ観光スポット

大塚国際美術館
渦潮クルーズ
鳴門市ドイツ館

おすすめグルメ

徳島ラーメン

四国八十八ヶ所 前後の札所を紹介!

四国八十八ヶ所の21番札所大龍寺の前後の札所は、20番札所鶴林寺と22番札所平等寺です。

【四国お遍路第20番】鶴林寺 参拝記!見どころ・納経など紹介!四国お遍路2番目の難所!

【四国お遍路第22番】平等寺 参拝記!見どころ・納経など紹介!平等にと願いが込められた寺!

徳島県 阿波の国 発心道場の札所の巡り方や札所まとめはこちらからどうぞ!

【徳島県阿波の国】四国八十八ヶ所 札所と巡り方を紹介!おすすめ施設・宿も合わせて紹介! 

四国八十八ヶ所巡礼を始めたいんだけど、四国お遍路の旅がどんなもので、どのくらいの費用がかかるのかなどの、始め方やルール、楽しみ方をバッチリ紹介しています。気になることがあれば是非チェックしてみてください!

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まとめ

大龍時は四国八十八ヶ所の中でも群を抜く壮大なスケールで、「西の高野」と呼ばれているほど大きなお寺です。 ロープウェイが開通したので現在はアクセスしやすいですが、古来はお遍路転がしと言われ難所のひとつとされています。

続いてそのまま、四国八十八ヶ所お遍路旅第22番札所 平等寺に向かいます!

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