【四国お遍路第66番】雲辺寺 参拝記!見どころ・納経など紹介!涅槃道場始まりの寺!

四国八十八ヶ所巡礼

四国お遍路で雲辺寺を参拝する人

「四国八十八ヶ所巡りで第66番札所の雲辺寺を巡礼するんだけど、雲辺寺ってどんな寺か知らないし、どこが見どころなのかもよくわからないな。あと、参拝の注意点や周辺のおすすめ施設とかもあると教えて欲しいな。」

今回はこういった疑問にお応えしていきます。

雲辺寺は、香川と徳島の県境をまたぐ雲辺寺山(標高927m)の山頂にあり、霊場の中で最高峰に位置し、僧侶の学問修行の場として栄えたことから、別名「四国高野」とも呼ばれています。所在地は徳島県だが、讃岐「涅槃の道場」最初の霊場です。

今回は【四国八十八ヶ所第66番】雲辺寺の見どころや参拝の注意点、周辺のおすすめ施設などについて詳しく紹介していきます。

本記事を書いている20代の僕は、弘法大師ご誕生1250年の節目を機に、マイカーで巡礼しました。ただ勢いよく巡礼するのではなく、お寺の見どころや観光スポット、地元グルメを楽しみながらのんびり回ることを重点に四国お遍路の楽しさを紹介しています。

 

四国八十八ヶ所巡礼を始めたいんだけど、四国お遍路の旅がどんなもので、どのくらいの費用がかかるのかなどの、始め方やルール、楽しみ方をバッチリ紹介しています。気になることがあれば是非チェックしてみてください!

→四国お遍路の旅の始め方・楽しみ方をバッチリ紹介!

ではさっそく【四国八十八ヶ所第66番】雲辺寺の巡礼をみていきましょう。

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【四国八十八ヶ所第66番】雲辺寺の基本情報

四国八十八ヶ所第66番の雲辺寺は、弘法大師がが16歳のときに善通寺(第75番)の建材を求めて登山した際、深遠な霊山に心うたれて開基したお寺です。

宗派 真言宗御室派 開基 弘法大師
御本尊 千手観世音菩薩 創建 延暦8年(789)
御詠歌 はるばると雲のほとりの寺に来て 月日を今は麓にぞ見る

御詠歌の意味は?

「遠くから雲の近くの寺に来て、今は時間の経過を山の麓で感じている」となります。長い旅や困難を経て辿り着いた場所で、時間の流れや自然の変化を感じながら、静かな寺の場所で心を落ち着かせている様子が描かれているかもしれません。また、月日が過ぎる中で何かを感じ取り、また新たな視点で物事を捉えるといった意味合いも込められているかもしれません。
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「雲辺寺」の実際の様子は?見どころも紹介

雲辺寺は「四国高野」とも呼ばれ、標高927mの雲辺寺山の山頂付近に境内があり、四国霊場の中で標高がもっとも高いところにあります。

「遍路ころがし」と呼ばれる難所とされていましたが、現在は麓の駐車場からロープウエーで山頂駅へまで一気に登ることができ、気軽に行くことができます。

切符を買い、山頂駅に向かいます。

運行開始は7時20分からで、終わりは17時まで。時間を過ぎると自力で登山道を下山しなくてはいけないので注意が必要です。往復2200円。

ロープウェイからは瀬戸内海の島々を見渡せることができ、圧巻の景色です。

全長2594mあり、高低差657mと壮大なロープウェイになり、中央の柱脚間が長距離のためスリルある体験ができます。

10分ほどで山頂に到着。

ロープウェイ山頂駅から寺に向かって歩いていきます。途中県境を示すプレートを発見!

雲辺寺は、香川と徳島の県境をまたぐ雲辺寺山にあり、実際の住所は徳島県ですが、香川県涅槃道場の最初のお寺になっています。

お寺の参道を進んでいくと、参道脇には、500体もの五百羅漢がずらりと並んでいます。

圧巻の風景。

これらは中国福建省にある五百羅漢院の像を模して作られたものだそうで、一つひとつの羅漢像の豊かな表情に思わず足が止まります。

五百羅漢を抜けると仁王門が見えてきます。

仁王門は風格ある佇まいの門です。門の両脇には仁王像がいます。

門の裏には、わらじが奉納されています。

門を進んで登っていくと、大師堂が先に見えてくるので、門の脇道から本堂へ向かいます。

そして正面に見えるのがが本堂です。

本尊は、千手観世音菩薩です。弘法大師は本尊を彫造して、仏舎利と毘廬遮那法印(仏法石)を山中に納めて七仏供養をし、霊場と定められた。残念ながら秘仏で直接拝むことはできません。

ろうそくと線香をあげ、納め札と賽銭を納め、礼拝し読経します。

本堂横の持仏堂の脇には、注目の見どころスポットおたのみなすがあります。

ナスの形をしたプロンズ製の腰掛けは、顔を掛けながら腰掛けるとご利益があるといわれており、なすは「成す」に通じ、「なすの花はひとつ残らず実になる(成る)」ことから、これに座って「お頼みなす」と願をかければ、願いが叶うとされているのだとか!

