今回は、九州の福岡、佐賀、熊本、鹿児島を巡る旅。
旅のテーマは「九州復興旅」です。
今回の旅は、福岡から佐賀を経由して熊本へ向かい、阿蘇の大自然を楽しんだ後、鹿児島へと南下するルートです。熊本城や桜島などの名所に加え、熊本地震の震災遺構や復興関連施設、吉野ヶ里遺跡、知覧などを訪れ、九州の歴史や文化にも触れていきます。もちろん、博多ラーメンなどのご当地グルメや、ホテルのプール、温泉でのんびり過ごす時間も楽しみのひとつ。観光も歴史探訪もリフレッシュも満喫する、盛りだくさんの九州復興旅です!
旅を通じてできる復興支援

復興支援といえば募金が思い浮かびますが、復興を応援する方法は、それだけではありません。
自分が好きなのは、実際に現地を訪れ、お金を使うことで地域を応援する方法です。地元のホテルに宿泊し、飲食店で食事をし、観光施設を巡り、お土産を購入する。こうした何気ない旅行の行動も、地域で働く人々や事業者の収入につながり、地域経済を支える力になります。単にお金を送るだけでなく、現地の魅力を自分の目で確かめながら、直接地域に関わることができるのも、この方法の魅力です。
特に、募金については、集められたお金が実際にどのように使われ、誰に届いているのか、気になることもあります。すべての募金が適切に使われていないというわけではありませんが、寄付先によっては用途不明金や横領などする団体もあります。だからこそ、募金をする際には、自分でしっかりと運営団体の情報や活動実績、資金の使い道などを確認することも大切だと考えています。
その点、旅行であれば、自分が支払ったお金が宿泊費や食事代、入場料などとして、現地の事業者に直接渡ることを実感できます。もちろん、旅行による消費のすべてが被災地の復興に直結するわけではありません。それでも、地域を訪れ、その土地の魅力を知り、現地でお金を使うことには意味があると思います。
また、実際に訪れることで、ニュースやインターネットだけでは分からない地域の現状を知ることもできます。前回の能登半島復興旅に引き続き、今回の九州旅も、そんな思いから計画しました。
能登半島復興旅の被災直後の旅の様子はこちらからどうぞ!

2026年は、2016年の熊本地震から10年という節目の年ですが、今年7月28日にも熊本県で最大震度7を観測する大地震が発生し、復興への歩みが続くなかで起きた新たな地震に、改めて被災地 熊本を訪れ、熊本城や阿蘇の風景を自分の目で見て、現地の飲食店や宿泊施設を利用し、旅を楽しみながら現地でお金を使うことで、地域の事業者や観光の支えに少しでもつながればと思います。
九州旅のスタートは福岡。

まずは元寇遺跡。元寇は鎌倉時代に元軍が日本へ襲来した出来事で、博多周辺はその歴史と遺跡が残っています。
元寇とは、鎌倉時代にモンゴル帝国(元)が日本へ侵攻した出来事です。1274年と1281年の2度にわたり、元軍は九州北部に上陸して日本軍と戦いました。日本の歴史を大きく揺るがした出来事であり、福岡には今も元寇にまつわる史跡が残されています。

現在の福岡の街並みからは想像しにくいですが、かつて日本の存亡を左右するような戦いが繰り広げられた場所でもあります。

元寇が攻めてきた海岸。
歴史好きとしては、こうした背景を知りながら街を歩くのも旅の楽しみのひとつです。
そして、福岡といえばやっぱり博多グルメ!夜は中洲の屋台街へ向かい、福岡らしい活気を感じながら博多ラーメンを味わいます。

屋台が並ぶ夜の街は独特の雰囲気があり、地元の食文化を身近に感じられるのも魅力。旅の始まりから、歴史とグルメの両方を楽しみます。

佐賀県から熊本へ

2日目は佐賀の吉野ヶ里遺跡から熊本城へ向かいます。福岡から佐賀県へ向かい、吉野ヶ里遺跡を訪れます。弥生時代の大規模な環濠集落として知られる吉野ヶ里遺跡は、当時の人々の暮らしや社会の様子を知ることができる貴重な場所!

