【四国お遍路第75番】善通寺参拝記!見どころ・納経など紹介!弘法大師生誕の地!

四国八十八ヶ所巡礼

四国お遍路で善通寺を参拝する人

「四国八十八ヶ所巡りで第75番札所の善通寺を巡礼するんだけど、善通寺ってどんな寺か知らないし、どこが見どころなのかもよくわからないな。あと、参拝の注意点や周辺のおすすめ施設とかもあると教えて欲しいな。」

今回はこういった疑問にお応えしていきます。

善通寺は、弘法大師・空海の誕生の地として知られる真言宗善通寺派の総本山。創建当初の東院の伽藍は、弘法大師が密教を学んだ、長安・青龍寺を模して建立したもので、京都の東寺、和歌山 の高野山金剛峰寺とともに空海三大霊跡の一つとされています。

今回は【四国八十八ヶ所第75番】善通寺の見どころや参拝の注意点、周辺のおすすめ施設などについて詳しく紹介していきます。

本記事を書いている20代の僕は、弘法大師ご誕生1250年の節目を機に、マイカーで巡礼しました。ただ勢いよく巡礼するのではなく、お寺の見どころや観光スポット、地元グルメを楽しみながらのんびり回ることを重点に四国お遍路の楽しさを紹介しています。

四国八十八ヶ所巡礼を始めたいんだけど、四国お遍路の旅がどんなもので、どのくらいの費用がかかるのかなどの、始め方やルール、楽しみ方をバッチリ紹介しています。気になることがあれば是非チェックしてみてください!

→四国お遍路の旅の始め方・楽しみ方をバッチリ紹介!

ではさっそく【四国八十八ヶ所第75番】善通寺の巡礼をみていきましょう。

スポンサーリンク

【四国八十八ヶ所第75番】善通寺の基本情報

四国八十八ヶ所第75番の善通寺は、弘法大師が開基したお寺です。真言宗善通寺派の総本山・善通寺は高野山、東寺とともに大師三大霊跡の一つに数えられ、弘法大師誕生の地でもあります。創建は大同2年(807)、唐から帰国した弘法大師が生まれ故郷に真言密教の根本道場を建立したのが始まりです。

宗派 真言宗善通寺派 開基 弘法大師
御本尊 薬師如来 創建 大同2年(807
御詠歌 我すまばよもきゑはてじ善通寺 ふかきちかいの法のともしび

御詠歌の意味は?

自分を清め、穢れを善通寺で洗い清め、深い智慧の法の光明に導かれることを表現しています。これは、日蓮聖人の教えの中で、清浄な心と深い智慧を持ち、善通寺の法灯(法の光)に導かれながら生きることの重要性を強調しています。
スポンサーリンク

「善通寺」の実際の様子は?見どころも紹介

駐車場に車をとめてお寺の入り口に向かいます。

4万5000mもの広さを誇る善通寺の境内は、「伽藍」と呼ばれる東院と、「誕生院」と呼ばれる西院に分かれています。

東院は、創建以来の寺域であり、金堂と呼ばれる本堂や、五重塔、釈迦堂などが建っています。西院は、大師が誕生された佐伯家の邸宅跡や、拝殿、中殿、供養殿、奥殿を有する御影堂(大師堂)が佇んでいます。

お寺の入り口は駐車場からこの川を渡っていくと正覚門が見えてきます。

正覚門を入ると誕生院である正院になるので、境内を通り過ぎてまず本堂がある東院に向かいます。

仁王門は東院と西院の真ん中にあります。

門の両側にはお馴染みの金剛力士像が立っています。

仁王門を進んで参道を進んでいくと、再び門が見えてきました。

こちらの門は中門と呼ばれる門で、後ろの五重塔と相まって迫力があります。

境内に入ると五重塔がそびえ、木造としては日本で3番目の高さを誇る五重塔です。総ケヤキ造りで五層目に大日如来を安置されています。

境内に堂々と佇むのが本堂です。

本堂の手前には手水舎があります。参拝前に身を清めて本堂に向かいます!

金堂(本堂)は、四国地方に稀な本格的な禅宗様仏殿の形式をもつ建物で、中には江戸時代の仏師、運長が刻んだ薬師如来がまつられています。嬉しいことに直接拝むことができます!