そして大師堂は仁王門の先にあります。

大師堂は、弘法大師がご本尊となります。

大師堂の手間には、注目の見どころスポットである、中にお経が納められた「マニ車」と呼ばれる仏具が奉納されています。

これを一回転させると、お経を一度唱えるのと同じ功徳があるといわれ ている、ありがたい宝珠。ぜひ、お試しあれ!

参拝はこれで以上となりますが、雲辺寺の周辺には若者に人気の観光スポットがので散策していきましょう!

参道をどんどん真っ直ぐ進んでいくと、雲辺寺山頂公園と毘沙門天展望館があります。

山頂公園には、讃岐平野や瀬戸内海を眼下に漕ぐ事ができる木製の「天空のブランコ」や、絶景をバックに記念撮影ができるフォトフレーム、カラフルで可愛い様々なベンチなどフォトスポットがたくさん置いてありました。

ロープウェイに乗っている時から若者の女性の姿が多いなと感じていましたが、どうやらここが目的に来られたのだとわかりました。インスタ映えスポットとして人気のようみたいですね。

公園の一角には毘沙門天展望館があります。

展望台スペースに高さ10mの日本一の毘沙門天像が安置されています。

展望館からは香川県、徳島県、愛媛県の三県が望める360度の大パノラマです。

本尊納経と88大師メッセージ

88大師メッセージは、納経帳の左上に弘法大師様のお言葉や仏の教えにまつわる言葉を刻した記念印が押さます。お寺によって押印されるお言葉が異なるので、どのような言葉が押印されるか楽しみの一つです。

雲辺寺の納経

88大師メッセージ(記念印)

三心平等 と書かれています。意味はこちら

御影と88大師カードを頂こう!

御影

御影とは、そのお寺に奉られているご本尊様が描かれており、ご本尊様の分身と言われています。
この御影は、「納経軸」または、「納経帳」に納経をいただくと無料でいただけます。

88大師カード

弘法大師御誕生1250年記念事業では、弘法大師様のご生涯や四国霊場の縁起が描かれた特製の「88記念カード」が授与されます。

50 四国霊場御開創

お四国は弘法大師御誕生御修成道の聖地で四十二才の時御開創されたと伝う

カードのデザインは四国内のデザイン専門学生の生徒が手掛け、若い人にもお遍路をしてもらいたいとの思いが込められているのだとか。

各札所分すべて集めると、以下のようにパネルが完成し物語が完成するというものです。

私がお勧めする納経帳・御影帳 これさえあれば大丈夫!!

 

アクセスと駐車場情報!

普通駐車場は、400台ほどあり、無料で駐めることができます!

アクセスはしやすく、大野原インターチェンジから高松市内向きに国道11号線・県道8号線へ進み、ロープウェイの看板に沿って山道を走れば、雲辺寺ロープウェイ乗り場に着きます。

 

周辺のおすすめ施設を紹介

四国お遍路で急足でお寺からお寺に訪問するだけではもったいないです。周辺の観光スポットや施設、グルメをじっくり楽しむことをおすすめします。

おすすめ観光スポット

金刀比羅宮

琴平公園

父母ヶ浜

栗林公園

おすすめグルメ

讃岐うどん

四国八十八ヶ所 前後の札所を紹介!

四国八十八ヶ所の66番札所雲辺寺の前後の札所は、65番札所三角寺と67番札所大興寺です。

【四国お遍路第65番】三角寺 参拝記!見どころ・納経など紹介!愛媛県最後の関所寺!

【四国お遍路第67番】大興寺参拝記!見どころ・納経など紹介!二大宗派の修行場として栄えた異色の寺院!

香川県 讃岐の国 涅槃道場の札所の巡り方や札所まとめはこちらからどうぞ!

【香川県讃岐の国】四国八十八ヶ所 札所と巡り方を紹介!おすすめ施設・宿も合わせて紹介! 

まとめ

香川県も善通寺市や高松など数多くの名物料理や観光もあるので、じっくり楽しんでいきたいところです。

そして雲辺寺は、讃岐の国の1番札所で、四国霊場の中で標高がもっとも高いところにあり、雲のほとりで天に向かって結願を願いたい所です!涅槃道場のスタートです!

続いてそのまま、四国八十八ヶ所お遍路旅第67番札所大興寺に向かいます!

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