復元された建物や集落の様子を見ながら、現代とは大きく異なる時代の生活に日本の歴史を古代からたどれるのも、今回の旅の面白いところです。
その後は熊本へ移動し、熊本城を観光します。

熊本城は日本を代表する名城のひとつですが、2016年の熊本地震では石垣や建物などに大きな被害が発生しました。その後、長い時間をかけて復旧が進められ、熊本の復興を象徴する存在となっていますが、今年2026年の地震でまた石垣が崩壊しています。


熊本の観光を楽しんだ後は、阿蘇名物の「あか牛丼」をいただきました。赤身の旨みが詰まったあか牛に、旅先ならではのご当地グルメを満喫。あか牛丼などのご当地グルメを楽しむことも、地元のお店にお金を落とし、地域の復興を応援することにつながります。

熊本阿蘇

3日目は阿蘇の大自然と熊本地震の記憶に触れる!熊本観光で外せないのが阿蘇。
広大な草原や雄大な山々が広がり、火山が生み出した独特の地形を楽しめる九州屈指の自然スポットです。市街地とはまったく異なる景色が広がり、ドライブするだけでも気持ち良い場所。

阿蘇山周辺では、火山活動によって形成された景観を楽しみながら、自然の迫力を体感します。ただ、火口周辺は火山ガスや活動状況によって立入規制され、この日は火口近くまでは行けませんでしたが火山が生み出した独特の地形を山の上から眺めながら、阿蘇ならではのスケールの大きな風景が味わえました。

また、熊本地震について学べる施設にも立ち寄ります。地震による被害や当時の状況、復興に向けた取り組みを知ることで、観光だけでは見えてこない熊本の姿を展示を通して学べます。
熊本地震震災ミュージアム KIOKU

熊本地震震災ミュージアム KIOKUは、2016年に発生した熊本地震の記憶と教訓を後世に伝えるための施設です。館内では、地震発生当時の映像や写真、被災した物品などが展示されており、震災の被害や当時の状況を知ることができます。


土石流が起きた実際の場所と当時の様子を比較してみます。


また、熊本の地形や断層、地震が発生する仕組みについても学べるほか、復興への取り組みや防災の大切さについて考えることができます。

展示は、主に地震発生時の記録、熊本の大地と地震の仕組み、震災の教訓と復興という視点から構成されています。単に被害の大きさを知るだけでなく、地震がなぜ起こるのか、災害にどう備えるべきなのかを学べる施設です。

東海大学 阿蘇校舎1号館

KIOKUに隣接する旧東海大学阿蘇校舎1号館は、熊本地震で被災した建物を震災遺構として保存・公開している施設です。地震によって大きな被害を受けた校舎が当時の姿を残しており、実際の建物を通して震災の爪痕を感じることができます。



敷地内には地震によって生じた地表地震断層も保存されており、地面のずれや変形を実際に見ることができます。地震の力が大地や建物にどのような影響を与えたのかを、目で見て学べる貴重な場所です。

KIOKUで震災の記録や教訓を学び、旧東海大学阿蘇校舎1号館で実際の被害を目の当たりにすることで、熊本地震の活断層の恐ろしさと防災の重要性を改めて考える機会になります。

鹿児島へ!桜島と市内観光を楽しむ

熊本を満喫した後は、さらに南下して鹿児島へ。まず鹿児島のシンボルともいえる桜島。
錦江湾にそびえる桜島は、鹿児島の街からも存在感を放つ活火山。


桜島の景色を楽しんだ後は、鹿児島市内の歴史ある街並みや名所を巡ります。
まず最初に鹿児島を代表する観光名所 仙巌園を訪れました。

仙巌園は、薩摩藩主・島津家の別邸として造られた歴史ある大名庭園で、雄大な桜島と錦江湾を借景にした美しい景観が魅力で、庭園を散策しながら薩摩の歴史や文化に触れることができます。

桜島を望む美しい庭園と薩摩の歴史が融合した、鹿児島ならではの魅力を感じられる場所で、熊本とはまた違った歴史や雰囲気があり、同じ九州でも地域ごとの違いを感じられます。

