【四国お遍路第76番】金倉寺 参拝記!見どころ・納経など紹介!子授けや安産に霊験あらたか!

四国八十八ヶ所巡礼

四国お遍路で金倉寺を参拝する人

「四国八十八ヶ所巡りで第76番札所の金倉寺を巡礼するんだけど、金倉寺ってどんな寺か知らないし、どこが見どころなのかもよくわからないな。あと、参拝の注意点や周辺のおすすめ施設とかもあると教えて欲しいな。」

今回はこういった疑問にお応えしていきます。

金倉寺は、善通寺市の平野に佇み、女性と子どもにやさしい女神として、地元の人に「おかるてんさん」の愛称で親しまれているお寺です。

今回は【四国八十八ヶ所第76番】金倉寺の見どころや参拝の注意点、周辺のおすすめ施設などについて詳しく紹介していきます。

本記事を書いている20代の僕は、弘法大師ご誕生1250年の節目を機に、マイカーで巡礼しました。ただ勢いよく巡礼するのではなく、お寺の見どころや観光スポット、地元グルメを楽しみながらのんびり回ることを重点に四国お遍路の楽しさを紹介しています。

 

四国八十八ヶ所巡礼を始めたいんだけど、四国お遍路の旅がどんなもので、どのくらいの費用がかかるのかなどの、始め方やルール、楽しみ方をバッチリ紹介しています。気になることがあれば是非チェックしてみてください!

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ではさっそく【四国八十八ヶ所第76番】金倉寺の巡礼をみていきましょう。

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【四国八十八ヶ所第76番】金倉寺の基本情報

四国八十八ヶ所第76番の金倉寺は、弘法大師の甥で天台寺門宗の開祖「智証大師」が誕生した地で、和気道善が開基したお寺です。

宗派 天台寺門宗 開基 和気道善
御本尊 薬師如来 創建 宝亀5年(774)
御詠歌 まことにも神仏僧をひらくれば 真言加持の不思議なりけり

御詠歌の意味は?

「確かに神様、仏様、僧侶を開くならば、真言加持の不思議であった」といった意味になります。これは宗教的な文脈や、神聖な行為がもたらす不可解な出来事や奇跡について言及していると解釈できます。
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「金倉寺」の実際の様子は?見どころも紹介

金倉寺の近くにさぬきうどんの名店である「長田in香の川」があり、お昼をした後、そこの駐車場に車をとめてお寺の入り口に向かいます。
 
ちなみにうどんメニューは、釜揚げと冷やしの2種類しかなく、釜揚げが人気のお店です。
 
 
もちもちのうどんは絶品です。
 

お寺の入り口は駐車場から反対側の道路面に山門があります。

山門は仁王門で、歴史ある佇まいの門です。門の脇には仁王像が安置されています。

門の裏には、わらじが奉納されています。

門を進んで境内に入っていくと、広大な敷地が広がります。
 

仁王門の横には手水舎と少し進んだところに鐘があります。

参拝前に身を清めて本堂に向かいます!

鐘楼は柱が多い印象の建物。

境内を真っ直ぐ進んでいくと、本堂が見えてきます。

金倉寺は、天台寺門宗の宗祖・智証大師円珍が誕生した地として知られ、智証大師は唐から帰国した後、故郷であるこの寺に滞在し、唐の青龍寺を模した伽藍を造営し、自ら刻んだ薬師如来を本尊として安置されました。

正月の三カ日以外は、秘仏で直接拝むことはできません。

ろうそくと線香をあげ、納め札と賽銭を納め、礼拝し読経します。願いを掛けながら引いて回すと叶う願供養珠があります!

境内には、明治31年(1898)から約3年間、善通寺第十一師団長を務めていた乃木将軍が客殿を仮住居として使用していて、今でも寺には将軍愛用の品々が残されているのだとか!

