【四国お遍路第71番】弥谷寺参拝記!見どころ・納経など紹介!山全体が仏の住む世界!

四国八十八ヶ所巡礼

四国お遍路で弥谷寺を参拝する人

「四国八十八ヶ所巡りで第71番札所の弥谷寺を巡礼するんだけど、弥谷寺ってどんな寺か知らないし、どこが見どころなのかもよくわからないな。あと、参拝の注意点や周辺のおすすめ施設とかもあると教えて欲しいな。」

今回はこういった疑問にお応えしていきます。

弥谷寺は、日本三大霊場の一つに数えられ、古来より霊山として崇められてきたお寺で、幼少時代の弘法大師が 学問修行に励んだ場所としても知られています。

今回は【四国八十八ヶ所第71番】弥谷寺の見どころや参拝の注意点、周辺のおすすめ施設などについて詳しく紹介していきます。

本記事を書いている20代の僕は、弘法大師ご誕生1250年の節目を機に、マイカーで巡礼しました。ただ勢いよく巡礼するのではなく、お寺の見どころや観光スポット、地元グルメを楽しみながらのんびり回ることを重点に四国お遍路の楽しさを紹介しています。

 

四国八十八ヶ所巡礼を始めたいんだけど、四国お遍路の旅がどんなもので、どのくらいの費用がかかるのかなどの、始め方やルール、楽しみ方をバッチリ紹介しています。気になることがあれば是非チェックしてみてください!

→四国お遍路の旅の始め方・楽しみ方をバッチリ紹介!

ではさっそく【四国八十八ヶ所第71番】弥谷寺の巡礼をみていきましょう。

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【四国八十八ヶ所第71番】弥谷寺の基本情報

四国八十八ヶ所第71番の弥谷寺は、聖武天皇の勅願により行基が開基したお寺です。

宗派 真言宗善通寺派 開基 行基
御本尊 千手観世音菩薩 創建 天平年間(729〜749) 
御詠歌 あくにんとゆきつれなんも弥谷寺 ただかりそめも良きともぞよき

御詠歌の意味は?

弥谷寺において、阿弥陀仏と雪連なんもを祀り、一時的なことでも良いと感じていることを表現しています。仏教的な要素と自然の中での感受性が交じり合った、静かで精神的な風景を詠んでいると考えられます。
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「弥谷寺」の実際の様子は?見どころも紹介

駐車場に車をとめてお寺の入り口に向かいます。駐車場は2カ所あり、仁王門の手前の無料駐車と山道を上がった先にある有料駐車場があります。

お寺の入り口である仁王門は、無料駐車場側にあります。

仁王門を進んで急な石段をひたすら登っていきます!この石段は108段あり、百八階段と言われ、頭脳を落とすと言われています。

石段は、大師堂までは262段+108段で、合計370段もあります。

石段の脇には、地蔵尊や五輪塔があちこちに置かれています。

石段を登り切ると分かれ道になっており、右手に本堂、左手に大師堂に分かれています。

本堂への参道には、途中手水舎と鐘があります。

参拝前に身を清めて本堂に向かいます!

石段の途中に岩壁に阿弥陀三尊などの仏が浮き彫りにされている磨崖仏が彫ってあります。注目の見どころスポット

磨崖仏像は、高さ約1mにも及ぶ阿弥陀三等で、大師が刻んだものと伝えられています。

舟形光背に包まれたその表情はとても柔和で、念仏を捧げると未来に極楽往生が約束されるともいわれており、厳かな気持ちにさせてくれます。

この付近に磨崖仏像を数多く見ることができ、霊気漂う山であることがわかります。

石段を登ると正面に見えるのがが本堂です。まるで岩壁を削って建っているかのようです。

本尊は、千手観世音菩薩です。残念ながら直接拝むことはできません。

ろうそくと線香をあげ、納め札と賽銭を納め、礼拝し読経します。

本堂から美しい讃岐平野を見渡すことができます。

そして分かれ道の左側には大師堂があります。

大師堂は、弘法大師がご本尊となります。

大師堂には、建物の一部が山にめり込んだ造りで「獅子之岩屋」と呼ばれる注目の見どころスポットの洞窟があります。

幼少の弘法大師はここで学問修行に励まれたのだとか! 大人になり唐から帰国したときにも、この洞窟を訪れ、恵果和尚より授かった五鈷鈴を納められたのです。

獅子が咆哮をあげた形に見えることから、その名がついた獅子之岩屋は、獅子の咆哮は仏の説法と同じという仏教の信仰から、岩屋の前で祈願すると、あらゆる厄災を獅子が食べ尽くしてくれるといわれて入りのだとか!

本尊納経と88大師メッセージ

88大師メッセージは、納経帳の左上に弘法大師様のお言葉や仏の教えにまつわる言葉を刻した記念印が押さます。お寺によって押印されるお言葉が異なるので、どのような言葉が押印されるか楽しみの一つです。

弥谷寺の納経

88大師メッセージ(記念印)

壽無涯 と書かれています。意味はこちら

御影と88大師カードを頂こう!

御影

御影とは、そのお寺に奉られているご本尊様が描かれており、ご本尊様の分身と言われています。
この御影は、「納経軸」または、「納経帳」に納経をいただくと無料でいただけます。

88大師カード

弘法大師御誕生1250年記念事業では、弘法大師様のご生涯や四国霊場の縁起が描かれた特製の「88記念カード」が授与されます。

7 学問に励まれる

大師御幼少の頃 八国寺 ( 弥谷寺 ) の獅子窟の薄暗い灯明の明かりで御勉学さる

カードのデザインは四国内のデザイン専門学生の生徒が手掛け、若い人にもお遍路をしてもらいたいとの思いが込められているのだとか。

各札所分すべて集めると、以下のようにパネルが完成し物語が完成するというものです。

私がお勧めする納経帳・御影帳 これさえあれば大丈夫!!

 

アクセスと駐車場情報!

普通駐車場は、100台ほどあり、無料と有料の両方あります!

アクセスはしやすく、さぬき豊中インターチェンジから高松市内向きに国道11号線・県道48号線へ進み、ふれあいパークみのの看板に沿って走り、右手少し上がった先にあります。

 

周辺のおすすめ施設を紹介

四国お遍路で急足でお寺からお寺に訪問するだけではもったいないです。周辺の観光スポットや施設、グルメをじっくり楽しむことをおすすめします。

おすすめ観光スポット

金刀比羅宮

琴平公園

父母ヶ浜

栗林公園

おすすめグルメ

讃岐うどん

四国八十八ヶ所 前後の札所を紹介!

四国八十八ヶ所の71番札所弥谷寺の前後の札所は、70番札所本山寺と72番札所曼荼羅寺です。

【四国お遍路第70番】本山参拝記!見どころ・納経など紹介!美しい佇まいの五重塔が寺のシンボル!

【四国お遍路第72番】曼荼羅寺参拝記!見どころ・納経など紹介!壮大な宇宙観を表す「曼荼羅」!

香川県 讃岐の国 涅槃道場の札所の巡り方や札所まとめはこちらからどうぞ!

【香川県讃岐の国】四国八十八ヶ所 札所と巡り方を紹介!おすすめ施設・宿も合わせて紹介! 

まとめ

香川県も善通寺市や高松など数多くの名物料理や観光もあるので、じっくり楽しんでいきたいところです。

そして弥谷寺は、幼少時代の弘法大師が学問修行に励んだ場所として、大師堂の奥の洞窟に残されている光景は神秘的です。

続いてそのまま、四国八十八ヶ所お遍路旅第72番札所 曼荼羅寺に向かいます!

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