「コロンス島」(鼓浪嶼)は、中国の厦門の西に浮かぶ小さな島で、世界遺産にも登録されています。
コロンス島は中国の有名な観光地であり、西洋と中国文化が混ざり合った異国情緒あふれる建物や街並みが広がっています。
今回は、コロンス島の行き方や観光スポット、注意点を紹介します。
コロンスに行く方の参考になれば幸いです。
コロンス島の観光情報
コロンス島は、中華人民共和国の福建省廈門市にある島。
中国語で「鼓浪屿」という。
島の名前の由来は、西部にある岩礁が風雨にさらされ洞窟になり、満潮時になると波に叩かれ太鼓のような音を発したことにようです。
島内には中国の伝統的な建物の他に、コロニアル様式などの異なった様式が混ざり合った建物を街並みの中に見ることができます。
特に、20世紀初頭にはモダニズムとアール・デコが融合した「アモイ・デコ・スタイル」と呼ばれる建築様式が生まれ、コロンス島独特のものとして貴重な文化遺産となっています。
そんな西洋式の建物が数多く残っていますが、それはアヘン戦争 (1841年) でイギリス軍が廈門を占拠し、翌年の南京条約により開港を迫られ、その後1862年にイギリス租界が、1902年には鼓浪嶼 (コロンス島)に共同租界が設置されたためです。
かつて外国人が行政権や警察権を持つ外国人居留地(万国共同租界)が置かれ、他国の影響も受けつつ独自の建築文化を発達させたことが評価され、2017年に世界遺産リストに登録されています。
コロンス島は小さい島でありながらも、緑が多く、公園やビーチもあります。
コロンス島の異国情緒溢れる街並みと、対岸の近代的な厦門の街並みの180度違った風景が楽しめます。
コロンス島への行き方
廈門島からコロンス島までの交通手段はフェリーで行くことになります。
コロンス島へ向かうフェリーの港複数ありますが、外国人観光客は「厦門国際郵輪中心」の港を利用します。
普段の連休でもとにかく人が溢れまくるため、大型連休や夏休みは船のチケットが売り切れることもざらです。
というわけで早朝にチケットカウンターに向かい当日チケットをGETすることができました!
外国人はフェリー乗り場のチケット売り場窓口でパスポートを提示し、チケットを受け取る必要があるので、早めにフェリー乗り場に行くようにしましょう。
夏休みということもあって乗船口にはかなりの人です。
往復の値段は35元で、安いです。
廈門の港にMGMリゾーツが建設中。
船に乗ること30分程で島の裏側の港に到着。
島内はバイクや車は禁止なので、徒歩で島を散策するのが基本です。足腰が悪い人はスクータがあるのでそちらを利用するのも可能です。
コロンス島の観光スポット!
コロンス島の観光にはチケットが必要で主要な観光スポットを巡る共通券が販売されています。券の購入には中国ではお馴染みの個人番号の登録でパスポートが必要です。
値段は90元。
コロンス島に着いたら早速街並みを散策します。
厦門の港が開港された際、諸外国が共同で行政権を持つ共同租界が置かれました。そのため、日本をはじめとしたアメリカ、イギリス、フランス、ドイツ等の旧領事館が残されています。
コロンス島 観光スポットを紹介します。
鼓浪嶼風琴博物館
鼓浪屿は「ピアノの島」「音楽の島」とも呼ばれています。
租界時代に欧米人によってピアノがここに数多く持ち込まれたことで西欧音楽の文化が育まれ、今でも島内には有名な音楽学校があり、著名なピアニストを輩出しているのです。
パイプオルガンの生演奏を聞くことができたり、様々な種類のオルガンの展示を見ることができます。
自分が中国にいることを忘れてしまうほど西欧の文化に浸れます。
皓月園
皓月園は中国の三国神として尊敬されている鄭成功を称えて作られた公園で、中は美しい中国庭園が広がり、巨大な鄭成功の像もあります。
近づいてみるとかなり巨大!鄭成功の向いている方角が、彼が守った台湾の金門島を向いていると言われています。
廈門島から台湾の金門島までフェリーで30分で国境を渡れます!
対岸の廈門島の景色もがとても異国情緒!
日光岩
日光岩は島の中央部にあり、島で一番高い山です。(海抜92.7メートル)。鼓浪嶼の最高峰で、直径40mを越える巨石です。
頂上までは、麓の日光岩寺から石段を登りながら目指します。
コロンス島や対岸の厦門市内が見渡せる、島内で1番高い場所です。
日光岩の麓にある日光岩寺は、岩をくり抜いて作られた世界でも珍しい寺院です。
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まとめ
廈門は、中国南東部の美しい港町です。その一つ、コロンス島は中国の有数の観光地。
島内には多くのカフェやレストランもあり、ゆったりとした時間を過ごすことも可能です。
歴史、文化、自然が調和した独特の魅力を持つ観光地として、穴場のおすすめスポットです。ぜひ行ってみてください!
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