ろうそくと線香をあげ、納め札と賽銭を納め、礼拝し読経します。

東院の隅には、大楠の木があります。樹齢1000年。

次に誕生院である正院に向かいます。

西院は仁王門から駐車場側の方進んでいくと、屋根のある回廊が見えてきます。

そして回廊の正面に大師堂です。

御影堂(大師堂)は、弘法大師が誕生した佐伯氏の屋敷跡に建っており、弘法大師は奥殿のあるある場所で誕生したのだとか!

宝物館セットで「戒壇巡り」が500円で可能です。

これは「南無大師遍照金剛」と唱えながら地下の暗闇を歩く修行のことで、暗闇のなかに身を置くことにより、普段は発散している自分の気を内側に向かわすことができ、今までの行動や生き方を内省することができるのだとか!

途中、再現した弘法大師のお声も聞くことができます。

暗闇の中に突如、異世界に来たかのような空間があります。

「悪行のある者は出られない」といわれるが、大師を慕い、精進して歩けば、いずれは大師が明るい灯をともしてくれます。ぜひお試しあれ!

本尊納経と88大師メッセージ

88大師メッセージは、納経帳の左上に弘法大師様のお言葉や仏の教えにまつわる言葉を刻した記念印が押さます。お寺によって押印されるお言葉が異なるので、どのような言葉が押印されるか楽しみの一つです。

善通寺の納経

88大師メッセージ(記念印)

四恩 と書かれています。意味はこちら

御影と88大師カードを頂こう!

御影

御影とは、そのお寺に奉られているご本尊様が描かれており、ご本尊様の分身と言われています。
この御影は、「納経軸」または、「納経帳」に納経をいただくと無料でいただけます。

88大師カード

弘法大師御誕生1250年記念事業では、弘法大師様のご生涯や四国霊場の縁起が描かれた特製の「88記念カード」が授与されます。

2 御誕生御幼名は真魚

印度の聖人が飛来 母君の懐に入る夢を見て御懐妊 大師善通寺で誕生さる

カードのデザインは四国内のデザイン専門学生の生徒が手掛け、若い人にもお遍路をしてもらいたいとの思いが込められているのだとか。

各札所分すべて集めると、以下のようにパネルが完成し物語が完成するというものです。

私がお勧めする納経帳・御影帳 これさえあれば大丈夫!!

 

アクセスと駐車場情報!

普通駐車場は、220台ほどあり、有料300円で駐めることができます!

アクセスはしやすく、善通寺インターチェンジから琴平町向きに国道319号線へ。西原北交差点を右折、県道4号線を直進すると西院に繋がる大駐車場に着きます。

 

周辺のおすすめ施設を紹介

四国お遍路で急足でお寺からお寺に訪問するだけではもったいないです。周辺の観光スポットや施設、グルメをじっくり楽しむことをおすすめします。

おすすめ観光スポット

金刀比羅宮

琴平公園

父母ヶ浜

栗林公園

おすすめグルメ

讃岐うどん

四国八十八ヶ所 前後の札所を紹介!

四国八十八ヶ所の75番札所善通寺の前後の札所は、74番札所甲山寺と76番札所金倉寺です。

【四国お遍路第74番】甲山寺 参拝記!見どころ・納経など紹介!毘沙門天に守られた小山のお寺!

【四国お遍路第76番】金倉寺 参拝記!見どころ・納経など紹介!子授けや安産に霊験あらたか!

香川県 讃岐の国 涅槃道場の札所の巡り方や札所まとめはこちらからどうぞ!

【香川県讃岐の国】四国八十八ヶ所 札所と巡り方を紹介!おすすめ施設・宿も合わせて紹介! 

四国八十八ヶ所巡礼を始めたいんだけど、四国お遍路の旅がどんなもので、どのくらいの費用がかかるのかなどの、始め方やルール、楽しみ方をバッチリ紹介しています。気になることがあれば是非チェックしてみてください!

→四国お遍路の旅の始め方・楽しみ方をバッチリ紹介!

まとめ

香川県も善通寺市や高松など数多くの名物料理や観光もあるので、じっくり楽しんでいきたいところです。

そして善通寺は、弘法大師・空海の誕生の地として知られる真言宗善通寺派の総本山で、空海三大霊跡の一つです。「戒壇巡り」の大師の声に、今までの行動や生き方を内省するいい機会でした!

続いてそのまま、四国八十八ヶ所お遍路旅第76番札所 金倉寺に向かいます!

記事の共有・ブログの購読

最後まで読んで頂きありがとうございます。

今後も役に立つおもしろい記事を配信し作っていきます‼︎

コメント

タイトルとURLをコピーしました