そして本堂前には大黒天像があります。

おみくじに付いている1.5cm角の金箔を、願いを唱えながら像に貼るとご利益があるということから、石造りの像は多くの人の願いを受け止めて、きらきらと輝いています。

本堂の手前には、大師堂があります。

大師堂は、弘法大師がご本尊となります。

参拝はこれで以上ですが、境内には注目の見どころスポットがあるので散策していきます!

本堂横には、訶利帝堂(かりていどう)が建っています。

本堂の隣に建つ、詞利帝母尊を祀ったお堂で、金倉寺で生まれた智証大師は霊感が強く、今でいう大霊能者です。

大師が5歳の時、目の前に訶利帝母尊が現れ、大師への衛護を伝えたといわれています。訶利帝母尊とは鬼子母神のことで、500人の子を持ちながら人の子をさらって食べていたが、改心し後に仏となったのです。

以降、子授けや安産に霊験あらたかで、子どもや女性を守る神となった鬼子母神は、金倉寺では「おかるてんさん」と呼ばれ、より親しみをもって信仰されています。

本尊納経と88大師メッセージ

88大師メッセージは、納経帳の左上に弘法大師様のお言葉や仏の教えにまつわる言葉を刻した記念印が押さます。お寺によって押印されるお言葉が異なるので、どのような言葉が押印されるか楽しみの一つです。

金倉寺の納経

88大師メッセージ(記念印)

知自心 と書かれています。意味はこちら

御影と88大師カードを頂こう!

御影

御影とは、そのお寺に奉られているご本尊様が描かれており、ご本尊様の分身と言われています。
この御影は、「納経軸」または、「納経帳」に納経をいただくと無料でいただけます。

88大師カード

弘法大師御誕生1250年記念事業では、弘法大師様のご生涯や四国霊場の縁起が描かれた特製の「88記念カード」が授与されます。

72 衆生済度の御遺告

御入定は大師の最期の御修行これにより永遠の同行二人の救済者となられた

カードのデザインは四国内のデザイン専門学生の生徒が手掛け、若い人にもお遍路をしてもらいたいとの思いが込められているのだとか。

各札所分すべて集めると、以下のようにパネルが完成し物語が完成するというものです。

私がお勧めする納経帳・御影帳 これさえあれば大丈夫!!

 

アクセスと駐車場情報!

普通駐車場は、80台ほどあり、200円で駐めることができます!

アクセスはしやすく、善通寺インターチェンジから観音寺市内向きに県道33号線(旧国道11号線)へ。金蔵寺郵便局を左折するとすると着きます。

 

周辺のおすすめ施設を紹介

四国お遍路で急足でお寺からお寺に訪問するだけではもったいないです。周辺の観光スポットや施設、グルメをじっくり楽しむことをおすすめします。

おすすめ観光スポット

金刀比羅宮

琴平公園

父母ヶ浜

栗林公園

おすすめグルメ

讃岐うどん

四国八十八ヶ所 前後の札所を紹介!

四国八十八ヶ所の76番札所金倉寺の前後の札所は、75番札所善通寺と77番札所道隆寺です。

【四国お遍路第75番】善通寺参拝記!見どころ・納経など紹介!弘法大師生誕の地!

【四国お遍路第77番】道隆寺参拝記!見どころ・納経など紹介!眼病平穏の薬師!

香川県 讃岐の国 涅槃道場の札所の巡り方や札所まとめはこちらからどうぞ!

【香川県讃岐の国】四国八十八ヶ所 札所と巡り方を紹介!おすすめ施設・宿も合わせて紹介! 

まとめ

香川県も善通寺市や高松など数多くの名物料理や観光もあるので、じっくり楽しんでいきたいところです。

そして金倉寺は、善通寺市の平野にあるので生まれた故郷である弘法大師も、ここによく遊びに来てたと言われています。

続いてそのまま、四国八十八ヶ所お遍路旅第77番札所 道隆寺に向かいます!

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