【四国お遍路第25番】津照寺 参拝記!見どころ・納経など紹介!本尊は海の守り仏!

四国八十八ヶ所巡礼

四国お遍路で津照寺を参拝する人

「四国八十八ヶ所巡りで第25番札所の津照寺を巡礼するんだけど、津照寺ってどんな寺か知らないし、どこが見どころなのかもよくわからないな。あと、参拝の注意点や周辺のおすすめ施設とかもあると教えて欲しいな。」

今回はこういった疑問にお応えしていきます。

津照寺は、海で働く人の無事と豊漁を信仰する海の守り本尊として有名です。室戸港に寄り添う小山に建ち、太平洋が一望できる見晴らしの良いお寺です。

今回は【四国八十八ヶ所第25番】津照寺の見どころや参拝の注意点、周辺のおすすめ施設などについて詳しく紹介していきます。

本記事を書いている20代の僕は、弘法大師ご誕生1250年の節目を機に、マイカーで巡礼しました。ただ勢いよく巡礼するのではなく、お寺の見どころや観光スポット、地元グルメを楽しみながらのんびり回ることを重点に四国お遍路の楽しさを紹介しています。

 

四国八十八ヶ所巡礼を始めたいんだけど、四国お遍路の旅がどんなもので、どのくらいの費用がかかるのかなどの、始め方やルール、楽しみ方をバッチリ紹介しています。気になることがあれば是非チェックしてみてください!

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ではさっそく【四国八十八ヶ所第25番】津照寺の巡礼をみていきましょう。

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【四国八十八ヶ所第25番】津照寺の基本情報

四国八十八ヶ所第25番の津照寺は、この地で教えを説いていた際に弘法大師が自ら開基したお寺です。

宗派 真言宗豊山派 開基 弘法大師
御本尊 楫取延命地蔵菩薩 創建 大同2年(807)
御詠歌 法の舟入るか出づるかこの津寺 迷ふ我身をのせてたまへや

御詠歌の意味は?

仏教の教えと個人の信仰、修行に対する内省的な考えを探求しており、仏法への道を選ぶ決断とその難しさを詠んでいます。

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津照寺の物語

津照寺のご本尊である楫取延命地蔵菩薩には海の守神の信仰の元になった伝説が残されています。

慶長7年秋の頃に、山内家初代一豊公が室戸の沖で暴風雨に遭った際に、何処からともなく大僧が現れ船の楫を取って御船は無事室津の港に入港する事ができた。

ほっとした所で先程の大僧の姿が見えないが、探して津照寺へ参詣してみると本尊地蔵菩薩の体がびしょ濡れに濡れており、大僧が本尊地蔵菩薩であったことがわかったのです。

このことから、本尊は楫取地蔵とも呼ばれ、海上安全のご利益があるのだとか!

「津照寺」の実際の様子は?見どころも紹介

室津港の駐車場に車をとめてお寺の入り口である山門に向かいます。

お寺の参道の角にお遍路の駅という休憩スペースがあるので一服してから行きます。

お遍路の駅では室津港でとれた新鮮な金目鯛の丼が食べれるので是非立ち寄りたいスポットです!

室戸港からすぐのところに赤色の山門があり、山門をくぐるとかなり急な石段が見えてきます。

勾配がかなり急なこの階段は、125段の石段があり、石段の途中には竜宮城のような鮮やかな色合いの鐘楼門がそびえています。お寺のシンボルにもなっていて、別名「仏の灯台」とも呼ばれているようです。

鐘楼門の内部には、いつものように二体の像がありました。

鐘楼門なので鐘があり、自由につくことが可能です。

ここから見える景色はとても最高です。ここでさらに一服して石段を登り切ります。

反対から見るとこんな感じ。かなり急勾配なので少し怖いです。

 

登るとこじんまりとした手水舎がありました。

本堂はこちら。しっかりとした鉄筋コンクリート造の本堂です。

本尊は、楫取延命地蔵菩薩です。秘仏で直接拝むことはできません。

ろうそくと線香をあげ、納め札と賽銭を納め、礼拝し読経します。

階段を降りて山門のすぐ右側に大師堂があります。

大師堂は、弘法大師がご本尊となります。

参拝これで終わり〜〜!

本尊納経と88大師メッセージ

88大師メッセージは、納経帳の左上に弘法大師様のお言葉や仏の教えにまつわる言葉を刻した記念印が押さます。お寺によって押印されるお言葉が異なるので、どのような言葉が押印されるか楽しみの一つです。

津照寺の納経

88大師メッセージ(記念印)

と書かれています。意味はこちら

御影と88大師カードを頂こう!

御影

御影とは、そのお寺に奉られているご本尊様が描かれており、ご本尊様の分身と言われています。
この御影は、「納経軸」または、「納経帳」に納経をいただくと無料でいただけます。

88大師カード

弘法大師御誕生1250年記念事業では、弘法大師様のご生涯や四国霊場の縁起が描かれた特製の「88記念カード」が授与されます。

81  中務茂兵衛の道標石
茂兵衛さんは道標石 二百三十七基建立 巡拝回数二百八十回 生き仏と言われる

カードのデザインは四国内のデザイン専門学生の生徒が手掛け、若い人にもお遍路をしてもらいたいとの思いが込められているのだとか。

各札所分すべて集めると、以下のようにパネルが完成し物語が完成するというものです。

私がお勧めする納経帳・御影帳 これさえあれば大丈夫!!

 

アクセスと駐車場情報!

室津港の普通駐車場は30台ほどあり、無料で駐めることができます!

アクセスはしやすく、南国インターチェンジから、室戸を目指す方向で国道32号線・国道55号線と走り、室戸市浮津の高知信用金庫ATMがある左カーブの手前を右折、約100m走り町の案内板の前を左折、約400m道なりに走ると着きます。

 

周辺のおすすめ施設を紹介

四国お遍路で急足でお寺からお寺に訪問するだけではもったいないです。周辺の観光スポットや施設、グルメをじっくり楽しむことをおすすめします。

おすすめ観光スポット

室戸世界ジオパークセンター

青年大師像

御蔵洞

室戸岬遊歩道

おすすめグルメ

室戸キンメ丼

カツオのたたき

清水さば

四国八十八ヶ所 前後の札所を紹介!

四国八十八ヶ所の25番札所津照寺の前後の札所は、24番札所最御崎寺と26番札所金剛頂寺です。

【四国お遍路第24番】最御崎寺 参拝記!見どころ・納経など紹介!室戸岬に立つ土佐の国最初の札所!

【四国お遍路第26番】金剛頂寺 参拝記!見どころ・納経など紹介!捕鯨の町を見守るお寺!

高知県 土佐の国 修行道場の札所の巡り方や札所まとめはこちらからどうぞ!

【高知県土佐の国】四国八十八ヶ所 札所と巡り方を紹介!おすすめ施設・宿も合わせて紹介!

まとめ

四国八十八ヶ所の津照寺は、海の守神として海上安全のご利益があり、ご本尊がびしょ濡れになりながらも舵取りをしてくれる伝説があるほど、興味深いお寺でした。

続いてそのまま、四国八十八ヶ所お遍路旅第26番札所 金剛頂寺寺に向かいます!

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