仙巌園の散策後、園内にある「桜華亭」で昼食。鹿児島名物の黒豚しゃぶしゃぶを味わいながら、目の前に広がる雄大な桜島を眺める贅沢なひととき。鹿児島ならではの食と絶景を同時に楽しめる、旅の楽しみが詰まった昼食です。


次に近くにある旧集成館に向かいます。

幕末に薩摩藩主・島津斉彬が進めた近代化事業「集成館事業」の跡地です。欧米列強に対抗するため、製鉄や造船、紡績、ガラス製造など幅広い分野の技術導入に取り組み、園内に残る反射炉跡は、鉄を溶かして大砲を造るために築かれた施設で、現在も当時の炉の基礎部分を見ることができます。

日本の近代化を目指した薩摩藩の先進的な取り組みを知り、時代を切り開こうとした人々の情熱を感じることができます。
ホテルで過ごす時間も楽しみのひとつ。プール付きのホテルに宿泊し、観光の合間にはプールでのんびり過ごします。

旅行というと、つい予定を詰め込んでしまいがちですが、せっかくの連休なのでホテルでリラックスする時間も大切にしたいところ。
せっかくなので桜島ビューの部屋を予約!


ARTホテルで、観光とリゾート気分を両立させながら、鹿児島での滞在を楽しみます。
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夜は、鹿児島で人気のとんかつ店「とんかつ川久」へ。注文したのは、鹿児島名物の黒豚を使ったとんかつです。

衣はサクサク、中の豚肉はやわらかく、噛むほどに黒豚の旨みと脂の甘みが広がります。昼は黒豚しゃぶしゃぶ、夜は黒豚とんかつと、鹿児島ならではのご当地グルメを存分に堪能した贅沢な一日です。
知覧特攻平和会館と武家屋敷を訪ねる

鹿児島2日目。鹿児島で訪れたい場所のひとつが知覧です。
知覧は、太平洋戦争末期に陸軍の特攻基地が置かれた場所として知られています。1945年、沖縄戦において、多くの若い隊員たちが航空機で敵艦に体当たりする特攻作戦に出撃し、命をおとしています。
知覧特攻平和会館には、隊員たちの遺書や手紙、遺品などが展示されており、当時の歴史や戦争の悲惨さ、平和の尊さを伝えています。

知覧周辺には、特攻に関する史跡や戦争の記憶を伝える場所が数多く残されており、当時の歴史をさまざまな角度から知ることができます。

富屋食堂は、太平洋戦争末期に知覧の特攻隊員たちが通った食堂です。女将の鳥濱トメさんは、出撃を控えた若い隊員たちを温かく迎え、母親のように接したことで知られています。現在は「ホタル館 富屋食堂」として、鳥濱トメさんや特攻隊員たちにまつわる資料が展示され、当時の人々の交流や戦争の記憶を伝えています。

昼ごはんは、知覧にある知覧桜見亭で、といのずしをいただきました。といのずしは、鹿児島の郷土料理の一つで、酢飯に魚や野菜などを合わせ、地域ならではの味わいを楽しめる料理です。

知覧の歴史を巡る合間に、鹿児島ならではの食文化にも触れることができます。
続いて、知覧武家屋敷庭園群へ。美しい生垣や石垣、趣のある庭園が残されており、かつての武家社会の面影を感じられる場所です。


歴史ある風景と特攻平和会館で戦争の記憶に触れ、鹿児島の歴史を異なる角度から知ることができます。
観光を楽しんだ後は、ホテルの温泉でリラックス。

サンロイヤルホテルは、最上階にある展望温泉から、雄大な桜島と錦江湾を一望!湯船に浸かりながら鹿児島ならではの絶景を楽しみ、旅の疲れをゆっくりと癒やす贅沢なひとときを過ごせます。
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最終日

九州旅の締めくくりは早朝のホテルの温泉に入って帰ります。
まとめ

いろいろな楽しみを詰め込んだ九州復興旅ですが、復興支援に決まった形はありませんが、募金をすることも、現地を訪れてお金を使うことも、それぞれに意味があると思います。その中でも、自分は実際に現地を訪れ、食事や宿泊、観光を通じて地域を応援できる、直接実感できる方法がやっぱり好きです。
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